THE KUROSAKIC RADICAL

こちらは『闇の末裔』の密を幸せにするサイトでしたが、
サーバー廃業により、当面、ブログで密を愛することにしました。

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18禁闇末小説『GO!漢密』6

2017-04-21 09:02:18 | 小説
  漢は密邑リンチで♯2
 
 邑輝の手の生爪も全て剥ぎ取り、全ての傷に塩を揉み込み終わると、密は倶梨伽羅を休憩させた。
 邑輝はというと、荒い息を繰り返しながら、痛みに身を捩っている。
 「よしよし、よくやったな。倶梨伽羅」
 真っ青な顔をしている倶梨伽羅の頭を、密が優しく撫でる。
 「倶梨伽羅龍王というからには、残酷でもっと恐ろしいものと思っていたよ」
 伯爵は倶梨伽羅に紅茶を出すよう指示しながら、可笑しそうに倶梨伽羅に笑いかけた。
 倶梨伽羅はティーカップを受け取ると、カタカタと鳴るそれに、初めて自分が小刻みに震えていたことを知った。
 「ほんとに悪かったな、倶梨伽羅。お前のことだから、てっきりこういうのは問題ないと思った」
 酷い言種じゃ、と言い返す元気は、倶梨伽羅に残っていなかった。
 「でも堪えてくれてありがとうな、倶梨伽羅」
 (そ、その言葉には弱いのじゃ)
 塩をかけられたナメクジのように、密の言葉で倶梨伽羅はへなへなとデレた。
 
 
 10分後。
 「倶梨伽羅、邑輝の服を全て脱がせ」
 「なんじゃと!?まだ何かするつもりなのか!?」
 やっと気分の落ち着いた倶梨伽羅は、続きがあることに声を裏返させて驚いた。
 「バカ。当たり前だ」
 「この程度の拷問で晴れる恨みはいかほどか、考えてみるといい、倶梨伽羅」
 伯爵はすっかり気に入った密の背を撫でながら、倶梨伽羅に微笑んだ。
 「それが済んだら、この有刺鉄線を焼いてくれ」
 邑輝の服を脱がし終えた倶梨伽羅は、意味が分からないながらも、密の言う通りにした。意味が分からなくても従わなければならないということは理解していた。
 「この焼いて熱を持った有刺鉄線で邑輝を縛り上げるんだ。縛り方は」
 「金縛りがかかっていて動けぬのに何故じゃ?必要なかろう」
 「フフフ。必要かどうかではないんですよ。熱した有刺鉄線を巻かれたら痛いでしょう。熱いでしょう。その上で痛いことをされたら、どうしても身じろいでしまうでしょう。そうすると皮膚に有刺鉄線が刺さって、さらに痛くなるんですよ。そんなことも想像つかないんですか、君は」
 邑輝の最後の言葉にムカッときて、倶梨伽羅は密の指示通りの縛り方で、邑輝を縛り上げた。
 「あぁ!熱い、いいですねぇ。あああ、こうして悶えると有刺鉄線が食い込んで痛いし、首が絞まって苦しいです」
 どこか恍惚とした様子の邑輝が、倶梨伽羅には不気味でならなかった。今すぐ焼き殺してしまいたい。
 「次はこの蝋燭の蝋を、生爪を剥いだ指先に垂らせ、倶梨伽羅」
 蝋燭を受け取ると、倶梨伽羅は眉を顰めながら、邑輝の爪の無い指先に蝋を垂らしていった。
 「ひいいい!いい!熱い!」
 「うむ、いい悲鳴だね」
 「本当ですね」
 伯爵と二人並んで邑輝の悲鳴を楽しみながら、密は、天井の豪華なシャンデリアを見上げた。
 それに気づいて、伯爵がにこやかに言う。
 「それを使ってもらって構わないよ、密。壊れたりしない強度はある」
 「ありがとうございます。倶梨伽羅、邑輝をうつ伏せにさせて、荒縄で、後ろ手に両手首を縛れ」
 まだ縛るのかと倶梨伽羅は疑問に思いながらも、邑輝を引っくり返すと、今度は荒縄で両手を縛り上げた。
 「次は、両足首を縛るんだ」
 倶梨伽羅には、密が何を考えているのか分からなかった。
 「次、よく聞けよ。今縛った両手首と両足首を一つにまとめて縛れ」
 「痛たたたたた」
 ブリッジを逆さにした体勢でも痛い。ブリッジ以上限界まで仰け反った邑輝は、まさしくオヤジの悲鳴を上げた。
 「フン。お前、身体が固そうだもんな。ざまあみろ。倶梨伽羅、荒縄が緩んでないかチェックしろ」
 面白そうに、密は命令を続けた。
 「坊や!坊や!これは痛いです!」
 大きく反らした背の上で、四肢をまとめて縛られている奇妙な格好をして固まる邑輝は、ヒィヒィ言っていた。
 「お前が痛がってくれて何よりだ、邑輝。倶梨伽羅、その背にこの大きな石を乗せてやれ」
 先程の有刺鉄線といい荒縄といい、どこからアイテムが出てくるのか、倶梨伽羅は執事から重石を受け取って邑輝の背に乗せると、邑輝は脂汗をかきながら痛いと呻く。身体を反らせ四肢で吊るされるだけでも苦しい。その上、背に重石を乗せられていては、堪ったものではない。
 「その荒縄の先を持って、シャンデリアの上まで飛び上がれ、倶梨伽羅」
 「こ、この体勢で宙吊りですかっ、坊や!」
 式よりも理解が早い邑輝が叫ぶ。
 「ああ、そうだ。倶梨伽羅、荒縄の先をシャンデリアの根元に括り付けるんだ」
 倶梨伽羅を見上げて、楽しそうに密は命令を下す。
 倶梨伽羅は邑輝を吊るした状態のまま、荒縄をシャンデリアの根元に固定した。
 「荒縄によりをかけろ」
 「より?こういうことか?」
 いまいち密の言うことが理解できない倶梨伽羅だったが、邑輝を同じ方向に回しながら、荒縄をよらせた。
 「痛たたたたた」
 ただでさえ痛い体勢なのに、さらに少しでも動かされると痛いのだろう、宙吊りにされ回されている邑輝が悲鳴を上げる。
 「荒縄によりをかけたら、そのまま縄から手を離すんだ。ぶつからないように注意しろ」
 上方に浮かんだまま、倶梨伽羅が縄を離すと、よりをかけた反動がきて、荒縄の先に吊るされた邑輝がくるくると回った。
 「うわああああ」
 しばらく同じ方向に回転した後、宙吊りの邑輝は一旦停止し、反動でまた反対方向に回り始めた。
 「素晴らしい。これぞ駿河責めだ」
 「やっぱり本で見るのと、実際に目にするのでは、違いますね」
 苦痛に顔を歪める邑輝を眺め、伯爵と密は感嘆の溜息を吐いた。
 四肢を反り返らせた邑輝が荒縄の重りになり、ゆっくりと左に右に回っている。荒縄のよりが無くなると、宙吊りの邑輝は回転を停止した。
 「何ボケッとしてんだよ。縒りがなくなったら、また縒りをかけて、繰り返せ」
 密の命令に倶梨伽羅は息を飲んだが、その恐ろしさにきびきびと動き、また邑輝を同じ方向に回して荒縄によりをかけた。
 「今度は多めによりをかけろ」
 ちらっと邑輝を見下ろすと、全身に脂汗をかいて喘いでいた。
 「今度は勢いをつけて振り回して手を離せ。独楽を回すようにな」
 宙吊りの邑輝は大きく揺さぶられ、今度は高速でくるくると同方向に回転し始めた。
 「うああ!うっ、く、苦しいっ!!」
 「倶梨伽羅、要領は分かったか?」
 ソファに寛いで優雅に座る密は、一度止まり、また反対方向に回りだした邑輝を熱心に見つめている。それは、倶梨伽羅を式にした時の、嬉しそうな眼差しと同じだった。
 「う、うむ」
 「これを何度も繰り返すんだ。この後、数回はよりを少なめにして回せ。始めはゆっくり回転させるんだ」
 密の言葉尻を伯爵が引き継ぐ。
 「時間が経つと、この姿勢もこの重石も耐えがたい程苦しくなる。その頃になって荒縄のよりを最大にするのだよ。始めから目一杯よりをかけると、それに慣れてしまうからね。後でよりを目一杯かければ、慣れない分だけ苦痛が増大する」
 吊られて回されて叫ぶ邑輝を楽しそうに眺め、伯爵は説明した。
 「何回目で邑輝が気絶するでしょうね」
 「楽しみだね、密」
 顔を見合わせて残虐な拷問を面白がる密と伯爵に、倶梨伽羅は吐き気をもよおしたが、それでも宙吊りの邑輝をくるくると回し続けた。
 
 「休憩だ、倶梨伽羅」
 真っ青な顔をして邑輝を拷問していた倶梨伽羅に、密は天使のような言葉を紡いだ。
 気絶しては水をかけて意識を取り戻させ、絶命しそうになると治癒能力で治している邑輝より、倶梨伽羅の方が先に限界が来たようだった。
 「すみません、伯爵。トイレはどこですか?」
 宙吊りの邑輝は放っておいて、密は降りてきた倶梨伽羅の肩を抱きながら、伯爵に訊いた。
 倶梨伽羅は口元を押さえて、込み上げる吐き気を必死に堪えていた。
 「ワトソン、案内を」
 執事についてトイレに行くと、密は倶梨伽羅を個室に連れて行った。
 「うぷ」
 倶梨伽羅の背を擦りながら、密は嘔吐する倶梨伽羅が落ち着くのを待った。
 「大丈夫か?ごめんな、こんなことをさせて」
 トイレから戻ると、倶梨伽羅は虚ろな目をしてソファに凭れた。
 「密は儂を何だと思っておるのじゃ・・・」
 息も絶え絶えに、倶梨伽羅は強がってみせた。
「こんな式の使い方、あるものか・・・」
「すまない、倶梨伽羅」
密の大きな瞳で心配そうに見つめられ、背を優しく撫でられて、倶梨伽羅は大分溜飲を下げた。
 「密なんか、大嫌いじゃ・・・」
 本心とは裏腹のことを言いながら、倶梨伽羅はここぞとばかりに密の背に手を回し、その胸に頭を寄せた。
 甘えてくる倶梨伽羅を、密はよしよしと言いながら、ぎゅっと抱きしめた。
 (し、至福じゃ・・・)
 気遣ってくれる上に抱きしめてくれる密が嬉しくて、倶梨伽羅はうっとりと目を閉じた。
「吐くほど嫌な目に遭わせてすまなかった。でも、倶梨伽羅、ありがとうな」
(そ、その言葉には弱いのじゃ)
倶梨伽羅は何もかも許してしまいたい気持ちになった。
「たわけ。誰が嫌だと言うたのじゃ・・・」
倶梨伽羅はまるで小動物のように、密の胸に頬擦りをした。
「儂を誰だと思うておる。密の式の倶梨伽羅龍王ぞ。主人の命に喜んで従わないような、そんなチンケな式ではないぞ」
倶梨伽羅が本心から言っているのを読み取り、密は倶梨伽羅の頭を撫でた。
「ありがとう、倶梨伽羅」
(そ、その言葉には弱いのじゃ)
「密にすっかり懐いているね」
倶梨伽羅は、傍に伯爵がいた事を思い出すと、慌てて密から離れた。
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