消費生活アドバイザーが食品表示をわかりにくく解説するブログ

消費生活アドバイザーが、食品表示を、妄想や推測、人から聞いた噂などを交えて、わかりにくく解説していきます。

ぼくのかんがえたりそうのひょうじ

2017-03-20 23:51:35 | 表示に関する話題
食品表示法が出来て、消費者庁が新たに盛り込んだ概念はいくつかあります。
食品表示法は実際議論の期間が割と短かった、という噂がありまして。
作るぞー!と言い始めてからしばらく停滞し、最後のころ慌ててわちゃわちゃつないだり注釈付けたり、という感じだった模様です。

そうですね、まぁ、色々気になるポイントはあるのですが。
本日は下記二点について書きましょう。
・添加物を添加物以外の原材料と明確に分けて表示すること
・アレルギーは可能な限り個別表示を行うこと(個別表示:原材料の後ろに括弧で含まれるアレルギーを書く)

現実は、甘くないんですよね…。
添加物を明確に分けて書いてください!で、出てきたのが、原材料と添加物を別の枠に記載する、というものでした。
この時点で、「ハァ?そんなスペースねえよ!」というお怒りの声が聞こえてきそうです。
更に言うなら、表示義務のある添加物が含まれていない場合、「添加物」の枠の中に「なし」と書くと、キャリーオーバーなど、表示不要な添加物が使われていないと誤認される可能性があるので、そのような表示は認めない、というものです。
イライラマックスです。
添加物が無い場合はどうするんだよ…?
というわけで、スペースが無い場合はスラッシュ区切りでも良いです、という記載方法が恐らくメインになっていると思います。
消費者庁は本来別枠にしてほしかったのでしょうが、見通しが甘すぎだとおもいます。

アレルギーは可能な限り個別表示にしてください、これも「それが果たして消費者にとって見やすいのか?どの原料に含まれているから大丈夫、とか適切に判断できるものなのか。最後にまとめて書く方が親切じゃないのか、という疑問です。
実際細かい決まり聞いてると「何言ってんだこいつ」みたいのありますしね。
こちらも、スペースの関係などでむりなら、最後にまとめて表示して差し支えない、となっていますが、余程原材料がすくなくなければ個別表示は非現実的だと思います。

そんな風に考えていた中で、先日、消費者庁の考えた理想の表示を頑張ってやってみた、みたいな商品を発見しました。
高度な加工品で、かつ、本体、タレ、ふりかけ、みたいな複雑な構成で原材料も多かったのですが。
兎にかくアレルギーを見極めるのが難しい。
結局表示の下の部分に「この商品はこのアレルギーを含みます」と改めて記載されていました。
ただでさえ多くて見づらい原材料表示の中に括弧でアレルギーを書かれても、「これ見る人いるの?」という印象です。

部材にわかれている商品は、添加物をそれぞれに書いたりしますが、長い!
同じ添加物を使っていても、部材が違ったら何度も書かなきゃいけない。

最終結果として、ごちゃっとして読む気になれない表示が出来上がっていました。

うーん、そもそも読む気のない表示を作ってどうするの?
頑張って読んでも理解できにくい表示ってなんなの?
誰のための表示なの?
という…非常にがっかりする感じでした。
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