東京クローバークラブ ブログ

東京クローバークラブのHPが休刊中、このブログをクラブ関係の情報交換の場といたします。

故市島章三氏一年記念式(1)・(2)・(3)・(4)

2014-05-12 22:11:47 | 日記
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(1)

小林 香太(指揮者)

今日は尊敬する市島章三先輩の召天記念式でした。
昨年の5月、OB四連の練習も佳境を迎えた頃に飛び込んできた突然の訃報、それから本番の日まで、市島さんの教えを反芻しながら無我夢中で指揮を振り続けたことを思い出します。

自分の人生に影響を与えた人の死は余りに悲しい。けれど、同じように影響を受けた方々と共に祈り、糧を分かち合いながら、故人に思いを寄せる中で、また新しい出会いがあり、明日への希望が与えられることは幸いなことです。先輩の音楽に対する情熱、仲間に対する愛情がこもったとても良い式、宴でした。

司式をとりなして下さった長崎哲夫牧師の「永遠の今を生きる」との言葉が、自分の心に深く刻まれました。

東京クローバーは先輩思い出の曲、片恋、冬の夜の物語、夜ふる雪を歌いました。市島さん、我々の歌声は天に届きましたか・・・

場所: 早稲田奉仕園スコットホール

(5/10Facebookより転載)

(2)

河野 賢太郎(トップ)

昨日10日、早稲田奉仕園のスコットホールで、三つの合唱団でご一緒に歌ってきた市島章三先輩の召天一年の記念礼拝と感謝の集いが開かれました。市島兄の音楽作りには厳しいけれど、人には優しいお人柄が偲ばれるひと時でした。

東京クローバークラブの追悼演奏に加えて、市島兄が生前、情熱を傾けて立ち上げられた「男声讃美歌研究会」も市島さんの愛唱讃美歌「やすかれわが心よ」グレゴリアンチャント「主よ、永遠の安息を彼らに与え給え」高田三郎さんの「来なさい、重荷を負うもの」を心をこめて歌いました。 既に高齢になった私たちも、長崎哲夫牧師の追悼説教に学んだように、今日一日を、主に委ねつつ、大切に悔いなく過ごしてゆきたいと思いました。
(5/11Facebookより転載)

(3)
さる5月10日、早稲田奉仕園スコットホールに於いて故市島 章三氏の一年記念礼拝が行われ、東京クローバーはじめ関西からの出席者を含め60余名が故人を偲んだ。

記念礼拝は司式 日本基督教団総幹事 長崎 哲夫牧師のもと厳かに進められ、東京クローバーは“Beati Mortui”と“聖なるかな”を奉唱した。

礼拝後、場所を日本キリスト教会館に移して記念会が開催され、市島氏にゆかりの深い方々の思い出話の後、クローバーは同氏の愛した曲の中から、特に思い出に残る「片恋」(雪と花火より)「冬の夜の物語」「夜ふる雪」(東京情景詩より)の3曲を小林指揮者で演奏した。

また、同氏が関係した合唱団の内、最後に立ち上げ情熱をささげた「男声讃美歌研究会」のメンバーも同氏の愛唱讃美歌「やすかれわが心よ」グレゴリアンチャント「主よ、永遠の安息を彼らに与え給え」高田三郎氏の「来なさい、重荷を負うもの」を心をこめて演奏し想いを深めた。

記念式は「春の調べ」と同志社関係者全員による「カレッジソング」で締めくくられた。
「春の調べ」に備え、出席したCLOVER全員がステージに上がった際、「いつもこのくらい練習に集まったらなあ…」との小林指揮者のつぶやきに実感がこもっていた。最前列中央の大友氏が市島氏の遺影を抱き歌ったが、後半一瞬遺影に向いた指揮者の目にこみ上げるものを見た。編集子はそれ以前から声が出ていなかった。大友氏の表情は後ろで歌っていた私には見えていない。

ただ、礼拝式の行われた「スコットホール」がカレッジソングの作詞者W.M.Vories氏の設計した建築物の一つだっただけに、その中または前でカレッジソングを捧げられなかったのが残念である。次に訪れる機会があれば是非同氏のために奉唱したい。

なお、今回の記念式を中心となり準備・運営された荒井ご夫妻、前奏担当の令嬢 牧子さんはじめ関係者各位に感謝の意を表する。

礼拝式次第はつぎの通り


(4)

脇地 駿(S34卆ベース)


過日は荒井君はじめ東京の皆々様の絶大なるお心遣いで市島君を偲ぶことが出来、出向いてよかったと実感しました。

昨年秋、市島君が楽しみにしていた34会の会津旅行を、肝心の彼抜きで挙行したのでしたが、その帰途男声讃美歌研究会に出席しようとしたら、大友君が不調となり、今回は待ちに待った機会でした。

お名前だけは存じ上げながら対面は初めて・・・影田さん、石黒さん、河野さん(長いメル友です)等々・・・で、記念会後一席を設けて頂いて歓談の時を持つことが出来、倖せでした。

東クロブログを拝見し、思い出したことが一つ。
ヴォーリズの作詞作曲の讃美歌236番「地の上にまことの」。
この曲は市島君編集の男声讃美歌に、締切間際に彼のたっての希望で急遽編曲し挟み込んだものでした。

男声讃美歌会(京都)の第1回練習で歌った5曲の中に入れ、この曲が第1集に採用された経緯をメンバーに説明したのでした。

写真は奥様に抱かれてスコットホールを出る市島君の遺影です。


(文責:下津 啓誠)