Kou Farm

畑の話と日々の雑談

稲作とは・・

2017-03-24 22:12:00 | 日々の事
山間部の猫の額の様な田んぼを見た後に 平野部の近代的な広い(と言っても県南の広々とした
田んぼの1/10もありませんが )それを眺めると つい想像してしまう
僕達にとっての農業 特に稲作とは何なのだろう
日本に稲作が入ってきた初期は山間部の細流を利用した極小規模なものであったろう
集落も血縁を中心とした小さなものだったにちがいない

やがて鉄の自国生産が可能となり 農業土木の大規模化 平地での大面積耕作
村と村では婚姻が進み 繋がりが繋がりを生み 村も大規模化していく
なにせトラクターの無い時代 稲作は労働集約型産業 人が集中して住んでいた方が都合が良い
収量増加はやがて富を生み 国の原型ができたと想像する

大昔 田んぼは全て国の持ち物だったそうな
現代人がそれを聞けば 耕作する一般人はみな公務員 それとも奴隷 農奴じゃないか・・と思うかもしれません
そんな言葉(概念)は当時は無かったろうから きっと 偉そうな奴がきて折角できた米をまきあげ
兵役だ 大きな墓を作るだ で働き手の男達をいずかたへか連れ去ってしまう
なんなんだ あの偉そうな奴は コンチクショー!!・・と思ったかどうかは分かりませんが(笑)
実際 逃げ出した人達も少なくなかったようです

遠国 例えば関東などでは政権の影響もまだ薄く 個人で田んぼを開拓し事実上所有してた人達
がいて 逃げ出した人達の何割かは そこで吸収され 大農場主が勃興してきました
後に彼等は武士と呼ばれ全国を統一するのです
百姓の大親玉が天下統一です

そして江戸期 物流の拡大と共に商業が発展し 明治維新以後 西洋文明を移植し大商業時代
に突入するわけですが

今では農業でどんなに大規模化を図っても 総理大臣にはなれそうもありませんね(笑)


現代において 稲作も含め農が様々な思い考えで語られます
それが何であれ 現実社会と繋がっていなければなりません
生産と消費 何らかの形で生活に有用なモノであればこそ
農業と言えるのではないでしょうか

形而上的思考は人が人たる所以ですが それだけでは ただの屁理屈になりかねません
僕にとっての農業は形而下と繋がってこそ と思えるのです


こんな事書いてる事こそ 屁理屈ですが・・(笑)
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