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岸利至さんが好きです!が!今は映画ブログになりました☆トラウマになるくらいの重い、暗い映画が好きであります。

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映画「昼顔」「夜顔」を観ました。2008年74~75本目

2008-06-28 01:03:09 | フランス映画
「昼顔」原題 : Bell De Jour
製作年 : 1967年
製作国 : フランス
主演;カトリーヌドヌーブ


「夜顔」
原題;BELLE TOUJOUR
製作年 : 2006年
製作国 : ポルトガル=フランス
主演;ミシェルピコリ

セブリーヌとピエールは仲睦まじい夫婦であった。
しかし、セブリーヌにはある性癖があり、夫の前では貞淑なフリをしているのだが、
内には妄想にかられていた。
ひょんなことから、友人からパリには売春宿がまだ存在することを聞かされ、興味をそそられる。
ある日、売春宿を訪れたセブリーヌは夫の働いている昼間に娼婦として働き、夜は夫に使えるという
二重生活を送るようになる。
セブリーヌは娼婦として出会ったマルセルという野蛮な男に惹かれ、2人の夫婦生活に波乱がもたらされるのだが。

この作品は、夜顔の紹介が雑誌に載っていた時、夜顔の前の話があるんだと知りました。
夜顔も劇場では見逃していたのですが、
丁度、早稲田松竹で昼顔、夜顔の2作品上映があることを知り、行ってきました。
昼顔はカトリーヌドヌーブの若かりし頃の姿に見ほれました。シャネルやサンローランといったフランスメゾンの
仕立てのいい服。
そして、これぞ映画!という内容の濃いストーリーでした。
セブリーヌは夫に内緒で娼婦をしていたのですが、親友がその娼婦宿を訪れた為に、娼婦だということを
親友に知られてしまうのです。
セブリーヌは夫の友人にセブリーヌが娼婦であることを内緒にして欲しいと頼むのですが、親友は
後に、ある事故にあって全身マヒになって口のきけなくなった夫の見舞いに訪れた時に、「夫ピエールに全てを話す」といって
部屋の中に消えて行ったのです。
夫はそのショックからかなぜか体が自由に動くようになったようです。
続編の「夜顔」を観てわかったのですが、親友が夫に真実を話したかどうかは闇の中なのです。
なぜなら、親友の告白の場面にセブリーヌは立ち会っていません。
そこをあいまいにした点がこの映画の良さなんでしょうね。40年前の
上映当時は「ピエールは真実を知ったのかどうか?」が議論になったのかもしれません。だから続編の
「夜顔」でも親友はピエールに真実を伝えたのかどうか?がテーマになっていたんです。
私は上映時間の関係で実は「夜顔」の方を先に見てしまったので、「昼顔」ではサブリーヌと親友がもっと深い
仲になっていたのかな?と思っていたのですが、昼顔でキーになった男はマルセルだったんですね。
フランス映画によくみられる三角関係ですね。でも当事者が三角関係だってわからずにいるのもおもしろいですね。

「夜顔」で語られるのですが、旦那の親友はサブリーヌを分析したんです。
サブリーヌはマゾの要素を持っていて、夫に秘密があるということ自体に快楽を覚えていたのだと。
サブリーヌも倒錯的要素があったんだと認めています。
彼女もいわゆる性癖に悩んでいたのですね。
でもある一件によって一筋に夫を愛して行こうって決められたんですもんね。結果オーライじゃないですか?

「夜画」の中でも結局、サブリーヌは夫が自分の秘密を知っていたのかどうかを確かめることができませんでした。
夜顔の設定では、夫は既になくなっていたからです。
旦那さんがもし知っていたとしても、知った上で
最期までサブリーヌを愛していたのだから良いんじゃないかと思います。
夫婦にはいろんな秘密もあると思います。でもだからといって固い絆は壊れる物じゃないんですよ。
いろんなことで余計に絆は深まって行くんだと思います。旦那さんは目をつむってくれた。

私は、「昼顔」で親友は夫にすべてはなしたと解釈しています。
サブリーヌに対しても思うことは、人生、すべて真実をしらなくても良いよと思います。
夫の親友が夫に真実をはなそうがはなさまいが、晩年よい夫婦生活をおくれたのだから。それでいいんです。

でも、「夜顔」だけをみたら物足りないですね。
昼顔をみたからこそ、たのしめる映画です。この企画を考えた早稲田松竹さすがです。
昼顔は大好きな映画になりました。
途中、娼婦館を訪れるさまざまな性癖をもった男達が面白かったです。

*他の方のブログをみてわかったのですが、「昼顔」を観賞した方は、セブリーヌが娼婦をやっていた事自体が
妄想だったという解釈もあったようですね。私は先に「夜顔」を観てしまったので、その解釈は既にありませんでした。
映画っていろいろな解釈が生まれるのもひとつの楽しみ。人それぞれが受け取ったイメージのまま
心におさめたいですよね。
続編によって「妄想説」を否定されてしまいましたね。夜顔は昼顔へのオマージュだったという
話ですが、続編の有無も是か非かって感じですね。



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