玉川上水みどりといきもの会議

玉川上水の自然を生物多様性の観点でとらえ、そのよりよいあり方を模索し、発信します

ぽんぽこ便り タメフン発見

2016-12-10 04:39:10 | ぽんぽこ便り
津田塾大にタヌキがいることが確認できました。それは大きな発見でしたが、私(高槻)にとってはもっと重要な発見がありました。それはタメフンの発見です。
 数人で津田塾大のキャンパスを歩きました。常緑樹の多いなかなか立派な林があります。私たちはタヌキのタメフンを探していたのでした。タヌキは決まったところにフンをします。それが重なって溜まってくるので「タメフン」といいます。フンがあると、それを顕微鏡で調べると何を食べているかがわかるのです。
 ところが小一時間歩いても見つかりません。これまでの経験からすると、いかにもありそうなところがあるのですが、見つかりません。あきらめかけていたとき、先に歩いていた私を津田塾大のバージェス先生が呼びにきました。
「先生、見てもらいたいものがあるそうです」
「あ、そうですか、戻りましょう」
そう言って笹薮にいた関野先生のところに行きました。地面を見るとまぎれもないタヌキのタメフンがありました。


見つかったタメフン。ギンナンの白い種子が見える。

「まちがいないです、タメフンですよ。よかったー!」
しゃがみこんで私はさっそく糞を拾いはじめました。バージェス先生はみてはいけないものを見たような顔をしています。3月1日のことでした。
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