玉川上水みどりといきもの会議

玉川上水の自然を生物多様性の観点でとらえ、そのよりよいあり方を模索し、発信します

ぽんぽこ便り タヌキの糞を水洗する

2016-12-10 12:29:05 | ぽんぽこ便り
津田塾構内でタメフンをみつけたことを紹介しました。その糞を拾ってきて、フルイの上でシャーッと水をシャワーのようにかけ、古い歯ブラシでゴシゴシすると糞がほぐれて中身が見えてきます。
 私(高槻)は糞を「ピーナツチョコ」にたとえます。タヌキが食べたものは消化を受けて粉砕されますが、昆虫の外骨格や、哺乳類の骨や毛、鳥の羽毛、果実の皮や種子、草木の葉などは粉砕されても「ピーナツ」として糞の中に残っています。老廃物などがマトリックスとしてそれを包んでおりこれが「チョコ」で、分析するときはチョコを洗い流すというわけです。
 「タヌキの糞はくさくないか」ですって?くさいに決まっとるでしょうが。動物園のタヌキ舎に行くと匂う、あの匂いを濃縮した匂いがします。だからその水洗はなかなかつらい作業ですが、ちょっとがまんしてシャーッと水洗すると、匂いもいっしょに流れ去ります。


「ピーナツチョコ」状態の糞


「チョコ」を取り出したところ
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