地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

義姉の句

2017年05月16日 | Weblog

朝日新聞「岡山歌壇」に選ばれて、義姉の妹の死を詠んだ句が掲載された

 「椿落つきのふとたがう海の色」

 「椿の花弁は、丸ごとぽとりと落ちる。網膜に焼きつくほどのくれないの花が、今は消えてしまった。昨日と違う色をした海とは、作者の心の風景である。」(選者 大蔵祥男)

 上の句は5月10日の朝日新聞に掲載された「岡山俳壇 第65回」に掲載された,私のパートナーのお姉さんの句だ。

 義姉のご主人は外国航路の船長さんで、寄港されるベニスとかシドニー等へよく会いに行かれていた。その後瀬戸内海航路の道先案内人をされている。

 俳優・火野正平さんが、「あなたの『こころ』にある忘れられない風景を自転車で訪ねる」人気自転車旅番組NHK-BS「にっぽん縦断 こころ旅」にも、ご主人の船が通るのを子どもさんと見たという瀬戸内海の風景を投稿し、取り上げられたりもした。

 パートナーはこの火野正平の「こころ旅」が大好きで、それを見終わってから朝食としていたくらい。それ故、義姉の投稿が取り上げられたことをとても喜び、放送された番組は録画し繰り返し見ていた。

 パートナーのお父さんは、パートナーの誕生も知らずに戦死し、お母さんもずいぶんと早く鬼籍に入られたこともあり、義姉とはとても仲良しだった。

 そんな義姉がパートナーが息を引き取った後に、ポツリと言った「私、独りとなってしまった」との言葉は、今も私の脳裏に焼き付いている。

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