一時期事務局を担当した「第33回坪田譲治文学賞贈呈式・記念行事」に参加
昨日はとても暖かく、日中の気温は15度まで上がり、この気温は明日まで続く予報。しかし、夕方になると冷え込み、最低気温は1~2度。これがくせ者、体調維持が難しい。それでも、少しだけ体調が回復してきた。
途中まで書いて、放置していた原稿(私はブログ投稿では原稿として書いている)に書き加えて投稿させていただく。
さて、去る2月26日に開催された「第33回坪田譲治文学賞贈呈式・記念行事」に参加した。
私がこの坪田譲治文学賞の事務局を担当させてもらったのは、第17回から21回までの5年間。選考委員会では、私の好きな作家・高井有一さんや五木寛之さん、竹西寛子さん、西本鶏介さん、砂田弘さんという豪華な選考委員さんの語る文学論などをワクワクして聞かせていただいた。とても幸せな5年間だった。
今年の受賞者は岩城けいさんの『Masato』(集英社刊)。純文学雑誌「すばる」に掲載された作品で、坪田譲治文学賞受賞作品としては珍しい。
坪田賞の「大人も子ども共有できる世界を描いた」優れた作品に該当するのか、選考委員会では議論になったようだ。「選考委員のことば」からもそのことは窺える。
さて、今年の記念行事は、坪田賞の選考委員でもある阿川佐和子さんの「書く力」と題した記念講演。阿川佐和子さんは第15回の坪田譲治文学賞の受賞作家。この時、強く推したのが五木寛之さん。その五木さんのことは、阿川さんの講演の中でも、しばしば登場した。
にしても、阿川佐和子さんの「聞く力」はスゴイ。講演の後半で、「佐和子の朝」ならぬ「佐和子の昼下がり」として、岩城けいさんを舞台に上げてのトーク。
現在オーストラリア在住の岩城さんから、とてもたくさんのことを引き出された。ホント、スゴイの一語。「佐和子の昼下がり」終了後では、「しゃべったのはご本人ですから」とにっこりと笑われる。それもまた、ステキ。
それにしても、今年のこの「第33回坪田譲治文学賞贈呈式・記念行事」への応募者は2400人(会場である市民文化ホールの定員は800人)というすごい人気。
講演の中で、阿川佐和子さんは「私の時は、こんな広い会場でやってもらえなかった」と語られた。その当時は定員300人の西川アイプラザが会場だった。第8回の立松和平さんが受賞された際には、会場(西川アイプラザ)には空席が目立ったが、その時選考委員として「選評」を語られた五木寛之さんは「立松さんの文学論が聴ける貴重な機会なのにもったいない。(主催者は)やる気がないのなら、止めたらいい。厳しい言い方ですが、文士とはそういうものなんです」と言われたのを、今も鮮明な記憶している。
それ故、会場を満席で開催したいといつも気にしながら、「贈呈式」の準備をしたことを、昨日の様に記憶している。
今年も贈呈式の司会者は森田恵子さん、パートナーとの思い出話でお互いに涙となった後のツーショット。
村上トモミ個展開催中の「ネイロ堂」へ、ぽったりやさんの和菓子を楽しんだ
これも、日記代わりで書き残す投稿。先月・2月26日のこと。久しぶりに村上トモミ個展「こけし喫茶」が開催中(3月3日終了)の「ネイロ堂」へ。
この日は、「ぽったり屋」さんの和菓子が登場するというので行った。店主さんのお母様から「久しぶりですね、前回は来られませんでしたね」と言われてしまった。
にしても、今回の「ぽったり屋」さんの和菓子、とても手が込んでいる。ステキ、そして美味しかった。「ネイロ堂」さんのランチもとても美味しかったことは言うまでもない。