かつのお時間さんの日記

かつのお時間さんの日記

執着を離れる

2017-07-12 10:26:04 | 日記
会社勤めも後1週間となった

思えば、幼稚園に入学して以来、私は何らかの人間集団に属してきた
どこそこの学校の生徒であり、どこそこの学生であり
そして、どこそこ社の社員

毎日、人間集団の中に通い
そのなかで、顔と名前が認知されている
そういう毎日が当たり前と思って暮らしてきた

「個人に戻っていくのだな」

感慨が無いわけではない
幸い、90パーセントはポジティブな感慨だ

組織というものへの執着が強い人は
組織を離れ個人に戻ることが、耐え難く感じるという

私の場合、組織への執着からは、とうの昔に離れている

出世競争で同期のトップを走っていた私は
あるとき、激しい左遷を受けて、予期せぬ単身赴任生活を強いられた
今からおよそ15年前のことである

暫くは、夜熟睡することすらできなくなった
自分では恬淡としていたつもりが、組織への強い依存、執着があったのだろう
その組織から、無用の人材と告げられた訳である

自分を取り戻すのに、半年くらいかかったろうか
簡単なことは、「執着からは、離れる」ということであった
それが簡単なようで、なかなかできないでいたのだ

執着を離れることは、人間を大きくするし
自由にする
自由な心を取り戻すと、回りの世の中がまた、輝きだす

そういう心をえた自分には
退職は、恐れでも、苦しみでもなく
希望であり、喜びである

ありがたいことである

ただ
私には人に言えない、もう一つの大きな執着があった
セックスに関する執着である

簡単にいうと、妻とのセックスでは満たされないものが多くあった

「もっとセックスの上手な相手だったら、
妻がもっとセックスに積極的な女性だったら
自分の人生はもっと輝いていたんじゃないか」
そんな想いが、毎夜のように去来する
そんな年月を積み重ねてきた

まさに、執着である

「自分は、男としての盛りを
このように不満を抱えたままに終えていく」

そんな執着を抱えながらも
私は妻以外の女性に接近することを、自らのモラルで禁じてきた

今から
一年半ほど前のことである
そんな私に転機が訪れる

「もういいだろう」
何となく、そんな気になった

つまらないモラルも
結婚相手を間違えたとかの想いも

私は初めて
妻以外の女性を抱いた

愛したいように愛し
抱きたいように抱いた

ぱっと人生が明るさを増したように感じた
そして心が自由にどこにでも飛んでいけるように

私は、見事に執着から離れることができた

あんなに不満に悶々としていた気持ちが
今では、青空のように晴れ渡っている

この世の中に
男だけでなく、女といういとおしい存在が有ることに
もう一度目が開く

そして、妻への愛も感謝も、より深く

執着を離れると
今まで見えなかったものが見えるようになる

そして、心はもっと自由になる

会社生活を離れる私には
どんな新しい景色が、見え始めるだろう

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