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欠陥パネルの株式会社麻生(旧麻生セメント)から麻生太郎が献金を

2008-10-30 07:24:11 | 国政

「麻生」からの献金、首相釈明 「適正に届けている」 (朝日10/28)

 九州新幹線の高架橋に欠陥のあるパネル材料が使われていた問題で、麻生首相は28日の参院外交防衛委員会で、パネル材料の販売元の株式会社麻生(旧・麻 生セメント)から04~07年に計50万円の寄付と計300万円のパーティー収入を得ていたことを明らかにした。「違法ではなく適正に届けている」と説明 した。

 この日の委員会で、民主党の浅尾慶一郎議員の質問に答えた。麻生氏によると、自ら代表を務める自民党福岡県第8選挙区支部が04年、同社から50 万円の寄付を受けた。また、麻生氏の資金管理団体「素淮会(そわいかい)」は06年と07年に、同社からそれぞれ150万円のパーティー収入があった。

 浅尾氏が「九州新幹線の事業費のほとんどに使われた税金の還流にあたるのではないか」と認識をただしたのに対し、麻生氏は「そういう認識を持って いるわけではない」と答弁。同社の欠陥パネル材料販売の問題については、「社長を辞めて30年ぐらいになるので知らないが、おかしいと知りながら売ったと すれば問題だ」と答えた。

 同社は01年、社名を「麻生セメント」から変更。麻生氏の弟が社長を務め、妻が取締役に名を連ねる。麻生氏も政界に入る79年まで社長を務めていた。

(引用ここまで)

九州新幹線 「麻生」欠陥認識し出荷、内部報告に記載(朝日10/24)

 九州新幹線の高架橋に欠陥のあるパネル材料が使われていた問題で、販売元の株式会社麻生(旧・麻生セメント、福岡県飯塚市)は、パネルの欠陥を認識しな がら出荷を続けていたとみられる。朝日新聞が入手した同社の内部報告書には「欠陥品」「開発当初、各種試験を怠った」などと記載されていた。新幹線を建設 した鉄道・運輸機構(旧・日本鉄道建設公団)は23日、麻生側から事情を聴き、調査を始めた。

 麻生本社にはこの日、報道関係者が詰めかけた。同社経営支援本部の藤本昭・副本部長らが取材に対応。パネル材料「ASフォーム1型」がコンクリートから剥離(はくり)し、同社が補修工事をしたことは認めたが、具体的な経緯については「担当者が調査中」と繰り返した。

 藤本副本部長によると、九州新幹線向けには00年1月から販売された。鹿児島中央―新八代間の橋脚の9割に使われたという。その後、パネルの剥 離・脱落が見つかり、同社は工事ができる個所については金具を打ち付けてパネルを固定するなどの補修工事をした。ただ、数%の個所については、金具を打つ 空間が確保できないなどの理由で未補修のままとみられるといい、「具体的な場所や規模について調べている」と説明している。

 藤本副本部長は「出荷時は問題ないと判断していた。結果的にまずかった」と話した。だが、「(所感を述べるには)材料が不足している」としており、具体的な経緯については判明次第、改めて説明すると述べた。

 一方、九州新幹線を建設した鉄道・運輸機構は23日、九州新幹線建設局(福岡市)に麻生の担当者を呼び、事情を聴いた。内部資料の提出も受けたとみられる。同社の内部報告書には「初期のトラブルの原因分析を十分行わず、販売し続けた」とも記されていた。

 同建設局の赤澤有二次長は「開業直前の点検で補修工事をしているし、その後のJR九州による点検でも新たな剥離は見つかっていないので、安全性に問題はないと思う。今後、麻生から詳しい話を聞いたうえで対応を検討したい」と話した。

 九州新幹線を運行するJR九州の石原進社長は23日夕、「突然聞いて驚いている。安全にかかわる問題であり、至急調べて、事実なら対策をとらなければい けない」と話した。石原社長は「構造物にすぐに影響はないとは思う」としつつ「鉄道・運輸機構と直ちに話をしなければいけない」と事態を深刻に受け止めて いる様子だった。

(引用ここまで)

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 九州新幹線に欠陥商品を売りつけて大もうけしたあげく、首相になる兄にそのカネを還流させていたという、どうしようもない事件。
 この株式会社麻生、もとは「麻生セメント」。かつて朝鮮人強制連行で、戦前から大もうけしていた会社らしい。
 しんぶん赤旗2006年8月9日主張にこうある。

 福岡県の麻生鉱業は七つの炭鉱で朝鮮人を強制労働させた企業です。麻生外相が社長を務めた麻生セメントの前身です。ところが、麻生外相は実態調査を要求されても「何ともお答えのしようがない」と答弁するだけです(二〇〇五年二月六日)
(引用ここまで)

 こんな輩が日本国の首相をつとめているのである。救いようがないとはまさにこのこと。


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