☆TorashigeItoBlog -いとしげぶろぐ-☆

役者・伊藤十楽成がお送りする 猪突猛進型ブログ    since 2005

いざ、鹿児島へ

2013-10-23 23:05:08 | 【シアターキューブリック】劇団活動
シアターキューブリックでは先週末、劇団初の試みとなりますワークインプログレス公演(公開稽古公演)を行いました。

お越しいただいた皆さん、遅くなりましたがこちらでもお礼を申し上げます。二日間ともお足下の悪い中、誠にありがとうございました!



鹿児島日置市にて、今週金曜(小中学生向け芸術鑑賞ステージ)・土曜(一般公開ステージ)に上演される『島津の疾風』を、東京にて一足お先に稽古場公演として上演し、一先ずの完成したお芝居を披露しました。そしてたくさんのご意見・ご感想を頂き、ステージ後には座談形式にて役者達のトークや質疑応答なども交えながら、よりよい鹿児島公演にしていくための交流の場を設けさせて頂いたのです。


なにしろ「ほぼ全編薩摩弁(一部標準語あり)」「劇団市場最大規模の劇場」「50分に凝縮されたスピーディーな芝居」。。。

再演作品とはいえ、島津のご当地・鹿児島での上演にあたっては、それこそ“日和見的な芝居づくり”になってしまうことは許されないのではないか…という思いもありました。





東京での上演後、数々のご意見、励ましのお言葉を頂き、まずそれ自体がとても有難かったです。

ご意見によって新たな発見もありましたし、これまでやってきたことの確信を得られたこともありました。


ワークインプログレス終了後、さっそく月曜・火曜と皆で稽古し、「いけそう!」という実感が湧いてきたところであります。



既に“かごんま”に今日到着している緑川・漢那らより、あちらの様子や、劇場の様子が続々と送られてくるので、否が応でも気分は鹿児島モードになるというもの。鹿児島はおろか、九州初上陸なんですけどねワタクシ。





さあ、あとは夜明けを待つのみ。


――いざ、鹿児島へ。

今月のお題「小さい頃の自分へ~『島津の疾風』~」

2013-10-09 23:56:03 | 【シアターキューブリック】劇団活動
先日、都内某小学校の演劇鑑賞会にキューブリックがお呼ばれし、
片山耀将作・演出のお芝居を上演してきました。

ダンスあり、歌あり、殺陣あり、のエンターテイメント仕立ての作品は、
果たして子供たちにどんな印象を与えられたでしょうか。


自分の子供の頃の頃も、演劇鑑賞会みたいなものは何度かあって、
お話は全く覚えていないけど大人の人がいっぱい出てくる西洋風のお芝居、
人形劇、朗読、マジックがメインの雑技団などがありました。
いろいろ多種多様なものに触れさせてもらえていたんだな~、って、
大人になってから有難味に気づいてみたり。

中でも印象深いのが、「カンダタ」の朗読。

華僑の有名なカンダタの重厚な台詞が小学生だった自分には鮮烈すぎて、
物静かに見入っていたのですが、よく記憶に焼き付いています。
特に芝居を始めてから、あの時の様子を思い出すことが多いのです。


「人に感動を与える演技」としては、
自分の経験の中ではあのカンダタが未だにトップクラス。


あれくらい、子供たちに何かを感じ取ってもらえるようになりたい。

自分自身も肌でそれを感じたことがあるからこそ。


今までも、そしてこれから先も、役者人生に於いての、目標のひとつであります。