北川「秋葉大権現」（１２ｂ）に再会

昨年のちょうど今ごろ。「ルンルンヒロシ君」（１２ａ）を片づけたあと、「ａ」の次の「ｂ」とはどんなものか…と思って触ってみた。

ボルダーチックだという下部…想像つかない。その上もずっと「遠くて」「あまくて」「外傾ぎみの」ホールド。２回ほどぶら下がってホールドをつまみ食いするように触ったが、「ごめんなさい、また来ます！」と謝って帰った。

あれから１年。同じルートがどんな風に感じられるのか。楽しみだった。

９時ごろ岩場に着く。後からもう１組、山梨から来たという２人がいらした。「秋葉」を片付ける！と張り切っている気さくな若者と、もうお一人は「ミンボー」狙いだ。

この時期の「北川」としては西風もなく穏やかでしのぎやすい。今日はホールドもさほど冷たくない。こういうコンディションが何週か続けばいいのだが。

「秋葉大権現」（１２ｂ）に３回トライ。１回目：下部のボルダームーブを解明。山梨の方にアドバイスもらいながら何とか抜け口のホールドを取る。乗っ越しはできないまま上まで多テンションで抜ける。２回目：下部ボルダームーブを自分なりに固め、ほぼ決めることができた。乗っ越しはムーブ決まるが、遠い右を取るのに気合が要りそうだ。上は４Ｐ目クリップのホールドが悪く、手繰り落ちしそうで怖い。ヌンチャクをつかんで抜ける。

本日３回目：気合で下部をこなし、３Ｐ目までクリップ。４Ｐ目クリップ手前で力尽きた。後で聞くと、４Ｐ目はヌンチャクを少し長くして下からクリップという方法もあるようだ。次回試してみたい。

岩の上に登って「権現様」にあいさつ。１年で少しだけ強くなれたようです。

「ｂ」は「ａ」に比べるとホールドも甘く、遠くて、ホッとするレストポイントが少ない。しかしムーブができずに抜けられない…ということはない。この「抜けられないことはない」というのが重要。登り込めば何とかなる。「北川」の冬は厳しいが、ＲＰが先か、寒さに降参するのが先か…。また来よう。

山梨のパーティー…「秋葉」狙いの若者（Ｉ瀬さん）は強かった。アップの後の１便目で見事ＲＰ達成。昨日もいらしたそうで「秋葉」を２日で片付けたワケだ。聞けば１３を５本ほど登られているとのこと。いろいろ教えていただきありがとうございました。もうお一方は「ミンボー」。３便目でもうイケてたのに最後の乗っ越しで悔恨のフォール。来週もお会いしそうだ。

ウッチー…ニューシューズ「ミュータント」をうれしそうに履いていた。足にぴったりフィットするので、履くときに足を入れると空気が漏れて「ぷ～」とおならのような音がするのがカワイイ。ただ「秋葉」の方は今日のトライでまだ解明できない部分が残ったようで不本意な様子。帰りの車でも虚空をにらみぶつぶつ言いながらパントマイムしていた。電車や会社でやると怪しまれますよ～。