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とうさく~

2006年06月04日 15時50分53秒 | コラム
いけませんなぁ、盗作は。

和田氏は「盗作」であることを否定し、「絵描きでなければわからない」と言ってるけど、常識人なら誰でもわかるでしょ、あれが単なる模造品であることはさ

アルベルト・スギ氏へのオマージュということで、ある程度擁護する意見も聞くけど、そもそもオマージュとは何なのか?ということを考えて欲しい。
「捧げる」ということですよ。
つまり「尊敬しています」という意味での最大の表現が「オマージュ」なわけで、オマージュされた本人が怒るような捧げ方では意味がない。

オマージュの例は映像でもよくあることで、最近の例で言えば日テレDRAMA COMPLEXで放映された小津監督の「晩春」のリメイクだけど、あれだって脚本は基本的なストーリー以外は良くも悪くも脚色といって問題ないし、演出に関しては「小津演出」ではなく、あくまでも「市川演出」で、あれこそオマージュといって差し支えない作品。
あれが、もし脚本が野田さんのものにちょこっと手を加えただけのもので、演出は小津さんの丸写し、さらには役者さんもオリジナルに似た人をキャスティングしたりしたら(あるいはCGもありか!?)これはもうリメイクとかオマージュとか以前に、単なるコピーでしょ?
いくら故人でも、そんな作品捧げられたら怒るでしょうよ。

和田氏の絵にしても同じことが言えるんじゃないかな。
本当にスギ氏を尊敬していて、彼へのオマージュで絵を描くんだったら、コンセプトなりタッチなりを研究し、自分なりに租借して、「自分ならこう描きます」という差別化を図らなければ、自作とは言えないでしょ。

絵にしたって何にしたって、芸術というものはもう長い歴史があるわけだから、似かよった作品が出来てしまうのは避けようがない。
それはよくわかりますよ。
自分だって100%オリジナルなんてものは作れません。
でも「これは○○みたいなものを狙ったんだけど、自分としては敢えてこういう風に差別化してみました。どうでしょう?」というスタンスでやってるし、実際様々な芸術作品はそういった形で世に出ていると思う。
音楽なんて特にそうだよね。
「あ、この曲ってあのバンドの曲に似てるなぁ。でもこっちの方がかっこいいな」とか、またはその逆の感想を持つことって多いと思うけど、「似てる」っていうことは避けられないよ。
でも「似てる」と「完コピ」は全く別物。

何で和田氏は、もう少し自分らしい表現を盛り込まなかったのかなぁ。
素人目に見ても一見してコピーとわかるようでは、どんな弁解しようがコピーですよ。

最低限、素人にはわからないようにコピーしないとね

次回のコラムは現在急展開中の秋田小1殺害事件について、シリアスに語ろうと思っとります。

ほな、また

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