KKC 5181 ¥3000
[ARTACT]
AP 007
輸入盤・日本語解説書付
(1)デュティユー:同じ和音の上で(2002)
(2)同:ヴァイオリン協奏曲「夢の樹」(1985)
(3)ダエーヌ:ヴァイオリン協奏曲
ヨシフ・イヴァノフ(Vn)、
大野和士(指)リヨン国立歌劇場管弦楽団
[録音:2009 年7 月]
大野和士が指揮するデュティユーの登場。デュティユー独特の、空間に点描
を描くような音世界、静寂と嵐のよう暴力的な部分の対比、すべてを見事に
明晰にまとめあげている大野の棒は見事。エネルギーが爆発する部分でも、
大野の熱い音楽性がオーケストラ全体を興奮の渦へと巻き込みます。イヴァノ
フは18 歳でエリザベート王妃国際コンクールに優勝した実力派で、知性と技
巧を絶妙なバランスで併せ持つ逸材です。デュティユーの世界を息もつかせ
ぬ技巧と抒情で聴かせます。1943 年生まれ、ブリュッセルで学んだ作曲家ダ
エーヌの作品もオケが底鳴りするような迫力に満ちた作品です。
KKC 5182(SACD-Hybrid) ¥3000
[BIS]
BIS SA 1571
輸入盤・日本語解説・対訳付
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.35
(1)第128番「ただキリストの昇天のみが」BWV128
(2)第176番「傲慢な、そして臆病なものが」BWV176
(3)第87番「今までは、あなたがたは私の名によって」BWV87
(4)第74番「私を愛する人は、私の言葉を守る」BWV74
野々下由香里(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、桜田亮(テノール)、
ペーター・コーイ(バス)、
鈴木雅明指揮
バッハ・コレギウム・ジャパン
BCJカンタータ第35弾は1725年にライプツィヒで初演された4篇を収めていま
す。いずれも女流詩人マリアーネ・フォン・ツィーグラーの詩により、敬虔
な感情が歌われますが、器楽面では管楽器の名人芸が楽しめます。第87番の
コラールはモテットBWV227 でよく知られる「イエスよ、わが喜び」の旋律に
のせて歌われるのが興味津々です。
KKC 5179/80(2SACD Hybrid+ボーナスDVD) ¥3800
[RCO]
RCO 10102
輸入盤・日本語解説書付
マーラー:
交響曲第2番ハ短調「復活」
(レナーテ・シュタルク=フォイト&ギルバート・キャプラン改訂版)
+DVDマーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」(監督:ヨースト・ホンセラール)
リカルダ・メルベート(Sop)、ベルナルダ・フィンク(Ms)、
オランダ放送合唱団、
マリス・ヤンソンス指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
[録音:2010年12月/アムステルダム・コンセルトヘボウ(ライヴ)]
オスロ・フィルとのセッションから20年を経て、マーラーの「復活」をヤン
ソンス入魂の再録音となりました。オーケストラはマーラーともゆかりの深
いロイヤル・コンセルトヘボウ管、マーラー歿後100周年ということもあり、
熱気に満ちています。旧盤との違いはテンポがゆっくりになっていて、細部
までの彫琢が光ります。フィンクをはじめとする声楽陣も充実、たっぷり堪
能できます。さらに嬉しいのは初日12月3日の演奏全曲がボーナスDVDとして
付いていること。感銘をより深いものとしてくれます。
KKC 9032(DVD-Video) ¥4000
[EUROARTS]
20 50448
輸入盤・日本語解説書付
(1)ウェーバー:「オベロン」序曲
(2)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77
(3)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番BWV1001よりプレスト
(4)ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
(5)同:スラヴ舞曲ハ長調Op.72の7
ヒラリー・ハーン(Vn)
マリス・ヤンソンス(指)
ベルリン・フィル
録音:2000年11月26日/サントリー・ホール(東京)(ライヴ)
ヤンソンスは1976年にベルリン・フィルと初共演して以来、しばしば客演して
その相性の良さは広く知られるところとなっています。彼らが2000年11月に
来日し、サントリー・ホールで行った演奏会をまるまる映像化。ヤンソンスは
当夜絶好調で、得意とするドヴォルザークの交響曲第8番は日本の聴衆の度肝
を抜く名演でした。その興奮をあますところなく味わえます。さらに魅力なの
はヒラリー・ハーンが独奏を務めるショスタコーヴィチの協奏曲。壮絶のひと
ことに尽きる演奏を繰り広げます。
<Alba>
ABCD 333(SACD-Hybrid) ¥1980
マシュー・ホイットール:
草の葉(2005-09)(ウォルト・ホイットマンにちなむ12の前奏曲)
リスト=マッティ・マリン(Pf)
カナダ生まれ、フィンランドの作曲家マシュー・ホイットール(1975-)の《草
の葉》は、アメリカの詩人ホイットマンの詩に基づいて作曲されたピアノの
ための前奏曲集。「藻塩草」の〈涙〉から「真昼から星ふる夜まで」の〈澄
み渡った真夜中〉まで12曲。ホイットールは、ラヴェルがベルトランの詩に
基づいて《夜のガスパール》を書いたのと同じアプローチで純粋にピアノの
ための音楽として作曲、いずれも特定の標題音楽の性格をもたず、おのおの
の詩の雰囲気が作曲者のうちで純化されています。リスト=マッティ・マリ
ンの委嘱により第1集が2005年に、あとの2集が2009年に作曲されました。
「〈普遍者の歌〉は、リスト=マッティが愛してやまないものふたつ、ロマン
ティシズム時代のピアノ・パラフレーズとプログレッシヴ・ロックへの華やか
なオマージュ……ホイットマンの詩の多くの要素を表現するため、根本的に異
なる素材とリズムとテクスチュアを並べながら、この曲集の中でもっとも大き
く、もっとも明確にロマンティックといえるキャンバスに描いた」(ホイット
ール)
ABCD 331(SACD-Hybrid) ¥1980
美しくあること
(1)ブリテン:イリュミナシヨン Op.18
(2)ヘンツェ:美しくあること(1963)
(3)シェーンベルク:心のしげみ Op.20
(4)カスティリョーニ:テルツィーナ(三行連句)(1992-93)
(5)シマノフスキ:スウォピェヴニェ Op.46b(1921)
アヌ・コムシ(Sop)、
ユハ・カンガス(指)オストロボスニア室内管弦楽団、
サカリ・オラモ(指)ウーシンタ室内アンサンブル
6主に現代の作品をレパートリーにヨーロッパのオペラとコンサートのステー
ジで活躍するフィンランドのソプラノ、アヌ・コムシ(1967-)の『エイノ・レ
イノの詩を歌う』(ABCD231)につぐアルバム。彼女は、プログラムの曲を結ぶ
「赤い糸」に詩人のアルチュール・ランボーを設定し、彼の男性の恋人ポール
・ヴェルレーヌの「情熱の交歓」を表したとも解釈されている詩『美しくある
こと』をアルバムのタイトルに選びました。『美しくあること』は、ランボー
の詩によるブリテンの歌曲集《イリュミナシヨン》に含まれ、「カムアウト」
したヘンツェもこの詩を歌曲に歌い上げました。シェーンベルク自身がメー
テルランクの作品をドイツ語に訳した詩をテクストとする《心のしげみ》。
ニコロ・カスティリョーニ(1932-1996)の《テルツィーナ》は、ドイツの改革
派作家ゲルハルト・テルステーゲン(1697-1769)の詩による「陶酔」の歌。ア
ヌ・コムシはこの「三部作」を2010年3月、オリヴゼ・ナッセン指揮ロンド
ン・シンフォニエッタのコンサートでも歌っています。ブリテン、ヘンツェ
らと同じ性的嗜好を持つシマノフスキが、ポーランドの詩人ユリアン・トゥ
ヴィム(1894-1953)の詩に作曲した5つの歌曲集《スウォピエフニェ》でアル
バムは閉じられます。
NCD 44(SACD-Hybrid) ¥1980
おお喜ばしき光よ - 正教会の音楽
ヴィルピ・レッパネン:
賛美せよ、主の御名を/おお喜ばしき光よ
主よ、わたしたちを憐れんでください
ミッコ・シドロフ:ヴァラモ組曲(ヴァラームの賛美歌にもとづく)
大司教パーヴァリ(ヴィルピ・レッパネン 編曲):
広い湖の水面に輝く銀色の光
ヴィッレ・マトヴェイェフ:さすらい人の歌
ヴィルピ・レッパネン:
味わい、見よ/復活のトロパリオン I/復活のトロパリオン II
ヨハン・フォン・ガルトナー:
全地よ、御前に沈黙せよ/おお喜ばしき光よ
いかに幸いなことでしょう、あなたに選ばれ、近づけられ
ミッコ・シドロフ(指)
クリソストモス室内合唱団
フィンランド。ラドガ湖の島にあるヴァラーム修道院からヘイナヴェシの新
ヴァラモ修道院へとつづく合唱の架け橋。フィンランドの正教会の音楽によ
る『おお喜ばしき光よ』は、指揮者で作曲家のミッコ・シドロフ(1985-)が自
作の《パニヒダ》(Alba NCD30)を演奏するために創設したクリソストモス室
内合唱団 のアルバム第2作です。ヴィルピ・レッパネン(1943-)、ヴィッレ・
マトヴェイェフ(1986-)、ヨハン・フォン・ガルトナー(1898-1984)といった
現代フィンランドの作曲者たちが、主にヴァラームに伝わる古い旋律を新し
い語法と結びつけて作曲した祈りの歌が集められました。大司教パーヴァリ
(パウル)(1898-1984)がヴァラームの修道院を去るにあたって書いた告別の歌
は、レッパネンの編曲で歌われます。
<EUROARTS>
20 66588(DVD-Video) ¥2900
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
収録:1991年7月エアランゲン・シュタットハレ(ライヴ)
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
収録:1991年10月ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
ダニエル・バレンボイム(P)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
メトロポリタン・ミュニヒが制作した一連のチェリビダッケ&ミュンヘン・
フィルのコンサート映像作品がEUROARTより続々と復刻されていますが、ブラ
ームス(20.66688)に続いて、バレンボイムをソリストに迎えたチャイコフス
キーとシューマンのピアノ協奏曲集もまた初DVD化となります。
チェリビダッケにとって、正規の商業録音としてはともに唯一の内容である
ふたつのピアノ協奏曲は、同一の音源を使用したCDもリリースされて初出時に
も話題を集めたように、入念なリハーサルに裏付けられた精緻な音色のセンス
と悠然たるテンポを基調に、途方もなく巨大な音楽が展開されるというもので、
チェリビダッケ晩年の様式美が顕著な点では、同じ顔合わせによるブラームス
と等しく、およそ破格というほかありません。
ピアノ独奏のバレンボイムは、シューマンの協奏曲を1972年にフィッシャー=
ディースカウ指揮でセッション録音したのち、また、指揮者としてバレンボイ
ムは、シューマンを1984年にミケランジェリ独奏でパリ管とライヴ録音、チャ
イコフスキーを2003年にラン・ラン独奏でシカゴ響とレコーディングしていま
す。かねがねバレンボイムは、チェリビダッケについて「わたしがこれまでに
巡り合ったもっとも偉大なる音楽家のひとり」と公言してきましたが、現代屈
指の巨匠ピアニストとして意欲的な活動を展開しながらも、どういうわけかバ
レンボイムの弾くチャイコフスキーは現状でもこれが唯一の録音のままという
のは、次元のちがうチェリビダッケとのここでの共演を越えるのは自身至難と
の思いからなのかもしれません。
チェリビダッケ生誕100年の2012年も間近となったいま、2002年の初出よりほ
ぼ10年ぶりとなるDVDでのカタログ復活は、ファンはもとより広く歓迎される
ものとおもわれます。
<BIS>
BIS SA 1857(SACD-Hybrid) ¥2500
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲
(1)第2番ト長調Op.9の1
(2)第3番ニ長調Op.9の2
(3)第4番ハ短調Op.9の3
トリオ・ツィンマーマン
【フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)、
アントワーヌ・タムスティ(Va)、クリスチャン・ポルテラ(Vc)】
[録音:2010年7、8月/旧ストックホルム音楽アカデミー、
11年8月/ポツダマー・マイスターザール(ベルリン)]
フランク・ペーター・ツィンマーマン率いるトリオ・ツィンマーマンの第2弾
はベートーヴェンの弦楽三重奏曲。初期を代表する傑作ながら、弦楽四重奏
に比べると録音の数はずっと少ないので大歓迎。それどころか、同曲の筆頭に
挙げられる充実の名演です。それぞれがソロイスティックでありながらアンサ
ンブルも完璧という理想的な形で、ベートーヴェン作品の素晴らしさを改めて
納得させてくれます。
BIS SA 1863(SACD-Hybrid) ¥2500
フレスト、黒パイプのダンス
(1)コープランド:クラリネット協奏曲(原典版・改訂版両終結部付き)
(2)ブラームス(ヨラン・フレスト編):ハンガリー舞曲第1、12、13、21番
(3)ヨラン・フレスト:クレズマー舞曲
(4)ルトスワフスキ:ダンス・プレリュード(第2版)
(5)ピアソラ:オブリヴィオン(ヴァイオリン・ソロ付き)
(6)ヒルボリ:孔雀物語(室内楽版)
(7)ヘグベリ:暗黙の目的の踊り
マルティン・フレスト(Cl)、リチャード・トニェッティ(指、Vn)
オーストラリア室内管
[録音:2011年5、6月/ユージン・グーセンス・ホール(シドニー)]
クロスオーヴォー的エンターテナーぶりで、世界中の人気者となっているス
ウェーデンのクラリネット奏者マルティン・フレスト。今回のアルバムは世界
のダンスにまつわる作品を集めた好企画。コープランドの協奏曲は「スウィン
グの王様」ベニー・グッドマンに献呈されたジャジーなものですが、滅多に聴
くことのできないオリジナル・エンディングも併録されているのに注目。現代
スウェーデンの作曲家ヒルボリの協奏曲「孔雀物語」では、フレストがローラ
ースケートで8の字走行をしながらバッハ=グノーの「アヴェ・マリア」を吹
くという曲芸も披露。また彼の実兄ヨラン・フレストが編曲したブラームス
のハンガリー舞曲に、東欧ユダヤ人のクレズマー音楽など多彩。ピアソラの
「オブリヴィオン」もカッコ良さ満点です。先日来日公演を行い絶賛された
トニェッティとオーストラリア室内管が、絶妙な伴奏を付けています。
BIS SA 1430(SACD-Hybrid) ¥2500
ブラジル舞曲
(1)ネポムセーノ:前奏曲「いたずら小僧」/バトゥーキ
(2)レヴィ:サンバ
(3)ヴィラ=ロボス:凶暴な踊り
(4)ミニョーネ:コンガーダ
(5)フェルナンデス:バトゥーキ
(6)グァルニエリ:3つの舞曲
(7)クリーゲル:新世紀へのパッサカリア
(8)ジョビン:カンダンゴの到来
(9)ペレイラ/ゲーハ=ペイシェ:モウラン
ロベルト・ミンチュク(指)
サンパウロ交響楽団
[録音:2003年4、12月/サンパウロ・ザール]
これは理屈抜きに楽しめるアルバム。ブラジル人作曲家たちが、サンバやバ
トゥーキなど自国に伝わる舞曲を題材としたオーケストラ曲を集めています。
古くはアウベルト・ネポムセーノ(1864-1920)やアレシャンドル・レヴィ
(1864-1892)から、1999年12月に初演されたクリーゲルの「新世紀へのパッサ
カリア」まで多彩。録音も良く、いずれも原色的で強烈な生命力に満ちている
のが特徴。アフリカ起源のリズムを持つヴィラ=ロボスからボサノヴァで有名
なカルロス・ジョビンの洗練まで、オーケストラ曲ながらクラシックっぽくな
い初めての世界です。
BIS 1763 ¥2380
C.P.E.バッハ:鍵盤独奏曲全集 Vol.23
(1)片手のみのピアノ曲Wq117/1(H241)/(2)幻想曲ニ短調Wq117/12(H224)
(3)ソナタ ト長調Wq62/11(H63)/(4)フーガ ニ短調Wq119/2(H99)
(5)幻想曲ト長調Wq117/12(H223)/(6)ソナタ ト長調Wq62/14(H77)
(7)幻想曲ニ長調Wq117/14(H160)/(8)ソルフェッジオ イ長調Wq117/4(H222)
(9)ソナタ ハ短調Wq65/31(H121)
(10)ソルフェッジオ 変ホ長調Wq117/3(H221)
(11)ソルフェッジオ ハ短調Wq117/2(H220)
(12)ソナタ イ長調Wq65/32(H135)
ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード)
[録音:2008年6月/ヘイッキ・サルヴェラ・ホール(フィンランド)]
シュパーニによるC.P.E.バッハの鍵盤独奏曲も23巻となりました。彼が弟子の
レッスン用に書いたソルフェッジオと幻想曲がメインとなっています。いずれ
も優美かつ個性的。珍品は片手(右手でも左手でもどちらでもよい)用の小品。
このジャンルのものの最古のひとつと申せましょう。シュパーニの演奏はます
ます自由闊達になり、C.P.E.バッハの魅力を存分に示してくれます。
BIS 1885 ¥2380
雪片-クラシック・クリスマス
神の御子は今宵しも/星に願いを/アヴェ・マリア/デンドン高らかに
いとしき大地/ベツレヘムの星/世の人忘るな/クリスマスの歌
輝かしきクリスマス/雪片/「わが思い果てしなく駆け巡り」による幻想曲
マリアの男子/もうじきクリスマス/聖ステファンの祝日/聖夜
この世はうるわし
オイスタイン・ボーズヴィーク(チューバ)、カントゥス女声合唱団、
トロッド・ヴィグム(指)トロンハイム交響楽団
[録音:2011年5月/フリキルケ(トロンハイム)]
チューバの怪人ことオイスタイン・ボーズヴィークからの心あたたまるクリス
マス・プレゼント。大柄でコワモテのボーズヴィークが、超低音のチューバで
クリスマス・キャロルを、というと悪趣味に思う向きもあるかもしれませんが、
まずは聴いてみて下さい。ボーズヴィークの歌手顔負けの歌い回しに加え、
弱音のチューバが意外にまろやかで甘い音を出しているのに驚かされます。あ
たかも優しいお父さんの歌声のようです。今年のクリスマスはこれで決まり!
BIS 1952 ¥2380
作曲家スティーヴン・ハフ
(1)ピッコロ、コントラバス、ピアノのための三重奏曲
(2)ピッコロ・ソナチネ
(3)ブリッジウォーター-FgとPf
(4)秋の歌(リルケ詩)-BrとPf
(5)ピアノソナタ「折れた枝」
(6)チェロと管弦楽のためのエレジー「最深の孤独の荒野」
ミヒャエル・ハーゼル(Picc)、マリオン・ラインハート(Db, Fg)、
スティーヴン・ハフ(Pf)、ジャック・インブライロ(Br)、
スティーヴン・イッサリス(Vc)、
ガーボル・タカーチ=ナジ(指)
タピオラ・シンフォニエッタ
[録音:2011年3月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)]
現代イギリスを代表するピアニスト、スティーヴン・ハフ。彼の作曲を集めた
アルバムの登場です。それもピアノ曲のみならず、歌曲、管楽器のための曲、
オーケストラ曲まである本格派。今回、ハフの生誕50周年を祝って録音された
自選集で、いわゆる前衛的な作風のものはありません。ピアノはハフ自身とい
うのも嬉しいですが、共演が凄い面々。ベルリン・フィル木管五重奏団のハ
ーゼルとラインハート、チェロをイッサリスが受け持っています。
<Wigmore Hall Live>
WHLIVE 0048 ¥1050
シューベルト:
春に D.882
漁師の歌 D.881
独りずまい D.800
夜の曲 D.672
シルヴィアに D.891
ベートーヴェン:「遥かな恋人に」 Op.98(全6曲)
ブリテン:ミケランジェロの7つのソネット Op.22
アーン:ヴェネツィア方言による六つの歌 「ヴェネツィア」
伝承:ダニー・ボーイ
マシュー・ポレンザーニ(T)
ジュリアス・ドレイク(P)
録音:2010年5月1日、ロンドン
Wigmore Hall Liveの新刊は、米国のテノール、マシュー・ポレンザーニのリ
サイタルです。ポレンザーニはイリノイ州、エヴァンストン出身。類稀な瑞々
しい美声の持ち主で、モーツァルトを中心としたリリック・テノールの役で
2000年代の最初の10年にメキメキと頭角を現しました。2010年7月、トリノ・
レージョ劇場来日公演でのヴェルディ「トラヴィアータ」のアルフレード、
同年9月、コヴェントガーデン王立歌劇場来日公演でのマスネ「マノン」での
デ・グリューは、いずれもたいへん話題になりました。
オペラ歌手として高名なポレンザーニですが、リサイタルも積極的に行って
います。その美声は、豊かな感性のシューベルトの歌曲も、情熱的なベートー
ヴェンの「遥かな恋人に」も、どちらも魅力を引き立てています。また後半に、
ブリテンの近代的美感に彩られたミケランジェロの7つのソネットと、素朴で
親しみやすいヴェネツィア方言の歌曲集を配するなど、プログラミングにもセ
ンスが光ります。締め括りのダニー・ボーイはポレンザーニのアンコールの定
番、しんみりと余韻を残して終わります。
今がまさに旬の美声テノールによる意欲的なリサイタル、これは聞き逃せませ
ん!
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:交響曲第3番
アラン・ギルバート(指揮/Vn)
フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)
オンライン:2011/10/21-11/04
演奏日:2011/10/05-07
http://nyphil.org/attend/broadcasts/index.cfm?page=broadcastDetail&broadcastKey=353
■ブルックナー・シンフォニー・イン・カテドラル - 神々の音楽
■山田一雄指揮新日本フィル/マーラー 交響曲 第9番
■K.Weill: Das Berliner Requiem; Hindemith: Der Tod; Stravinsky: Octet, etc / Paul Hillier, I Solisti del Vento, Flemish Radio Choir
■モーツァルトのアダージョ〜オーボエ室内楽名曲選/Heinz Holliger
■ワイル:交響曲第1番、第2番(ベルティーニ&BBC響)、ヴァイオリン協奏曲(ツィンマーマン)
■Gold Pop 3: 陸上自衛隊中央音楽隊
■ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲、リゲティ:ロンターノ、他/ヴァント&北ドイツ放送響
いつ買うかは未定。
PS
おっそろしく寒く、しかもまだ雪は降り続いている・・・(>_
10/29(土)の欧州各国の公共ラジオ放送のクラシック音楽番組で、
ライヴ録音・生中継を流すものをご紹介します。
ここで紹介したものは全てインターネット経由で聴くことができます。
時間は日本時間で、24時間表示です。
==========
【10/29(土)】
◎ベルギー・オランダ語放送 Klara
http://radio.klara.be/radio
23:00-1:00 Concerto
2011年5月11日、サルフォード(英国)
リライア・ウィリアムズ(ピアノ)
アントネッロ・マナコルダ指揮
BBC交響楽団
シューベルト:歌劇「サラマンカの友人たち」序曲 [05:47]
ハイドン:交響曲第84番変ホ長調 Hob.I:84 [23:38]
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 KV491 [30:46]
ハイドン:交響曲第47番ト長調 Hob.I:47 [18:50]
◎デンマーク放送 DR Klassisk
http://www.dr.dk
23:30-2:00 P2 Koncerten
2010年2月3日、コペンハーゲン、デンマーク放送コンサートホール
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
ネーメ・ヤルヴィ指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.77
R・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」op.30
11月17日(木)ネーメ・ヤルヴィ指揮 NHK交響楽団
《2011年11月Bプロ》 サントリーホール
【曲目】
1. ドヴォルザーク/スラヴ舞曲集 作品46 から 第1番
2. ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲二長調Op.61
【アンコール】
パガニーニ/24の奇想曲〜第9番
Vn:セルゲ・ツィンマーマン
3.ドヴォルザーク/交響曲第7番ニ短調Op.70
今月のN響定期は当初予定されていたイルジ・コウトが怪我で来日できなくなったため、各チクルスにそれぞれ代役が立ったが、B定期には名匠ネーメ・ヤルヴィが登場した。名匠とは言われているが、ネーメ・ヤルヴィの指揮に接するのは初めて。何はともあれ、東欧の名匠によるドヴォルザークがメインのプログラムということで期待は高まる。
一曲目はスラブ舞曲の中でも特に有名な第1番。音の鳴りがとても良く、勢いがあってどんどん前へ進んで行く。臨場感溢れる演奏はオープニングにぴったりだった。
続くベートーヴェンのヴァイオリン・コンチェルトでも、オーケストラの推進力はそのまま保たれて、乗りがいい。アクセルを軽く踏むだけでグイーンと加速する高性能の車に乗っている気分。音の抜けも良くて清々しい。それに、とりわけ管楽器のアンサンブルがいい味を出していて、ヴァイオリン・ソロが入るお膳立ては上々に進んだ。
そしてフランク・ペータ・ツィンマーマンの息子、セルゲのソロが始まった。セルゲのヴァイオリンは、よく磨かれた良い音がする。大きな表現力には物足りなさを感じるものの、凝縮された魅力がある。例えは良くないかもしれないが、小粒でもしっかりとした味と香りのある梅仁丹…ちょっと古いかな。とりわけ第2楽章の、静寂感としんみり感が胸に染みた。
ただ、セルゲのヴァイオリンは音程やタイミングがアレ?と思う場面が時おりあった。第1楽章では、何が起こったか、1小節乗り遅れたような感じで、オケと完全にズレた状態がしばらく続いた。オケとのハーモニーが明らかに違うのだから、もう少し早く挽回できなかったものだろうか。この辺りは経験と場慣れで解決していくのかも知れないが、ちょっと心配。
曲が終わって拍手が続くなか、今夜は空いていた隣の席に、な・なんと、大学時代の友人のテクノがやってきた。彼は1日目の会員だが、振り替えでたまたま僕の隣りにやって来たのだ。何という偶然!
後半は期待のドボ7。これはある意味期待に応えた演奏と言える。それは、熱気と切れ味と、前半でも聴かせてくれた推進力。スラヴの熱い血が迸るような勢いに溢れていた。オケがとてもクリアに響き、リズム感も抜群。ただ、「名匠ヤルヴィ」から何となくイメージしていた、深い味わいとか、郷愁めいたものは感じられなかった。もともとネーメ・ヤルヴィという指揮者は、そういう味わい系のタイプではないのかも知れない。
そうしたヤルヴィの良さが十分発揮されたのは、第3、4楽章。明快であるけれど、デジタル的というのではなく、血が騒ぐような人間的なリアリティーがある。それと第1楽章から感心したのがN響の管楽器の巧さ。ホルンとクラの人は名前がわからないが、滑らかによく歌い、表情もいい。オーボエの青山さん、池田さん、フルートの神田さん、それにファゴットの岡崎さん・・・名手たちの名アンサンブルが、このシンフォニーの演奏に素敵な花を添えた。
11/4(金)の欧州各国の公共ラジオ放送のクラシック音楽番組で、
ライヴ録音・生中継を流すものをご紹介します。
ここで紹介したものは全てインターネット経由で聴くことができます。
時間は日本時間で、24時間表示です。
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【11/4(金)】
◎ノルウェー放送 NRK Klassisk
http://www.nrk.no/klassisk
1:00-3:00 Konsertsal New York
2010年9月29日、ニューヨーク(米国)、エイヴェリー・フィッシャー・ホール
アラン・ギルバート指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
◎デンマーク放送 DR P2
http://www.dr.dk
3:20-6:00 P2 Koncerten
コペンハーゲン、デンマーク放送コンサートホールから生中継
クリスティアーネ・カルグ(ソプラノ)
クリスティーナ・ヴゼリン(アルト)
マクシミリアン・シュミット(テノール)
リャン・リー(バス)
マンフレッド・ホーネック指揮
デンマーク放送交響楽団
デンマーク放送コンサート合唱団
モーツァルト:
交響曲第39番変ホ長調 K.543
フリーメイソンのための葬送音楽ハ短調 K.477
レクイエム K.626
◎フランス国営放送 Francemusique
http://sites.radiofrance.fr/francemusique
4:00-6:30 Le Concert du soir
2011年10月22日、パリ、シテ・ドゥ・ラ・ミュジーク
セルゲイ・ハチャトゥリアン(ヴァイオリン)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ、パルティータ全曲
◎ケルン放送 WDR 3
http://www.wdr3.de
4:05-6:00 WDR 3 Konzert
ヨハネス・フリッチュ・イン・メモリアム [2]
2011年7月2日、ケルン、ザンクト・ペーター・クンストスタティオン
アサセロ弦楽四重奏団
ヨハネス・フリッチュ:弦楽四重奏のための夜想曲
ミヒャエル・フォン・ビール:弦楽四重奏曲第2番
ベルント・アロイス・ツィンマーマン:弦楽四重奏曲
ヘルムート・ラッヘンマン:グラン・トルソー、弦楽四重奏のための音楽
◎アイスランド放送 RUV RAS 1
http://www.ruv.is
4:30-7:00 Sinfóníutónleikar
レイキャヴィク、コンサートホール Harpa から生中継
デニス・マツーエフ(ピアノ)
ラモン・ガンバ指揮
アイスランド交響楽団
ヴォックス・フェミネー合唱団
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調 op.18
ホルスト:組曲「惑星」op.32
◎BBC Radio 3
http://www.bbc.co.uk/radio3
4:30-7:00 Radio 3 Live in Concert
ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールから生中継
イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
サー・ジョン・トムリンソン(バス)
ミシェル・デ・ヤング(ソプラノ)
エサ=ペッカ・サロネン指揮
フィルハーモニア管弦楽団
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
バルトーク:
ピアノ協奏曲第3番
歌劇「青ひげ公の城」(演奏会形式)
ツィンマーマンの息子:N響でベートーヴェンを披露していた。端正で綺麗な音だが、迫力にかける。もう一度!とは思わない。ただの七光りではないだろうが、父親には程遠いか?・優秀な外国人を獲得していく(どじょう発言):とりあえず優秀な日本人をきちんと使ってくれよ。↓・新薬開発の第一人者が国外へ:新薬...もっと見る
音楽祭(スイス): 2011年9月11日、ルツェルン、文化・会議センター ルツェルン音楽祭管弦楽団 (ペーター・エトヴェシュ指揮) ベルント・アロイス・ツィンマーマン: 大管弦楽のための前奏曲 "Photoptosis" シュトックハウゼン...もっと見る
皇帝」 ◎スウェーデン放送 SR P2 http://sverigesradio.se/p2 3:30-4:55 P2 Live klassiskt 2010年3月11日、ストックホルム、ベルワルドホール フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン) ダニエル・ハーディング指揮 スウェーデン...もっと見る
ケルン放送委嘱作品、初演) ダッラピッコラ:チェロと管弦楽のための対話 ベルント・アロイス・ツィンマーマン:単一楽章の交響曲 ◎ヘッセン放送 HR2 http://www.hr-online.de/website/radio/hr2 ◎...もっと見る