アメリカン・ギャングスターについてのブログ(評価・レビュー・ネタバレ・登場人物)

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2012/05/25更新

ベータ版で公開(ご意見募集中!)

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「ウィンターズ・ボーン」


2010年度作品。アメリカ映画。
ミズーリ州南部の山間に住む17歳の少女リーは、一家の大黒柱として、心を病んだ母親と幼い弟と妹の世話をし、なんとか暮らしを切り盛りしていた。ある日、彼女は地元の保安官から衝撃的な事実を知らされる。長い懲役刑を宣告されていた父親が、自宅の土地を保釈金の担保にして失踪したというのだ。もしこのまま裁判に出廷しなければ、家が没収されてしまう。リーはやむなく父親探しを始めるが、親族たちは一向に協力してくれず…。(ウィンターズ・ボーン - goo 映画より)
監督はデブラ・グラニック。
出演はジェニフゼ・ローレンス、ジョン・ホークスら。




幾分わかりにくかったかな、とまず見終わった後に思った。
そう感じた理由は、一言でまとめるなら、言葉が足りないように思ったからである。
それを説明する前に、まずは内容からは触れなければならない。


17歳にして家族の世話をする少女リーの元に、保釈中の父親が裁判を前に戻ってこない、という報せが届く。父親が戻らなければ保釈の担保として抑えられている家が奪われてしまう。娘は父親を探そうと行動する。
それが基本的な流れだ。

そういうわけで、父親を探そうとするリーに対して、周囲は基本的に冷たい態度を取っている。
それが僕には違和感を覚えてならなかった。

友人のダンナがつれないのは理解できるのである。
けれど、親族たちの素っ気なく、突き放すような態度は、どういうことなのかいまひとつ理解できず、見ていてもどかしさを覚えてならなかった。
父親を嫌っているにしても、彼らのリーに対する距離の取り方が、どうも極端に感じられてならないのだ。

またリーの方も少し変である。
彼女は、父親の行方を聞きだすけれど、まるでどこで聞けばそれがわかるのか、そのポイントをちゃんと心得ているかのように行動している。
それに対する説明も特になく、そのまま物語が進んでいくので、僕としては置いてかれたような気がしてどうもしっくり来なかった。

もちろんそれらの流れには、重大な事実がかくされている。そんな周囲の態度も一つの伏線だ。
だけど、それが最初の内はわからないので、僕はどうにも入り込めなかった。
せめて伏線は伏線だとわかる程度に、言葉を尽くしても良かったのでは、と感じる。


しかし全体を覆う、不穏な空気自体は良かったと思う。
また真相の全体像が見えてくる過程はサスペンスフルでなかなか楽しかった。
そういう点に関してはなかなか悪くないと思う。


しかしこの映画を見ていると、貧困というものについて考えざるをえなくなる。
基本的に、少女の属する世界は、貧困層と呼ばれる階層なのだろう。
周囲の環境は犯罪にあふれていて、扶養すべき家族が多く、苦難しか見つけられない。
リーはタフな少女で、そんな姿が大変好ましいのだけど、彼女の未来には明るい希望があまり見えず、どうにも暗澹とさせられる。
そしてそれが一面では、この世界の真実でもあるのだろう。

そんないろいろなことを考え込んでしまうような一品でもあった。

評価:★★★★(満点は★★★★★)



出演者の関連作品感想
・ジェニフゼ・ローレンス出演作
「あの日、欲望の大地で」
・ジョン・ホークス出演作
「アメリカン・ギャングスター」
「マイアミ・バイス」

qwer0987さん
アメリカン・ギャングスターとは
『アメリカン・ギャングスター』(原題: ''American Gangster'')は、スティーヴン・ザイリアン脚本、リドリー・スコット監督、デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ主演、2007年にアメリカで製作された犯罪映画である。 2007年11月2日にアメリカとカナダで公開。2008年2月1日に日本で公開。全米週末興行収入成績初登場...

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