Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

嫌われるタイプ

2010-07-28 | こころ
今日も暑くて、なかなか読書が進みませんが、
スマナサーラ師の本(運命がどんどん好転する)を読んでいて、
こういう事が意外に分からないんじゃないかな、と思ったので、書きます。

友達ができない人の理由、というものです。
わたしも今、人とコミュニケーションが取れない状態なので
耳が痛いんですが(笑)

***

友人というものは大切なもの。
何故かというと、お互いの事をとても大切に思いあっているだけで、
悩みやらなんやらの話の中身なんか、そんなに気にしないから(笑)

あまり友情のない相手の話を聴いていたら、
相手の言うことを真に受けすぎてしまい、
相手の感情の波動をもろに受けて、自分まで落ち込んだりしてしまう。

友達同士なら、ただ一緒にふざけているだけで、
こっちの言うことを相手は聞いていないし、
相手の言うことをこっちも聞いていない。

でも、お互いに大切に思いあっているのが分かっているから、
心は通っている。

相手の言うことなんかどうでもよくて、相手の事を心配している。
だから、自分も余計な波動なんか受けないで、
相手も色々話して気がすんでしまう。

***

こういう風に友達とは、生きていくために大切なものだけれど、
友達ができない人というのは、自分の心にエネルギーがない。

というか、人を遠ざけ、人を拒絶するエネルギーを出している。
他人が不快と感じてしまうような波動を発している、ということです。

これには幾つかあるのだけど、まず一つは高慢。
自分の知識や考えを正しいと思い、
知らないような人間には教えてやらなくては、と思っている。

次に、高慢から派生するものですが、批判癖、あら探し。
人と接するときに、まず、
問題点を見つけてあげなければ、というような変な気持ちを持っている。

三つ目に、他人がどうでもよくなって、自分の世界に籠ってしまう。
もの惜しみというか、自分のものを他人と共有するのを嫌がる。

自分の縄張りを堅持し、人が踏み込むことを許さない。
誰とも分かち合うことなく、自分だけで全てを済ませてしまう。
物だけでなく、自分自身や、自分の時間、才能、知識なども含めて。

***

こうした波動を出しながら、
パーティーを開いたりプレゼントやおもてなしをしても、
友達は出来ないとのこと。

例えば、自分が縄張りを堅持している中に、
無理矢理踏み込んでくる相手なんか、世の中にいません。

それらは無駄に終わるから、そうでなくて心を変える必要があると。

心を変えるためには、慈悲喜捨の瞑想をするのだそうです。
これも、チベットのロジョンにもありますが、
こちらは、一番基本的なものです。

◎自分が幸せでありますように。
◎自分の親しい人々も幸せでありますように。

と念じ、ネガティブな気持ちは一時捨てて、
親しい人々をしっかりイメージする。

そして、その人々誰もが、苦の中で
人生を頑張って生きているのだというイメージを強く抱く。
だらか彼らに優しく接しなくてはならない、と信念を持つ。

そして、親切にすることを実践する、
ということです。

“友達を作りたい”などの下心は捨てて、
ただそうすべきだから、親切に思いやりを持つのです。

長年の癖のせいで批判癖などが出たら、
メタ認知で早めに気付き

この人だって自分なりに精一杯頑張っているのだから
優しくしなければならない、
という思いにすり替えること。

親御さんに批判やあら探しをされて育ち、
そうしなければ人は成長なんかしない、だから厳しく指摘しなくては、
という変な強迫観念を持っている人もいますが、

心配いりません。
人は、たくさん優しくされれば、
やる気が出てくるものなんですから。

***

まあ、わたしも今は、
拒絶の波動を出してますが…

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