栗の木の古民家〜岡山県津山市〜

栗の木で建てられた築200年の古民家を、建築士がリノベーション。しかし、都合で古民家を売却することになりました。

古民家の構造”暑さ寒さ対策よりもまず耐震補強”が必要

2017-02-12 08:40:22 | 古民家リフォーム

4年前に、岡山県津山市の古民家を購入しました。

物件の引渡し後、建物の状況をあれこれ詳しくみて、やっぱり耐震補強をしないと危ないな…と思いました。

そして、耐震補強工事をしました。

 

地震が起きた際、絶対に、柱を折ってはいけないのです。

中にいる人間が、押しつぶされてしまいます。

柱を折らないよう、柱を守るための、耐震壁です。

 

 

 

がっちり設置しました。

 

去年(平成28年)10月の鳥取での地震で、鳥取では震度6弱でした。

その鳥取のすぐ南にあります、岡山県津山市は震度4でした。

 

この耐震壁が効果を発揮し、古民家の中では、あまり揺れを感じることがありませんでした。

 

実際に地震が起きてみないと、わからないものです。

しかし、現在のところ、震度4には何ら影響はありませんでした。

 

古民家は茅葺きなので、その重さは、大変な重量です。

屋根だけで、2tはあるでしょう。

 

地震で揺れて、2tの屋根を支えきれるような構造が必要ですが、古民家にはないんです。

「太い柱や梁があるから大丈夫だ!」と無知なことを言う、建築のことを全く知らない不動産屋の営業マンもいます。

彼らは、物件を売るためなら、廃屋ですらも「いいお得な格安物件ですよ」と勧めてきますから…

 

 

古民家を内側から見ると…

 

これは、屋根の部分を内側から見た画像です。

 

模型で見ると…

 

茅葺きですから、どっかりと重厚な萱が、この上に乗りますと、それはもう重たくなります。

 

そう、萱は、分厚く乗せられるんです。

 

 

 

古民家の重たい頭を支えねば!

 

↑ こんな、がらんどうな空間の状態では、支えるものがなく、危ないです。

 

住み易さよりも、まず命を守る耐震の心配をしてから〜 と考えるのが賢明であると思います。

 

 

岡山県津山市の築200年の古民家は、現在売却中です。

 

古代建築に詳しい木造建築士の資格を持つ建築士により、耐震補強工事をしました。

 

物件は、津山市の不動産屋さんがご案内しています。

 

この古民家物件に関するご質問やお問い合わせは、直接売主にご連絡頂いても、お返事しています。

左サイドバーにあるGmailアドレスへ、何でも、お気軽にお尋ね下さい。

 

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