2009年夏、衆議院選真っ只中のときに、自民党の麻生総裁が、関西地方を、応援演説のために、遊説して言った。これはそのときの写真。伊丹駅近くで撮影できた。当時から、民主党有利、自民党不利を、巷では噂されていた。それでも、さすが一国の命運を預かる選ばれた人物である、それなりの迫力と存在感を、集まった人々に誇示して、神戸方面へと立ち去っていた。これより一週間後に、歴史的な大敗を喫して自民党政権は崩壊する。
神戸長田駅前に、阪神大震災の復興記念モニュメントとして、じつぶつだい(?)の鉄人28号が、建造された。原作者の横山光輝がこのあたりの出身だということで、企画されたとのことである。
全高18メートルの巨体が周囲を睥睨しているさまは、さすがに迫力があり、もしこの場にリモコンがあれば、動き出してしまいそうであった。
全高18メートルの巨体が周囲を睥睨しているさまは、さすがに迫力があり、もしこの場にリモコンがあれば、動き出してしまいそうであった。
列車が着いても、誰も降りない、誰も乗らない。ただ、運転手の合図の手が、窓から伸びるだけである。ワンマンカーなので、車掌もいないのだ。列車が鳥取方面に去った後、一瞬の喧騒が過ぎ去り、またもとのひっそりとした、けだるい午後の時間が流れていた。
JR山陰線は、無人駅が多いことで、鉄道ファンに知られている。その中でも田舎中の田舎。居組駅を、紹介しよう。ここは、兵庫県と、鳥取駅の県境近くの、すぐ近くが日本海の海岸に面しており、海水浴と、風光明媚なことで有名な、諸寄海岸があり、次の諸寄駅には、夏場にはそこそこの乗降客があるのだが、居組駅は、地元の人たちが利用する以外は、日中はひっそりとしている。駅の自転車置き場にも、この日は、3台の自転車が置かれているだけだった。すぐ近くのトンネルの中から、鳥取行きの列車が現れ、到着を告げる汽笛を、山間に響かせても、駅には、私以外には、誰もいなかった。