なんでもぐも = (なんでも-も)+(も+ぐ)+もぐ

専門のマシン知能に限らず、身辺で感じたこと、なんでも、なぜ、という観点から
もぐもぐ(深堀り)を試みるブログです.

トマトの毒:アルカロイドと抗がん剤との接点

2012-08-05 21:43:50 | 日記
前のブログでがん幹細胞について書きました.

実は、このがん幹細胞に効果的なハーブとしてキャッツクロウ
というものがあるのですが、実はこのキャッツクロウには、
トマトの毒であるアルカロイドという成分が含まれているのです.

キャッツクロウ(学名Uncaria tomentosa)は、南米ペルー原産の
アカネ科カギカズラ属の蔓性植物で葉のつけ根に猫の爪のような
トゲがついているところから名付けられました.
スペイン語ではウーニャ・デ・ガドと呼ばれて「ペルーの奇跡」
とも称されているハーブの一種です.

実は、このキャッツクロウの主成分は「オキシインドールアルカロイド」
であることが解っています.

アルカロイドとは植物中に含まれる窒素含有成分群の名称で、
キャッツクロウに含まれているインドールアルカロイド類には、
マラリアの特効薬であるキニーネ、眼科で使われるフィゾスチミン、
高血圧に使われるレセルビンなど、多くのアルカロイドが医療分野
で医薬品となって使われています.
米国では、オキシインドールアルカロイドは、
「免疫系を刺激する特性がある」という内容で特許が取られています.

つまり、アルカロイドとは毒でありながら、その毒で抗がん剤にも
なるいわゆる「トゲ」ありハーブ(妙薬)というわけですね.

キャッツクロウが「ガン」に効果的だとわかったのは、キャッツクロウ
が科学的に研究され始めた1969年のことです.
ペルーのオスカー・ルイスシュラー氏(76歳)が肺ガンの末期症状に
あると診断され、放射線治療等を受けたが一向に効果が見られず、
これ以上苦しみ続けるは耐えられないと治療を放棄しました.
父の姿を見るにしのびなかった彼の息子が最後の手段として、昔から
先住民の間で妙薬として飲まれていたキャッツクロウを飲ませ続け、
そして1カ月後、心身共に回復が見られ、2カ月で完治しましたという
ことが世に知られ、、多くのガン患者がキャッツクロウを飲むように
なったわけです.

今後の医学研究に期待したいものです.案外、答えは、我々の身近な
ところにあるのかもしれませんね.



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がんはそれ自体の幹細胞で増殖する

2012-08-05 20:29:27 | 日記
残暑お見舞い申し上げます

興味深い以下の記事を見つけました.

因みに、幹細胞とは - ほかの細胞の元になる細胞であり、自分自身が増える複製能力
と、ほかの細胞になる能力を備えています.
骨髄にあり赤血球や白血球をつくる造血幹細胞、肝臓に ある肝幹細胞などさまざまな種類があります.肝臓は蘇生能力が高い臓器ですが、実はこの幹細胞がその役割をしているからです.がんも、同じように、増殖するための幹細胞があるようですね.

だから、今後の医学研究は、がん幹細胞が増殖するときに作りだされるタンパク質を見つけて、増殖の根を断つ、ということになるのだと思います.


【8月2日 AFP】がん再発の原因となるとされる「がん幹細胞」が存在する証拠を示す3つの研究結果が2日、英科学誌ネイチャー(Nature)と米サイエンス(Science)に発表された。がん幹細胞の存在をめぐってはここ10年ほど研究者の間で議論が分かれてきたが、今回の発見によって新たな治療薬が開発できると研究者らは期待している。

 3つの研究はいずれもマウスを使って実施された。このうち、腸がんに関する研究をサイエンス誌に発表したオランダ・ユトレヒト大学医療センター(University Medical Center Utrecht)研究チームのHugo Snippert氏はAFPの取材に、これら3つの研究成果によって、がん細胞に異なる機能を持った階層があることがはっきりと示されたと説明した。

■がん細胞の「工場」

 中でも「がん幹細胞」は、がん細胞を作り出す工場の役割を担っているという。

 幹細胞は体内のさまざまな組織の元になる若い細胞で、再生医療で注目されている。だが今回、Snippert氏らの研究では、健康な幹細胞が変異して腫瘍の元になる「起始細胞」を生み出すことが分かった。この腫瘍にも幹細胞が含まれており、がん細胞をさらに増殖させるのだという。

 Snippert氏によれば、がん幹細胞は正常の幹細胞と非常によく似ているため、従来の治療法では正常な幹細胞まで損傷してしまう可能性が高い。したがって今後、がん幹細胞の特徴を把握し、これにターゲットを絞った新薬の開発を行う必要があるという。

 一方、完治の望めない脳腫瘍を対象とした米研究チームは、化学療法の後に新しい腫瘍が発生する源となっていると思われる細胞を発見したと発表。「がん幹細胞が存在する証拠」だと述べている。

 また、ネイチャー誌に掲載されたベルギーと英国の合同チームの研究では、皮膚がんの中から幹細胞と似た特徴を持つ腫瘍細胞の亜集団が見つかったという。

 ネイチャー誌は声明で、「これらの研究を合わせて考えると、がん幹細胞に相当する細胞が存在していることを示す証拠となる」と述べている。(c)AFP/Mariette le Roux
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