なんでもぐも = (なんでも-も)+(も+ぐ)+もぐ

専門のマシン知能に限らず、身辺で感じたこと、なんでも、なぜ、という観点から
もぐもぐ(深堀り)を試みるブログです.

生体の恵み:トランスファーファクター

2009-11-25 21:24:15 | 日記
アレルギーというものを考えるとき、われわれの免疫
というシステムが欠かせません.

花粉症は、花粉によって引き起こされる免疫系の異常
であるとかなんとか、という話しをよくきくわけですが、
われわれの免疫系はどういう仕組みになっているので
しょうか.

また、新型インフルエンザが世界中で広まっていて、
冬にかけて日本国内でもさらに拡がると憂慮されている
わけですが、新生児や幼児での症状深刻化が懸念され
ています.

実際、自職場では、誰もインフルエンザにかかって
いないのに、子供たちが通っている小学校では、学休
閉鎖となっているようです.

確かに新生児や幼児は、大人に比べて免疫が劣るので
しょうが、何が根本的に違うのでしょうか.


最近、小林製薬が関連した興味深い記事を見つけました.
→ http://www.j-cast.com/mono/2009/11/21054487.html

実は、以前このブログで紹介をした米国人気ドラマの
「ドクターハウス」の中での新生児の院内感染に関連した
内容がありました.院内感染で病気にかかる新生児と
そうでない新生児の差は何であるのか・・・.

結局は、母親の抗体を持っていた新生児は病気に罹らない
というものでした.

実は、新生児は、独自にもつ免疫系がそれなりに機能する
まで、母親の免疫で作り出される抗体を受け継ぐことに
よって、ウイルスやばい菌などから身を守っている、
ということが古くから知られていました.

母親から子に移転されるトランスファーファクターと
呼ばれる「移転因子」があります.これは、あらゆる高等
動物の体内に存在し、免疫情報を伝達するペプチド分子の
一種であり、白血球や初乳、卵などに存在し、保有者の
免疫反応を誘導、助勢、抑制する働きを持ちます.

また、非常に低重量の分子であるためアレルギー反応を
引き起こすような免疫原性を持ちません.

トランスファーファクターは、1949年、アメリカの免疫学者
H. シャーウッド・ローレンス(H. Sherwood Lawrence)
によって発見されました.当時結核の研究をしていた彼は、
感染者の白血球から抽出した低分子物質を注射することで、
感染者が持つ免疫反応を非感染者に移行できることを明らか
にしたわけです.

この抽出物には感染者が持つ免疫に関する情報を非感染者
に移すなんらかの因子が含まれていると考えたことから、
この物質はトランスファーファクターと名付けられました.

新型インフルエンザで重症化する新生児・幼児とそうなら
ない場合において、母親からの初乳によるこの移転の可否
について、重症化との関連性が指摘されています.


つい最近まで、この物質をめぐり一つの問題がありました.
それは、この物質を大量に抽出する方法がなかったこと
です.

ヒトから初乳を抽出することは数に限りがあります.
このことが、臨床でのトランスファーファクターのデータ
不足をもたらし、今日に至るまで効果があるにもかかわらず
巷に知られることはなかったと考えられます.

後の研究により、トランスファーファクターは生物学上の
「種」固有の物ではなく、汎用的な有効性を持っていること
が判明しすなわち、ウシやニワトリのような種の動物から
得られたものであっても、トランスファーファクターは
ヒトやその他の動物に免疫情報を移転することが可能である
ことがわかりました.

それで、ロシアや米国では、ウシ初乳や鶏卵から抽出し
サプリメント化されたトランスファーファクターの研究が
さかんに行なわれ、米国サプリメント会社のソース
ナチュラルズでは、特殊な抽出技術により、大量生産が
可能となったおかげもあり、比較的安価(900~2000円弱)
程度でサプリメントを生産、販売しています.
→ http://www.fira.biz/index1.2.html

自身もここ六ヶ月毎日服用していますが、とくに感染症
関連には効果があるようで、以前のようにすぐに抗生剤
にすぐ頼らずともよく、副作用もないので安心です.
(免疫が増強されて熱が出るくらいはあるようですが)

トランスファーファクターの研究は90年台の後半に
かなり、活発に行なわれた経緯が、論文等を追うことで、
推測できます.

日本でも福島県いわき市共立病院の府川医師等が、
脳腫瘍患者に対する免疫強化のためのサイトカイン増強
に関して、トランスファーファクターを用いた論文を
閲覧することが可能です.
http://ci.nii.ac.jp/lognavi?name=nels&lang=jp&type=pdf&id=ART0002487742

このトランスファーファクターは、幼児ばかりでなく、
高齢者のように免疫システムが退化した場合にも効果的
であることが昨今の研究について示唆されています.

これは老齢化によって現象するナチュラルキラー細胞
の活性度を高めることが、臨床的知見として得られて
いるためです.

このトランスファーファクターを通じて、われわれの
免疫システムを知り、味方(自己)や敵(非自己)など
をどのように見分けるのか、また、巧みに侵入してくる
ウイルスにどのように対処しするのか、生体が持つ知能
をさぐってまいりたいと考えております.

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サプリメント知能考

2009-11-04 18:47:24 | 日記
今回は、これまでのマシンやロボットの知能化の
話題とは少し離れて、ここ数年、関心のもっている
ことについて紹介します.

自身は、2年ほど前から、サプリメントをはじめて
います.ちょうど投資やファイナンスに興味を持ち
始めたのと同時期であります.

その理由は、幼少のころより、アトピー性皮膚炎を
患っていて、ステロイド療法に頼ってきたのです.

2年ほど前、研究成果をまとめるため忙しくなり、
アトピーが悪化してきたので、ステロイド剤の代表
であるプレドニン(コルチゾール)を飲んでいた
のですが、強い免疫抑制のための感染症を患ったり
不眠などの副作用に悩ませされていました.

免疫抑制剤を飲むと、炎症が消えてゆき、服用を
続けると見違えるほどスキンはきれいになります.

しかし、上述のような副作用があるので、長期間
服用することは、様々な外敵(ウイルスやばい菌)
を体内に浸入させることになるので、病気を招く
ことになります.また、そのほかのよく知られて
いる副作用に陥る可能性は高くなります.

そういったこともあり、アレルギーのメカニズム
をできる限り知り、それに見合った対処を考える
と、<サプリメント>治療があると考えました.

ビタミンBやC、カルシウムなどが必要なことは
よく熟知しているつもりでしたが、なぜ必要か、
どれほどの量を服用すればよいのか、免疫系に
どう影響を及ぼすのか、などなどの疑問があって、
そういった事柄に関する情報を総括的に仕入れて、
人間の身体に対する理解を深めよう、ということ
なんです.

最近、有名なコエンザイムq10などは炎症を
引き起こす元の活性酸素などを抑制することで、
美容効果など期待されていますが、それらを構成
する基本物質や抑制原理など、それなりに把握
しておかないとかえってリスクが高くなりますね.

なので、なぜ必要なのか、具体的に何があって、
どうなるのか、それをきわめていって、自分の
身体にあったサプリメントのコレクションなど
を作れるのか.仮に、コレクションが作れたと
して、それを服用したときに大丈夫なのか、など
いろいろ推論を巡らす様は、今までブログの中
で述べてきたような、知能のあり方を模索する
ことにつながるように思えます.

原理を知って、そうだとしたら、どうなるのか、
という予測をもって、未然にリスクを防ぐために、
智慧や知識をどう使うのか、そのために必要な
ノウハウとは何か、ということになるでしょう.

巷には、新型インフルエンザが世界的に猛威を
ふるっており、そのためのワクチンが必須である
ように広まっていますが、本当に効果的なので
しょうか.

弱毒性のインフルエンザ特性が、なんらかの影響
を受けて強毒に変わり、高額な研究費をかけて
作ったワクチンが効かなくなるといった心配も
考えられますが、ワクチンに頼ることは本当に
賢明なのでしょうか.

人が持っている免疫を有効に活用してもっと安く、
治せるための方法など考えられないでしょうか.

ロボットやマシンを知能化することでその仕組み
自体を理解するために、人の知能を参照すること
で、結局は、人を賢くさせるものだと私は考えて
います.

つまり、わからなかったことが透えてくる.

病気などに対してもどう立ち回るべきか、という
ことを真摯に捉えることで、見えなかったものが
透える可能性もあり、われわれの日常のいたる
ところでの変化も期待できます.

こういったモチベーションもあり・・・

これからしばらく、自身のサプリ体験談など交え、
知能化に関する考え方を述べたいと思います.
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