Aspies and ADHDes

AspieとADHDの特性があり、テキトーな医師が診断しました。(自分では、第4の発達障害ではないかと思っています)

私の指標は外国にある

2017-07-10 16:08:54 | 楽しい・ワクワク
図書館で、日本人女性が魅了された英国の生活文化を紹介する本を読んで、とても面白かった。
そう言えば、10年前にもフランス人女性が自国の生活文化を日本に紹介する本を読んで、とても面白かったのだ。私は、それらの本を読んでいると、共感し、普段感じ得ない、自己一致した気分になる。自分が日本で感じながらも押し殺され尤もらしい論理で納得を強いられている違和感、疑問を、外国人あるいは外国をよく知る日本人が的を射て、私よりも随分鋭く指摘、批判しクリアに晴らしてくれるからだ。

例えば、お歳暮・お中元・引き出物などの虚礼によって贈り合う無駄なガラクタ。年賀状も、好きな人や友人に送るのはとてもいいと思うが、日本社会の虚礼として交わされる年賀状は、紙と労力と金の無駄である。また、冠婚葬祭にまつわる不当に吊り上げられた価格。例えばいつ着るかわからない喪服などの礼服がものすごく高いこと(ふつうのスーツは1万円で買えるのに。私の持ってるワンピースも1万円で十分綺麗で盛装として使えるのに)や、稀にある祭時にしか着ない使わない履かないものが、ものすごく高額であることだ。私もまだ20歳の頃は、成人式の振袖(これは回ってきたやつ)のためにちょっとした髪留め飾りやその他付属品を買ったが、これが不当に高額であった。

物は、原価以上の価値はないのに、冠婚葬祭の非日常、見栄っぱりのかっこつけ(バカ)に漬け込んだ商魂が、卑しく浅ましい。全然美しくない。英国人やフランス人は、日本のこの冠婚葬祭に漬け込んだ商魂にびっくりするそうだ。私は、年端もない頃は、商売人や周囲の常識人に言われるまま従ってきたが、今では騙されないし流されない。

母は、男女差別に反対しているし、母親になった女性にいつでもどこでも母親を押し付け個人として認めない日本の文化に反対している運動家である。でも九州で生まれ育った母は、やっぱり九州あるいは日本の常識の中にいる。器用で几帳面で誠実な母は、むしろそこらへんの日本人よりも、日本の常識における優等生だ。私は、この皮肉な現象については、前々から感じていた。日本の常識が苦手であるとともに、実際劣等生である私には、このことがよく感じられた。

例えば、前記事でも言ったが母はスーパーウーマンで、激務の仕事をして家事をおろそかにせず料理は手抜きじゃなかった。英国は、ご飯がまずいとよく言われているが、毎日食べる料理がそこまで完璧である必要がないと考えている。もちろん栄養などは気にしているものの、日々の料理に渾身のふるまいをする必要はないと構えている。日々の料理に不必要に意気込みハードルを高くしてない。もっと脱力しているのである。これは、私も英国に滞在した時に感じた。客人の私に対してさえも、いつも通りの簡素な食事であった。日本だったら、客人が滞在しようもんなら「あー大変まー大変」となるだろう。

ちょっと話は逸れるがおしゃれもそうなんだ。日本人女性のおしゃれって、自由じゃなくて、行き苦しくて、私には素敵だと感じられない。自由な謳歌がない。

私は幼少の頃から、欧米の文化の方に親しみを感じていた。日本の、しかも九州のど田舎に実家があるのに、日本の風習、常識にはなじまず、欧米のそれになじむものがあった。不思議である。父方の祖父は長崎出身で、父も祖父も西洋っぽい容姿をしているから、私のルーツには欧米があるのかも知れない。ポルトガルとかオランダとか。実は私のことも、「外人」「ハーフ」とからかう男子たちがいた。

色んな場面で、外国人(とくに欧米人)と波長が合い仲良くなることが多かった。

例えば、山手線の長い椅子に座っている時、乗客のある母親が、幼い子供の行為に対して(不要にと私は思ったが)「わがまま」「自分勝手」と子供のやろうとすることをいちいち注意して叱っていた。東京の電車の中が殺伐としていて敵対的で子供連れにやさしくないというのは共通認識としてわかっているが、この母親は、そんなやさしくない空気を読み過ぎて、自己防衛的に子供を叱りつけていた。混雑した山手線で、他の乗客達に配慮した行為であるとはわかるが少なくとも私にとっては無用な心配、叱りつけであり、子供がかわいそうであった。そんな気持ちでその子連れを見ていた。前の長椅子に座った外国人男性も、その母親を見て文化の違いを感じドン引きした風で、次に私と目が合い目配せしてきた。私が彼と同じ気持ちだと察したようだった。

つづく
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