ひらやまクリニック日記NEO

内科・心療内科・漢方内科クリニックのブログです。安い・簡単・気持ちいい健康習慣の情報発信がメインです(^^)

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完璧なんかじゃなくてもいい

2016-11-15 08:20:25 | 日常に取り入れてほしい、臨床心理学
正直メンタルを病む人はイイ人が多いです。
典型的なのが、他人の相談事は聞くけど自分はグチ一つこぼさずに健気に頑張るような方々です。
今までの人生をそうした生き方で精一杯乗り越えてこられたことを思うと、自然に尊敬の念を覚えます…。

しかし、それがストレスの根本になっていることが多いのも事実です。

『自分がこんなに頑張ってるのにあの人(この社会)は何なの?』
『自分がこんなに我慢してるのに、なんの見返りもない!』
『私の周囲は空気読まない人や能力の低い人ばかりでもうウンザリ。』
そして社会や他者への不信や自責の念を増してしまい、巨大なストレスを形成してしまうのです…。


『大人は一人で何でも完璧にこなす存在でなければならず、人生は完璧性の追求。』という人生観をもたれる方もおられると思いますが、大丈夫です。

完璧なんかじゃなくてもいい。
周囲に完璧な面ばかり見せていたら、心からのサポートなんて受けれっこないと思いますよ。
世の中信頼できない人もいるかも知れませんが、そんな人ばかりじゃありません。
周囲に(安全な形で)表に出しにくい事情を聞いてもらうコミュニケーション技術だってあるんです。

つい力説してしまいました。
私の研修医時代の教授の、『本当に強い人は、弱い』という言葉をもって、シメとさせていただきます。








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セルフケアの相互作用

2016-11-15 08:11:26 | 日々の所感
診療で運動・食事・心理・内服治療を行う中、これらは常に相互作用をもたらすと実感するようになりました。

以下は私の雑感ですが…。

例えば食事療法で酵素やビタミンを充分摂取しても、病巣に届かなければ症状改善の効果は薄い…。ゆえに全身の血行を促進するような運動療法との併用が効果的と思いますし、或いは運動療法で患部の緊張をとろうとしても、社会心理背景に不安が強ければ深部の緊張は解しきれない…。この場合は心理療法の併用が好ましかったりと、食事と運動・運動と心理・心理と食事など様々な併用のパターンのメリットがあります。

これは治療を受けるときだけではなく、セルフケアにも当てはまるものと思います。
高価な健康食品や長時間の運動で健康を維持・増強するのも悪くないかと思います。
しかし相互作用を考えますと、各療法をバランスよく取り入れるのが、セルフケアにおいて低コストで高いパフォーマンスを産む(つまり、安価で労力もあまりかからず、健康維持や増進効果が高くなる)と考えます。

今後も研鑽を重ね、各ジャンルのセルフケアをご紹介します。








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脳の調整ブレインジム

2016-11-15 08:03:53 | 脳と心に良い運動
お久しぶりです…。

過去のトラウマ体験がスッキリしない人は、優しく話を聴いてもらってスッキリする『支持的精神療法』がよろしい事が多いのですが、エクササイズも素晴らしい効果があるとわかっってきました。

例えば脳への刺激を狙ったエクササイズ、『ブレインジム』
Amazonで本も買えますが、手軽なわりに効果があると実感しています。
左脳・右脳、前脳・後脳などの協調性を高めるエクササイズは脳の全身運動とでもいいましょうか。
終わった後は脳が芯からリラックスする感覚です。引きずっていたトラウマ体験をスッキリ解釈し直せることもあります。

現代的な生活の中では脳や体の使い方に偏りがでて、本来脳や心が持っているトラウマ処理能力やストレス耐性が落ちることがあるのかもしれません。

心や体と同様、脳にも食事や運動によるセルフケアが有効と考えています。ではまた(^-^)/

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性格には変えれる部分と変えれない部分がある③

2013-06-29 14:12:39 | 日常に取り入れてほしい、臨床心理学
お久しぶりですこんにちは(^^)
いよいよ後半、性格の変えれる部分を説明します。

⑤自尊心(自己志向性)
特徴:自己決定や意志の力、選択した目的や価値に一致する状況に適合するために行動をコントロール・調整し、そして選択する個人の能力
この因子が高い人:責任感があり、目標を設定しそれに向けた行動を選択でき、選択した行動を可能にする能力を持ち、自分で選択した行動に自分を動機づけることができる
この因子が低い人:責任感が低く、目標に向けた行動を取ることができず、自尊心が低く、自己奮起できない

自分という存在や自分のやり方への信頼感、すなわち自信といってしまって良いでしょう。
これが低いと自分で自分の環境や人生の行き先をコントロールできていないような感覚が強まることでしょう。

⑥の協調性が高くて⑤の自尊心が低いのがいわゆる“いい人”で、心療内科でお目にかかりやすいパターンといえます。
逆に協調性が低くて自尊心が高い場合、自分はしっかりと自分の道を歩んでいるけど集団の中で浮いてしまうなど、対人関係でのトラブルが多かったりというタイプになるようです。

⑥協調性
特徴:他人と同一化し、受容する際の個人差を説明する因子
この因子が高い人:社会的に寛容・共感的・有用・同情的
この因子が低い人:社会的に不寛容・他者に無関心・役に立たない・執念深い

自分と他人に関する能力です。これが低いと嫌なヤツという扱いになりやすいえます。

空気を読むように強いられがちな現代社会に求められる能力ですね…。
前回のの続きですが、遺伝要素の強い性格因子①~④が他人に良く評価されるかどうかはこの値に負う部分が大きいといえるでしょう。
しかし繰り返しますが、協調性だけが高く自尊心が低いというアンバランスはいわゆる“いい人”。
周りのウケは良いけど、人知れずストレスは蓄積されて…。
うつ病・パニック障害・各種心身症などストレス性疾患の温床といえます。

⑦精神性(自己超越性)

特徴:統一された全体の本質的必然的部分として理解される全てのものとの一体化、全てのものは全体の部分であるという統一意識

『私達人類は宇宙船地球号の一員なんだ』とか、『私達はみな宇宙の一部分で、お互いに影響を及ぼし合う』といった意識といえますね。
エコな人やスピな人は高かろうな~と思います。
面白い部分ですが健康との関連はまだまだわからない点が多いので、以上で省略。

まとめ
遺伝的な影響の大きい①冒険好き、②心配性、③人情家、④ねばり強さの四つがどのようなバランスで組み合わされているかで、その人の性格の骨組みは決まってきます。
ここまでの時点ではまだ長所も短所もありません。
性格の骨組み、言い換えると生まれつきの個性に肉付けをして長所にしたり短所にしたりするのが、残り三つの因子⑤自尊心⑥協調性⑦精神性です。

現代的な社会では協調性のみが強調されている感もありますが、これこそが“いい人”が抱える人知れぬストレスの温床。
自尊心や精神性もバランス良く高めてこそ真の精神衛生、真の健康が養われると言えるでしょう(特に自尊心)

ではいかにすれば自尊心は養われるか…。
機会をみつけてお話させて頂きます。

ではまた(^^)


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性格には変えれる部分と変えれない部分がある②

2013-06-20 08:32:33 | 日常に取り入れてほしい、臨床心理学
お待たせしました、前回の続きです。
七因子のうち、遺伝的な要素の強い4因子をそれぞれ説明します。(括弧内は専門用語です。)


1.冒険好き(新奇性追求)
特徴:行動の活性化と開始に関する遺伝的傾向性
関連する神経伝達物質:ドーパミン
この因子が高い人:新しもの好き・おしゃべり・不規則な行動・衝動的・探索的・気まぐれ・飽きっぽい・興奮しやすい・怒りやすい・浪費家である

この因子が低い人:頑固・禁欲的・規則正しい・新たな物事にゆっくりと取り組む・関心が狭くなりやすい・行動する前にじっくりと考える

いかにも新しもの好きな感じです。
戦国武将でいえば、織田信長は高そうですな…。

2.心配性(損害回避)
特徴:行動の抑制と中止に関する遺伝的傾向性
関連する神経伝達物質:セロトニン
この因子が高い人:心配性・内気・悲観的・用心深い・緊張している・予期不安を持っている・怖がり・疲れやすい
この因子が低い人:リスクを好む・外向的・楽観的・自信に満ちていてリラックスしている・無責任・社交的・活動的


いかにも真面目・勤勉な不平不満を外に出さない、世界的に好まれる日本人の典型像があります。昔のNHKドラマ、おしんが思い浮かびます。


3.人情家(報酬依存)
特徴:進行中の行動の維持と持続に関する遺伝的傾向性
関連する神経伝達物質:ノルアドレナリン
この因子が高い人:共感的・情緒的・感傷的・他者を喜ばそうとする・心情的・最終的な報酬のために期待を持続することが出来る
この因子が低い人:孤立・冷静・感傷的でない・短期的な報酬が得られない場合にすぐに飽きてしまう

ここでいう報酬というのは、社会的な愛着に関するものです。

褒められたり、頼られたり、尊敬されると続く人。いわゆるお調子者。
戦国武将でいうと、豊臣秀吉でしょうか。

4.粘り強さ(固執)
特徴:行動の固着に関する遺伝的傾向性
関連する神経伝達物質:不明
この因子が高い人:完璧主義・熱心
この因子が低い人:適当・飽きやすい

一つのことを粘り強く続けるイメージです。
鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス…。徳川家康をイメージしてしまいます。

この四因子は遺伝的な要素が大きいので、後天的な努力で変えれないといえます。
心配性な人が大胆に振舞おうとしたり、冒険好きな人に規則正しい振る舞いを求めても、なかなかうまくいかないといえるでしょう。

ところでここまで読んで頂き、それぞれの因子が高ければ(あるいは低ければ)良い性格だ。といえるものでもないことにお気づきでしょうか?

長くなりましたので、さらに続きます(^^)

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