タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

  <タイトルは「庭仕事」ですが、残日録には他の分野も含まれています>

≪ クテクンナイ川 ≫

2008年05月31日 19時42分06秒 | 自  然

P1030356_2
 写真は、クテクンナイ川右岸の鬱蒼とした尾根。クテクンナイ川は、江鳶山(やま)頂上の南に切れ込む沢を源流とする小支流で、この江鳶山最南端の尾根の西側(写真の左手裏側)に、札弦で斜里川に合流するペーメン川の源流がある。
 クテクンナイ川と斜里川合流点から2キロ上流に、江鳶山南東側の沢を源流とするユクリイオロマナイ川、さらに1キロ上流に、江鳶山の東5キロに位置する平岳を源流とするホロカサル川が並んでいて、釣り好きの少年たちの間で、クテクンナイ川とホロカサル川はヤマベ、ユクリイオロマナイ川はミヤベイワナと知られていた。
 ユクリイオロマナイ川沿いの林道入り口には、<清里観光スカイライン>と案内板が立っていて、江鳶山頂上の北側2キロの峠に<江鳶山展望台>があるが、このコースは看板倒れである。通る車も稀で荒れ放題の感が強い。
P1030355P1030357 斜里川上流と支流のアタックチャ川には、一時(いっとき)サクラマスの稚魚が大量に放流され、釣り人で賑わった。写真右の斜里川本流は、好ポイントの連続で、小さなクテクンナイ川(写真左)に釣りに入る必要もなくなった。
 ところが、不思議なことに、緑ダムの完成と同時に放流が中止され、釣り人は激減した。ミヤベイワナを釣りに斜里川上流に足を運ぶ釣り人はいない。現在、放流は支流の札鶴川中流で行われ、釣り人はそちらに移っている。


この記事をはてなブックマークに追加

≪ シウリザクラの花穂 ≫

2008年05月30日 21時00分15秒 | 自  然

P1030364
 5月29日、弟子屈町仁多のワラビの生育状態を確かめるため、女房と早朝4時30分に家を出発した。この朝の最低気温は弟子屈で1度、最高気温10度、冷たい北西の風が強く吹いた。6時に現場に到着。寒さに震えながらワラビを求めて笹を漕ぐ。ポツポツと出始めた状態なので、来週はよいのが採れるだろう。予想外に、ウドが採れた。
 8時に朝食を食べた後、清里町役場へ向かい、田舎家の固定資産税を支払った。次いで、田舎家のブロック塀沿いの除草を行い、昼食。
P1030237_1 P1010062_1 P1030360 午後は、シウリザクラの花を確かめるため、道道115号線から、クテクンナイ林道に入った。
 今回の目当てのシウリザクラの花穂(写真右)は、まだ蕾の状態で、開花まで二週間ぐらいだろうか。花穂全体が、エゾノウワミスザクラ(写真左)よりはるかに長く、花が密集した見事なブラシ状に開花する。葉先のとがり方と基部の形がエゾノウワミズザクラと異なり、成木は大柄で、樹皮も異なる。写真中は、昨年6月19日に撮影したシウリザクラの花穂。
 休息後、クテクンナイ川を遡ってフキを採り、帰路の林道脇でウドを採って、午後三時に釧路に向かった。今朝は2時30分起床だったので、車中で眠気に襲われ、気がついたら、5時近く釧路市内に入っていた。女房も疲れたことだろう。


この記事をはてなブックマークに追加

≪ 新台の上の鉢物 ≫

2008年05月30日 16時42分10秒 | 園  芸

P1030369
 新しい鉢物台は、4月21日に作り直しに着手。昨年より一回り小さくなって、5月4日に完成していたが、冬期間に土中に埋めておいた鉢物を取り出すのがすっかり遅れてしまい、5月30日にようやく鉢が新台に並んだ。
 しばらく植え替えを怠っているので、どれもスギゴケに覆われている。植え替えて形を整えてからブログに投稿するつもりだったが、多忙により、いつになるか分からないので、取りあえずお披露目と相成った。
P1030372 どれか一鉢をこの春の代表として登場してもらおうと台を眺めたが、化粧なしのスッピンばかり並んでいて、はたと頭を抱えた。
 しようがないので、本人が嫌がるのをなだめて、一番ましなミネズオウにお出まし願った。火山岩ではなく火山礫(いわゆる軽石)に付けて25年になる。ミネズオウには珍しく枝垂れ性があるが、出自は、祭りの露店で購入したものなので、残念ながら不明。花つきはあまりよくない。
 釧路管内では、屈斜路カルデラが出来たときの火山礫を、国立公園外で比較的容易に入手できるので、形のよい固目のものを選んで簡易石付きを楽しむことが出来る。


この記事をはてなブックマークに追加

≪ ロッケリーのユキヤナギ ≫

2008年05月29日 20時36分15秒 | 園  芸

P1030259
 亡き母がロッケリーにユキヤナギの小さな苗を植えたとき、「そのうち大きく成長するからロッケリーには不適だよ」と私が言ったことを思い出す。長く伸びた枝を母には内緒でこっそり剪定してきたが、本来、すぅっと伸びた枝に花が咲き、風にそよぐ風情がユキヤナギのよさだが、剪定をするとそれが失われるので、やはりロッケリーには似合わないと思う。でも、形見のユキヤナギはそっと残しておこう。
P1030258P1030368  母は、八十歳を過ぎても、自分で毎日の買い物に出かけ、帰途、近くの園芸店で好きな花苗を買うのを楽しみにしていた。横に植わっている黒百合(黄花)も気に入りの花だった。できるだけそのままにしておくつもりでいる。


この記事をはてなブックマークに追加

≪ エゾノウワミズザクラ ≫

2008年05月28日 05時40分07秒 | 自  然

P1030237 道東の野山では珍しい樹木ではないが、ウワミズザクラ・エゾノウワミズザクラ・シウリザクラと、樹種名を並べると、「あれっ、ウワミズ? どれがエゾ? シウリ?」と途惑うことがある。5月18日、山菜採りの帰りに、白糠町の山林の林道沿いで、花を接写しやすい若木を撮影した。
P1030238P1030245P1030244
 三樹種の区別については、辻井達一・梅沢俊・佐藤孝夫『新版北海道の樹』(北海道大学図書刊行会)に分かりやすい記述がある。
<ウワミズザクラ> 
 雄蘂が花弁より長い。葉は長楕円形で先がとがり、基部は円形。幹は、暗紫褐色で、横に皮目がある。果実は9月に赤色から黒色に熟す。若葉は緑色。北海道では西南部にしか生育しない。
<エゾノウワミズザクラ>
 雄蘂が花弁より短い。葉は倒卵形で先が急にとがり、基部は円形か浅心形。幹は紫褐色。果実は8月に暗紅色から黒色に熟す。若葉は鮮緑色。北海道全域に生育。
<シウリザクラ>
 雄蘂が花弁より短い。葉は長楕円形で先が緩やかにとがり、基部は心形。果実は10月に赤色から黒色に熟す。若葉は赤褐色。北海道全域に生育。
 写真のエゾノウワミズザクラは、幼木時にマタタビに巻き付かれ、斜めに生育している。このマタタビの蔓は、直径5センチもある大ものである。エゾノウワミズザクラもシウリザクラも、穂状に多数の白い花が咲くが、シウリザクラの方が穂が長い。


この記事をはてなブックマークに追加

≪ 春の山の彩り ≫

2008年05月26日 11時54分00秒 | 自  然

P1030275
 秋の山は紅葉が美しいが、春の山の若芽・新葉の錦も見事である。山腹を赤く彩るカツラやエゾヤマザクラの新葉。橙緑色のアカダモ、淡緑色のシラカバや各種のヤナギ、緑色のケヤマハンノキ・ハシドイ・ニワトコ。出芽の遅いミズナラ、常緑のトドマツやエゾマツ。派手ではないが、秋の山より変化に富んでいる。写真は、5月22日、別保深山で撮影した。
P1030277P1030279P1030285
 深山のこの山腹は、北側に面しているため、沢の雪解けが遅く、樹木の新葉の展開も南面よりかなり遅れるが、それでも5月も中旬を過ぎると、山草が花を開き、沢を挟んで反対側の斜面でスモモの花が満開を迎えようとしている。
 写真下段中は、エゾノクサイチゴで、近似種のエゾヘビイチゴとは、雄蘂と雌蘂の長さ(エゾノクサイチゴは雄蘂が長い)で区別できる。実は赤く熟すと食べられる。
 写真下段右はスモモの花。スモモは中国原産の栽培種なので、形跡は全く残っていないが、この近辺に入植した開拓農家があったと思われる。 


この記事をはてなブックマークに追加

≪ エゾブキ雑感 ≫

2008年05月25日 20時07分51秒 | 自  然

P1030298 アキタブキ(エゾブキ)の分布は、北海道が中心で、清水大典・会田民雄『カラー版山菜見分け方食べ方』(家の光協会)によると、本州では青森県・秋田県でフキと混生し、山形県がおおよそ限界だという。
 大きさは、生育環境・気象状況・季節に左右され、一概に比較できないのに、知人の中に、長さに拘る人物がいて、気触りなので、敢えて必要もない筆を取った。P1000845
 自慢ではないが、私は小学生の頃からウド・エゾブキ・セリ・タモギダケ採りを自分の任務と心得、家から二里四方の野山や小川を歩き回った。
 高校生や大学生の頃は、本流まで山越えをし、自分の背丈より長いエゾブキを採り、ロープで括り背負って山越えを繰り返し、リヤカーに積んで家に運んだものだ。母がそれを大釜で茹で、皮を剥いて塩漬けにして保存するのである。
 いまでも、6月下旬になると、釧路管内の河川で背丈ほどのエゾブキを採る。一株から採るのは、切断すると水が流れ出る緑色の外ブキ一本が原則。採り場を長く維持するための唯一の方策である。
 昨今は、四駆のトラックで走り回り、すべてを刈り取る手合いが多くなり、河原のエゾブキは、どこも壊滅的打撃を受けている。そうまでして一時(いっとき)の目腐れ金が欲しいのか、と情けなくなる。
 写真上段は、平成20年5月23日、白糠町の三番橋左二の沢で撮影。斜面でウドとタランボを採った後、沢に下りてミツバを採っていて、女房は、美しい青色の昆虫とともに、キノコの稀少種、テンガイカブリを見つけた。十数年ぶりの出会いは感激が大きかっただろう。十数年前はカメラを持っていなかったので、映像記録は残っていない。
 写真下段は、平成19年6月11日、白糠町の茶路川上流で撮影した。今年も採取できるかどうか。荒らされていなければよいが‥‥


この記事をはてなブックマークに追加

≪ 山腹の日当たりと山菜 ≫

2008年05月25日 14時57分45秒 | 自  然

P1030301
 5月23日に山菜採りに入った、三番橋左二の沢の東南に面した山腹と、林道を挟んで反対側の西北に面する山腹とでは、樹木の新芽の出や山菜の生育に雲泥の差がある。
 私たち夫婦が山菜を採る斜面は、朝日から夕日まで陽が当たり、好条件に恵まれていて、ウドやタランボ以外の草木も、新芽の動きが早い。P1030291P1030296P1030294
 写真下段左は、ゼンマイ。同一の株に裸葉(オンナゼンマイ・食用)と実葉(オトコゼンマイ・胞子)をつける。裸葉を折り採って茹でた後、天日に当てては揉み、揉んでは天日に当てる作業を何度か繰り返し、干し上がるまで非常に手間がかかるが、水で戻して料理に使うと美味。冬期間、燗酒の恰好の肴になる。
 写真下段中は、イヌエンジュの新葉。食用にはならないが、銀白色の新葉は、山腹で一際映えて美しい。写真下段右は、オニグルミの新葉。タランボに似ているが、木にも新芽にも棘がないので、間違えることはない。これも食べられない。


この記事をはてなブックマークに追加

≪ リフォーム ( カーテン ) ≫

2008年05月25日 11時34分38秒 | 行住坐臥

P1030321
 今回の我が家のリフォームは、カーテン類でもって完了となる。5月11日に、インテリア会社インプロのショールームを訪れ、カーテン・ロールスクリーン・ラグマットの見本を見ながら、思い切り斬新なデザインと色彩を選択した。
 24日に取り付けが終わったので、さっそく写真を撮った。最もユニークなのは、上の写真、台所のロールスクリーンである。動物・小鳥・樹木を細かく配置しているが、全体の淡い大まかな色合いと細かな図柄がほどよく調和している、と選択を自賛。これまでの味気ない淡緑色のプラスチックブラインドに比べて楽しさがある。P1030320_3 P1030319
 下段左は、女房が使うことになった一階十畳間のカーテン。白地に大きな白と薄い黒の花柄のコントラストが特徴。東側の壁面の小さな窓には、無地でベージュのロールスクリーンをつけた。
 下段右は、居間のベランダのカーテン。チョコレート地に薄い同系色の花柄は、二十年来の薄いピンク地にバラの花柄と比較すると、がらりと雰囲気が変わったが、縦に長いカーテンに見合った縦長の花模様は、落ち着いた感じがする。足元のラグマットは、わざわざ写真を撮ることもなかろう。


この記事をはてなブックマークに追加

≪ タランボの若芽 ≫

2008年05月24日 16時58分25秒 | 自  然

P1030288
 道東の野山には、いたるところにタランボが生育していて、新葉が展開する前の若芽を食用(天麩羅が美味)にする。
 昨今は、山菜として珍重され、インターネット山菜販売業者の<採り子>と称する連中が、二番芽どころか三番芽まで採り尽くし、さらに質(タチ)が悪いのは、剪定鋏で芽の下五寸くらいで切り取り、早春にビニールハウス内で促成して販売する手合いが増え、枯れ木が目立つようになった。タランボの幹は、あまり分岐しないので、若芽をすべて摘まれたり、幹の上部を切断されると、ほとんど枯れてしまう。P1030265P1030223P1030222_2
 私も女房も、ある程度大きな木の一番芽を適量しか採らないが、たまたま同じ場所に別の山菜を採りに行き、若芽がすべてなくなっているのを見て、悲しい思いを何度経験したことか。山菜の採り方に加えて、空き缶・ペットボトル・コンビニの袋に入ったゴミの捨て放題。日本人は、いつからこのような節度のない人間に成り下がってしまったのか。あまりにも情けない。
 写真下段左は採取に最適の一番芽。真ん中は、手が出そうになるが、木が若いので、ぐっと堪えて採取しない。右はハリギリ(センノキ)の若芽で、食べられるが、味はタランボより落ちる。


この記事をはてなブックマークに追加