タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

  <タイトルは「庭仕事」ですが、残日録には他の分野も含まれています>

≪ 道東の地に春到来 (1) ≫

2008年03月31日 | 自  然

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 春の遅い道東でも、三月の末になると、厚い氷に覆われていた小川がいつの間にかせせらぎを取り戻し、岸辺にはフキノトウが顔を出し、花を咲かせ始める。
 3月30日、晴天だが気温は五度、冷たい風の中を女房と二人で原野の春を探しに出かけた。小川の陽の当たる岸辺で、女房が小さなミツバを見つけて写真を撮ったが、撮るだけで、まだ採るには早い。好天が続けば一週間で、と期待したが、あいにく31日も曇天で気温が低く、4月1日は雪の予報である。P1020623P1020626
 釧路市では、中心街を少し離れると、路傍で早々とフキノトウを見かけるが、さすがにこれを採る気にはならない。
 北海道のフキはアキタブキで、地下茎から葉と花茎を立ち上げ、葉柄は、いわゆるフキとして食用となる。フキノトウは若い花茎だが、雌雄異株で花の形が異なる。この日は、典型的な開花株が見あたらないため、4月5日に別の場所で撮影した。
 右の黄色っぽい花が雄株で、左の白い花が雌株である。もう少し暖かくなり丈が伸びると、雄株は星形の花冠から花粉を飛ばし、まもなく枯れる。雄は短命


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≪ 坂田、劣勢はね返し三度目防衛 ≫

2008年03月31日 | スポーツ

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 プロのスポーツで世界の頂点を極め、それを維持することは、どの種目であれ、並大抵の努力で成し遂げられるものではない。特にボクシングの場合は、リング上の戦いの前に、減量という己自身との戦いで、肉体を極限まで絞り込む過酷な試練が待ち受けている。平均して5㌔、多くて10㌔の減量といわれる。
 写真(3月30日付『讀賣新聞』第23面〈スポーツ〉から転写)は、WBAフライ級タイトルマッチの5ラウンドに、チャンピオン・坂田健史の右フックが挑戦者・山口真吾の顔面を捉えた瞬間である。坂田の右腕は必要にして最小の筋肉の固まりである。これほどまでに贅肉を削ぎ落として、ようやくボクサーとして戦える体になるのだ。
 雑誌『諸君』第39巻・第12号の<紳士と淑女>欄は、例の亀田大毅と比較するため、平成19年10月2日付『毎日新聞』夕刊に掲載された、元WBAジュニアフライ級世界王者・具志堅用高(十三回連続防衛)の「減量中の千切りキャベツの味」に言及し、「減量中のキャベツは特にうまい。甘かったなあ」と引用している。「食べたいときに食べられない」ことはさぞ苦しかったことだろう。
 坂田と山口の鬼気迫る戦いに観客は興奮するのだが、勝っても負けても、選手の身体に蓄積されるダメージは如何ともし難い。「このような危険なスポーツは廃止すべき」という意見が出るのも頷ける。
 坂田はスロースターターで、3ラウンド(ダウン)までの劣勢を、4ラウンド以降の接近戦で積極的にポイントを重ねて盛り返し、3?0の判定で三度目の防衛を果たしたが、序盤戦の劣勢をいつも挽回できるとは限らない。これが命取りになるかも・・・


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≪ 円急騰、一時95円台 ≫

2008年03月30日 | 政治経済

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 米国の金融不安が一段と深刻化し、3月17日、週明けの東京外国為替市場の円相場が、一時1ドル=95円77銭まで急騰した。日本の金融界は、サブプライムローン問題を対岸の火事と考えていたが、予測が大きく外れ、日本経済に大打撃を与える可能性が出てきた。日本は、日銀総裁人事を巡って政争を繰り広げているときではない
 3月の『讀賣新聞』から円高ドル安の記事を拾ってみた。
?3月1日 〈ドル安加速〉〈世界経済へ影響懸念〉「29日の東京外国為替市場で円相場が2年9か月ぶりの円高となる1ドル=104円台まで急伸した」
?3月4日 〈止まらぬドル安〉〈1ドル100円突破も視野〉「3日の東京市場は、急激に株安と円高が進む波乱の展開となった。米国経済の先行き懸念を背景に、『ドル安』に歯止めがかかる気配はなく、自動車や電機といった日本経済を支える輸出関連企業などへの影響も懸念され始めた」
?3月14日〈ドル売り止まらず〉〈米減速 信用不安〉〈国内企業影響を懸念〉「13日の外国為替市場で、円相場が約12年5か月ぶりに一時、1ドル=100円を突破。米国の景気減速や信用収縮への懸念から『ドル離れ』に歯止めがかからない」
?3月18日〈円高どこまで〉〈米金融不安で拍車〉〈90円台前半の予測も〉「米当局の懸命の政策発動にも市場の反応は薄く、日本では日本銀行総裁人事を巡る混迷が続く。市場の混乱を防ぐ有効な手立てが見つからない日米双方の『政策不在』が、市場に見透かされている」
?3月28日の<東京外国為替相場> 米ドル 99.99~100.02(午後5時現在)
   <写真は、3月17日付『北海道新聞』第1面から転写>


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≪ 街の風景 (高山) ≫

2008年03月29日 | 社  会

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 高山台地は武佐川と別保川支流サンタクンベ川の分水嶺となる山地で、白い煙が立ち上る中央の建物は、桜ヶ岡中学校グラウンドから遠望した広域ごみ焼却施設である。
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 広域ごみ焼却施設整備事業は、平成15年度に、釧路市・釧路町・阿寒町・白糠町・音別町・鶴居村が共同で開始し、平成17年度に完成、稼働中である。
 ダイオキシン類の発生を削減するため、各構成市町村が個別に保有する焼却炉を集約し、国が設定したガイドラインに基づいて大型の焼却施設を建設し、あわせて、埋め立て処分場の長期確保と廃熱の有効利用を図り、地域資源の循環型利用を目途にしているが、アクセスのため釧路外環状道路の造成計画とも関連している。
 以前は、各家庭の小型焼却炉で、燃えるゴミを処分することを市が奨励したが、低温度焼却はダイオキシンを大量に発生することが分かり、取り止めとなった。近くでこっそり使用しているのを見かけるが、環境汚染の原因となるので止めてもらいたい。


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≪ 裁判員制度の仕組み ≫

2008年03月29日 | 政治経済

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 平成21年5月までに、国民が刑事裁判に参加する裁判員制度がスタートするが、この制度には、不明な点や疑問に思う点が多々あるので、3月10日に釧路地方検察庁にパンフレットをもらいに行った。守衛から受け取るつもりだったのが、思いもかけず二階の企画調査課まで案内され、コーヒーまでごちそうになる羽目になった。
 説明会の希望があれば、担当係が出向いて説明をするので、是非利用してほしい、といわれ、すっかりびびってしまった。ブログのネタにするなどと、本音が言える雰囲気ではない。パンフレットをもらって這々の体で引き上げた。
 制度の仕組みは、なるほど図示されたとおりで、簡単に理解できるが、裁判員が参加する仕事の内容については、謳い文句が綺麗事過ぎるのではないかと思われる。3月4日付『北海道新聞』第28面〈第2社会〉に、新潟弁護士会が反対決議をしたことが報じられている。見出しに「全国に波及か」とあるが、それはないだろう。しかし、「重大な欠陥が多く、実施の強行は暴挙」という弁護士会の主張は、国民の多くが感じていることである。
 最高裁では、審理期間は三日程度で、裁判員の負担は大きくないとPRしているが、そんなに簡単に考えてよいのか。裁判員が裁くのは、殺人などの重大犯罪に限定され、量刑には死刑も含まれる。裁判員の心理的負担が大きくないわけがない。実施については、拙速を避け、国民の意見を十分聞き入れるべきだろう。


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≪ 早春の庭の小鳥たち ≫

2008年03月28日 | 自  然

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 27日まで街中に雪はほとんどなかったが、北海道は低気圧に覆われ午前中から雨が降り、夜半から未明にかけて雪となった。
 写真上段左はツグミ。今年は2月20日に姿を見せたが、飛来数が少ないうえに、玄関横のニシキギ・コマユミ・ベニシタンの実を啄むため、なかなか写真を撮るチャンスがなかった。南面のコンクリート擁壁上にいるのをようやく半身だけ捉えた。
 上段右は、ヒヨドリ。通常は穀物を食べないが、ナナカマドやツルウメモドキを食べ尽くすと、給餌台に入る。招かざる客。下段左は、珍しくスズメと共存している。右端で、一羽が突入を狙ってホバリング中。
 下段右は、28日早朝、被った雪をものともせず、餌をほじくるスズメ。特に珍しい光景ではないが、降雪後に小鳥が自然の餌を探すのは難しいとみえ、おびただしい数が押し寄せてきた。昨年大量に飛来したアトリは、残念ながら、今年はとうとう一羽も姿を見せなかった。


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≪ 寿命の尽きたPC ≫

2008年03月27日 | 学芸文化

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 平成20年2月中旬に、長年愛用してきたPC二台の寿命がほぼ同時に尽きた。写真左が、WIN98(平成11年12月から使用)、右が、MACクアドラ650(平成7年4月から使用)のハードディスク(裏側)である。
 WIN98については、部品を取り替えて再生する手もあったが、年齢的に細かな細工をする気力が続きそうもないので諦め、ハードディスクを取り外してデータを完全に消去し、本体に再装着した後、料金を支払って販売店に処分を依頼した。
 これを機に、現在使用している Mac mini (OS X v10.3) も古くなったので、昨26日、最新版の Mac mini (OS X v10.5) 2.0GHz Intel Core 2 Duo に、メモリーを増設、いくつか必要なソフトをつけて、アップル・ストアにインターネットで注文した。年がいもなく、そわそわと製品の配送を心待ちにしている自分をおかしく思う。P1020577
 退職して丸二年間、職場での複雑な資料作成もなくなり、もっぱらブログ投稿・メール管理・日常的文書作成だけの利用なのだから、多機能で高価なパソコンは必要ない。
 WINvistaの購入も考えたが、女房がWINxpを使っているので、必要があれば借りて使えばよかろう、ということにした。アップルで出発し、アップルで腕を磨いてきたので、やはりウインドウズよりもマッキントッシュに愛着がある。マック・ミニは優れものなのに、どうして人気がないのか、ぐぁんばれ


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≪ ゴルゴ・初TVアニメ化 ≫

2008年03月26日 | 学芸文化

P1020570 劇画『ゴルゴ13』が初めてテレビアニメ化されることを、3月23日付『讀賣新聞』第36面〈番組〉で知った(写真右)。
 私は元来、オリジナル作品の映画化やテレビアニメ化を好まない。
 文学作品では、自分で心の中に創りあげた登場人物像が破壊され、ストーリーも改変されることが多く、悲しい思いを何度も経験した。
 漫画や劇画の場合、作品の出来映えは、絵もさりながら、声優に大きく左右される。寡黙なゴルゴが、依頼された仕事を遂行する際、想定外の事実や現象に気がつくと用いられる<?>や<‥‥>は、テレビアニメの声優では絶対に表現できない。
 新聞記事では、「ゴルゴの声を担当する舘ひろしは『大好きな作品なので、非常に光栄に思っている』と意欲十分」と記されているが、俳優や声優は、自分の思い入れで役をこなすものではなかろう。
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 事件の場所を物語の冒頭で示す、この美しい細密画は、テレビアニメでは失われるだろう。ゴルゴの冷徹な心とは対照的に、詩的な雰囲気が漂うこの風景画は、読者に束の間の安らぎを与える役目を果たしてくれた。
  <下段の写真左は、『ゴルゴ13』ビッグコミック増刊・第118号、中は、第   123号、右は、第142号から転写>


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≪ 暴動、ウィグル飛び火も ≫

2008年03月26日 | 政治経済

Photo 3月17日付『讀賣新聞』第4面〈国際〉は、「チベットでの民族対立の拡大が、やはり『中国政府、漢族』を敵視する新疆独立勢力の動きを刺激するのは間違いない」と断定している。大量の資金を投入し、経済発展で民族融和を図っても、漢族に対する少数民族の反感は抑えられるものではない。胡錦涛政権は、アメとムチの限界を思い知らされただろう。
 奇しくも、ラサ暴動発生の前日に発売されたビッグコミック増刊号、『ゴルゴ13総集編』第150巻(小学館)に、大量に入植する漢族との間で民族対立が絶えない新疆ウィグル自治区のウルムチで起こった架空の事件が、「ピンヘッド・シュート」と題して掲載されている。
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 劇画『ゴルゴ13』は、単なるフィクションにすぎない、といえば確かにその通りだが、制作グループのサイトウ・プロは、可能な限り正確なデータを収集し、それに基づいて、国際社会で起こる様々な事件の真相を、デューク・トウゴウなる超人スナイパーの行動を介してえぐり出している。
 人間性の真実を描き出すという点では、上の四コマは、新疆ウィグル自治区のイスラム系住民の現状を活写して余すところがない。
  <ウルムチの写真は、フリー百科事典『ウィキペディア』から転載>


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≪全人代・三慶事一惨事≫

2008年03月24日 | 政治経済

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 3月18日に、三つの慶事<改革・解放三十周年/北京五輪/二期目の胡錦涛政権スタート>(3月19日付『讀賣新聞』第7面〈国際〉参照)を主要議題とした中華人民共和国の全国人民代表大会(全人代)は、つつがなく閉幕した。
 国内に何事が起ころうと、予定された議事を予定どおりに粛然と決定するのが国家の最高権力機関(全人代)の任務であり、それを国内隅々に、そのまま浸透させるのがメディアの努めであって、寸毫の齟齬も許されないのが、共産党一党毒(どく)裁国家の掟である。掟破りは抹殺される。
P1020564 ダライ・ラマ14世がインド北部のダラムサラで何を主張しようと、共産軍兵士が装甲車でチベット自治区のラサを走り回ろうと、目眩まし戦術の言論統制と武力弾圧で、中華人民共和国は微動だにしない。
 「ほんとにそうか?」
 「あはは、ははっ、嘘に決まっとるだろが」
 「胡さんのお手並み拝見ちゅうことか」
 「まぁ、表向きはツツガナク、だな」
 「ツツガムシってのは、急性伝染病おこすんだろ?」
 「胡さん、それ、心配しとるんだよ。見てろ、シッコちびるぞ、ほんと」
   <写真は、いずれも3月17日付『北海道新聞』第1面から転写>


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