タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

<鉢棚上の小花④ (エゾツツジ&コケモモ) (6月21日)>

P1270739 このエゾツツジとキバナシャクナゲを組み合わせた鉢を見ると、いつも開花期の違いの是非を考えないではいられない。今季は、キバナシャクナゲは五月中旬に一花のみ咲いて散った。そのとき、エゾツツジの蕾はまだ固かった。淡黄色と紅紫色が同時に咲けばどんなに見事だろうかと思うのである。ま、詮のない夢想を楽しむしかなかろう。
P1270743P1270756 コケモモは鐘形で淡紅色の花を咲かせ、球形の果実は朱色に熟すので、鉢は茶色ではなく青色を用いたかったが、買い集めた多くの化粧鉢は老前整理で素焼き鉢を残してほとんど捨てたため、不本意ながら現在の鉢を用い続けざるをえない。ま、加齢による体力の衰えで鉢植えの手入れができなくなる前に、ロッケリーの一隅にコケモモ専用スペースを作るつもりなので、鉢はこのまま、ということ。
 光沢のある濃緑色の葉が密生するが、冬期間の積雪で春に雪腐れ病が発生し葉は茶褐色に変じることがある。この春も、株の中央部、株全体の三分の一が被害を受け、鉢からこぼれるように茂っていた常緑の葉がなくなり、鉢はいささか寂しくなった。雪をかぶり寒さから保護されているはずが、雪腐れとは解せないが、如何ともしがたい。適切な用土と適切な肥培で体力をつけるしか方法はない。

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