タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

  <タイトルは「庭仕事」ですが、残日録には他の分野も含まれています>

釧路市「阿寒国際ツルセンター」のタンチョウは観光用見世物か

2016年12月27日 | 社  会

 日本国内各地で相次いで、野鳥や家禽から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されている。釧路市阿寒国際ツルセンターでは 21 日、環境省・道・自然保護団体・観光関係者などが集まり、釧路市教委が自主的に中止している生きたウグイの給餌について意見交換を行い、餌を狙う猛禽類との接触による感染リスクを避けるため、当面中止を継続することで合意した。

 環境省が主導するこの緊急措置に対して、地元では観光への影響を懸念する不安の声が大きいというが、ちょっと待ってもらいたい。タンチョウの保護を謳い文句に掲げるセンターが、オオワシなどの猛禽類とタンチョウとの餌を争う攻防を観光の目玉と位置づけ、見世物ショーを見に大勢の人が集まるのを期待する観光業者に荷担してよいのか。

 無料で中に入れないように、本館「グルス」の研究棟と観察センター分館との間には、異様な黒い寒冷紗が張り巡らされている。エントランスホールで入館料 470 円を支払い観察センターに入ると、給餌場でタンチョウのほか、オオハクチョウが群れているのが間近に見られるが、なにか違和感がある。

 たまたまこの日、新聞社の取材に応じ給餌人がスノーモービルを運転してオオハクチョウを追い払う様子を目撃した。給餌に慣れているタンチョウは動じないが、オオハクチョウは一斉に隣地へと飛び立った。オオハクチョウもウイルスの感染源である。追い払うしかないのなら、いっそのことトウモロコシの給餌を止めたらどうか。道の駅や温泉宿泊施設「赤いベレー」の儲けのために、タンチョウだけを数百羽も集めることに異を唱えたい。

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