タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

北海道内22信金の2017年3月期決算

※1 金額の単位は百万円、自己資本率は%、カッコ内は前年同期比% 。
※2 前年同期比で、青色文字 25 以上の増加、橙色文字 25 未満の減
少、赤色文字 25 以上の減少を示す。
※3 決算表は、6月21日付『北海道新聞』第11面の記事のデータに基づいて
筆者が作成。クリックで拡大できる。

 6月 20 日、北海道内 22 信金の 2017 年3月期決算が明らかになった。信金の数は、1月に江差信金と函館信金が合併、道南うみ街信金が誕生したことで、23 から1減。

 純損益ですべての信金が黒字を確保したが、14信金が減益。本業の儲けを示す業務純益では、15信金が前年同期比を下回る厳しい結果が出た。

 日銀のマイナス金利政策の影響や国債などの有価証券の値下がりに加えて、北海道内では、企業の資金需要も頭打ち状態にあり、今後も収益環境の改善は見込めない。合併が必ずしも有効でないことは、道南うみ街信金の大幅減益から分かる。金融機関には茨の道が続くだろう。
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