タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

四半世紀で激減したJR北海道駅構内のキヨスク・四季彩館

<4月4日付『北海道新聞』夕刊・第8面の記事の見出し参照>

<JR 釧路駅構内にある北海道キヨスク経営の北海道四季彩館>

 いつの頃からか定かでないが、かつてごく身近な存在だった、いわゆる「駅の売店」が減少し始め、気がついてみると、今では道東には帯広・釧路・北見3駅の「北海道四季彩館」しか残っていない。

 昭和 33 年4月から3年間、私が高等学校に列車通学をした頃、日本国有鉄道釧網本線斜里駅(今の知床斜里駅)に「売店」があり、かなり繁盛していた。この「売店」は、昭和 62 年の国鉄分割民営化の後、旧鉄道弘済会から JR 北海道キヨスクに経営が引き継がれたが、平成 17 年に閉店。その後、地元業者が小さな売店を設置、現在に至る。

 最近の道東では、昨年秋に根室本線(花咲線)の厚岸駅と根室駅で、3月に釧網本線の網走駅で閉店となった。ピーク時の平成2年に、店舗数は喫茶軽食店を含め全道で 300 を越したが、現在は5分の1以下の 63 だと言う。小売業態の変化と地方都市の衰退が原因、盛時に復することはあるまい。
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