7月10日は父の誕生日でした。
千舟家は父と母が、昭和47年にうどん、そばの食堂として
開店いたしました。当時は地域のうどん屋として出前もしていました。
私たち子ども(弟と二人)は、そんな両親の後ろ姿を見て過ごしてきたのでしょうか
その店をたたむ事は、出来なかった。
もう一度、この店を復活させたい、うどんを食べ続けたいという気持ちで、うどん店として
リニューアルして6年目になりました。5年も続けさせていただいたことに
感謝の気持ちでいっぱいです。そしてその土台をしっかり築き上げてきてくれた
両親にも感謝の気持ちです。
その父はこの4月に他界いたしました。10年間以上パーキンソン病という難病と闘い、
仕事を続け、仕事ができなくなってからは、いろいろな葛藤を抱えながらも無口に
店を見守り続けていてくれたのだと思います。
今も、母は店に出ています。父の介護も終えてゆっくりしてもらいたい気持ちもありますが
まだまだ、元気に頑張ってもらわないといけません。
60を過ぎた母にとっては、うどん屋は相当の重労働のようです。少しずつ楽にさせて
やらないとと思う今日この頃です。
7月10日の営業は一日、超多忙な営業でした。父がお客さんを呼んできてくれたのかな?
そんなことを思った、父がいなくなって初めての誕生日でした。