部長職のお仕事
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ザク・デザートタイプ MS-06Dが完成しました!

本作品は先日開催されたモデラーズ☆サミット2への参加作品となっています。

作製は着手が5月末、モデサミ向けにザクキャノンと並行作業していた関係もあり、完成までに約5ヶ月となります。実質的には2.5か月工作だったと思います。

モデサミでは多くの方に作品に対するご感想をいただき、本当にうれしく思っています。

同じくモデサミに出品したザクキャノンの作製記は、後日別途UPいたしますので、よろしくお願いいたします。



■MS-06D

























ちょっとグラデーションが汚かったり、シンメトリが出来ていなかったりと、突っ込みどころ満載ですが、ご容赦ください(笑)




■作製記

ザク・デザートタイプのMSVキットパッケージです。



MSVキット全般ですが、この箱絵がカッコ良くてモチベーションが上がります。


作製は、
・頭部はBB戦士のキットをベースに使用、
・胴体、脚部はHGUCザクⅡF2を改造使用しています。
・前腕はFGザクⅡのパーツをベースに流用、
・スパイクアーマー、ランドセル、ミニシールドおよび脚部のディテールは、MSVキットから部品流用&改造で対応しています。


1.頭部

 頭部はBB戦士ザクⅡのパーツをベースに改造対応します。

 もとになるBB戦士の頭部です。




 この頭部に対して以下の改修作業を実施。

  1)内部のモノアイ機構を後ハメ出来るように、底部をごっそり切り取っています。
  2)BB戦士の頭頂部分のハッチ機構を接着・オミット、パテで頭部裏側を裏打ちします。
  3)モノアイレールのひさし部分を約1.5mm分プラ板で厚み増しし、レールの高さ方向の幅を狭くしています。
  4)モノアイの支柱を切り取り、約1mmのプラ板へ置き換えするととともに、後方の窓の一部を塞ぎ、開口幅を狭くしています。
  5)このあと、頭頂部から前方にかけてひたすら削り、納得できる形へ変更。  



  6)頭頂の形状出しが出来てから、鼻のザクパイプの根元でいったん前後に2分割し、0.5mmほど付け根を延長するとともに、鼻(口)の角度を少しきつくしています。
  7)さらに口の部分に1mmプラパンを貼り付け、鼻(口?)の延長をしています。
  8)アンテナは1mmプラ板を積層し、適当な形に削りだしして作製。
  9)60mmバルカン砲はピンバスで少しずつ開口しながら、最後は棒やすりで整形しています。
    この画像にはありませんが、塗装直前にプラ棒から作り出した砲身をはめ込んでいます。
 

 続いて、砂ザク特有の縦筋の口を作製するため、BB戦士の内部モノアイ機構から切り出した口部分にエバグリの細いプラ板を張り付けて、縦スリット化しています。



 
 上記の口パーツをはめ込んだ状態です。
 鼻の上が△の凸形状をしていますが、このあとプラ板で裏打ちして平らに削り込んでいます。




 動力パイプは市販のモビルパイプに置き換え。さらに頭頂を削り込んで、バルカンの砲身以外はほぼ最終の形状となった状態です。





2.胸部

 本体のベースにはHGUCザクF2を使用しています。
 胸部構造が中央部と肩部分に分割されているので、改造が非常にし易く、SDザク作製の基本ベースとなっています。

 まずは胴体中央分を前後に3分割し、前に2mm、後ろに3mm幅増ししています。
 合わせて外側の肩部分のパーツも前後に分断し、あとで幅まし。
 



 両肩部分の加工です。
 内側、外側共に形状に合わせて、厚み方向にそれぞれ1mmの幅増しをしています。
 また、中央部分が肩部に一部食い込む構造になっているため、その部分だけ1mmプラ板で幅まししています。




 中央部分の前後の幅まし合わせて、肩部もプラ板で中継ぎして幅増し。




 また、中央部の構造がF2と砂ザクでは大きく異なるために、胸部構造を変更しないといけませんが、そのためまずはハッチ部分を削り取っています。




 胸部は3段構造になっているので、一番上段のところにはまずはエポパテで形状整形とボリュームアップ。
  



 肩ブロックの部分の形状が当然ながらF2と砂ザクでは大きく異なるので、プラ板で変更しています。 
 外側の厚み増し用のプラ板のラインに合わせて、プラ板でフタする感じです。
 また、胸部の中段部と下段部の作り込みのために、中段部以下のラインを整形しています。




 両肩ブロック整形後、どうにも中央部の特に上部のボリューム不足が気になったので、中央部前面をさらに分割し、胸部の上部のみ厚み方向に(確か)1mmのプラ板をかませて底上げしています。




 中段部には1mmのプラ板を張り付けて、それらしい段差を作りました。
 上段部にはこのあとプラ板一枚を被せて、さらに胸部のボリュームUPをしています。




3.肩部

 F2ザクの肩を使用しますが、そのままではボリューム不足のため、各方向を1mmプラ板で厚み増ししています。




 スパイクアーマーはMSVキットのパーツをベースに縦・横とも2mmずつ幅まし。
 ほぼBB戦士のザクⅡ(S)のパーツと同等の大きさにしています。




 スパイクは市販のパーツに置き換え。ただ、市販プラパーツだと砂ザクの鋭く細いスパイクのイメージが得られないため、ちょっと贅沢にアルミパーツを使用してみました。




 シールドもF2ザクのパーツをベースに使用しましたが、やはりボリュームが足らないため、幅を1mmプラ板でボリュームアップ。




 バランスを見ると厚み方向も足らないため、さらにプラ板でボリュームUP。




 最後に全体バランスを見て、長さの調整をしています。




4.腰部

 腰部もF2ザクのパーツを使用しています。
 胸部もボリュームアップに対応するために左右それぞれ1mm幅まし。




 いきなり出来上がりに近い画像ですみません(汗)
 フンドシを前に確か3mmほどプラ板をかませて、前に飛び出せています。またフンドシも角々した印象になるように削り込みで対応。 

 動力パイプ基部は、F2ザクの基部を簡単に平らに削り、そこをプラ板で覆っています。
 下のひだ(?)はプラ板で作製。
 塗り分けを考慮して、基部自体が腰部から分離できるようにしています。




5.スカート部

 スカートもF2ザクのパーツを使用。
 意匠的には砂ザクとF2ザクのスカートはかなり形状・分割位置が異なるのですが、まぁ雰囲気だけ合えば良いという適当なところで...

 長さの調整のために、上と中央辺りでいったん幅詰め。



 
 形状調整と長さ調整を兼ねて、下部を切り離し。




 腰部を幅増ししてるため、スカート間の隙間が大きくなっていることから、プラ板で適当に幅まし。
 中央部分は切り過ぎたのでプラ板で少し補正(汗)




 後ろのスカートは中央部のスリットを再現しています。F2ザクのパーツから中央部を削除して、エバグリの平プラ板を重ねて作った段差スリット板を、スカートの後ろからはめ込んで再現。
 また、横の幅増しをプラ板で実施。現物合わせの適当な幅増しです。 





6.脚部

 これもF2ザクの脚部パーツを流用。

 いきなり画像はカットしたところから始まりますが、ひざ下あたりでカットしています。
 どのくらいで切るのか?というご質問を良く受けますが、大体ひざ下あたりを目分量でカットして、その後に上部をヤスリで長さ調整しています。要するに適当にカットして現物合わせ、です(汗)

 今回は長さ詰めするとともに、軽く幅も詰めています(向かって右が幅詰め済み)。
 足首が上手くハマるように八の字で幅詰めしています。




 F2ザクの脚部パーツは、脚部本体と前部と大きく構造が2パーツに分かれています。
 この前部パーツを利用し、雰囲気だけの脛を作っています。
 フレアの上部を適当な位置でカットし、大きさを全体バランスで調整しています。
 さらに足首の開口を調整するためにプラ板でフタしています。

 また、ひざアーマーはMSVキットから流用。削り込みで一回り小型化、薄型化してから、上記の脛に嵌める形で取り付けています。




 ふくらはぎ側面に取りつく推進器は、MSVキットの脚部パーツから切り離し、このあと開口して別パーツ化。
 



 これを、ふくらはぎ側面のRに形状を合わせて取り付け。
 またふくらはぎ(後ろ)の推進器も、MSVパーツをR調整して取り付けています。
 (このR調整が結構厄介で、なかなか隙間が合わない。こういう所に技術の無さを感じます。えらい時間がかかった割には隙間だらけで、サフ時にかなり凹みました)




 側面の動力パイプもとりあえず雰囲気だけ再現しました。市販のモビルパイプとアルミ線の組み合わせです。




7.足部

 足はF2ザクのパーツを基本そのまま流用です。
 ただし足の甲がバランスとして高すぎるので、下部をカット。あわせて、足本体の取り付け位置の形状も変更しています。




8.腕部

 作業画像はありませんが、二の腕パーツを短縮。また形状を変更。
 合わせて、肩パーツの二の腕取り付け部分もカットして、短縮しています。
 前腕は向かって左のF2ザクのパーツ短縮したものではなくて、向かって右のようにFGザクの前腕を流用したものを採用しています。
 むろん前腕は短縮しています。 
 FGザクの前腕の内部機構を削り取って、F2ザクの関節接続機構を仕込んでします。




 FGザクの前腕のままだと少し細くて頼りない感じだったので、エポパテで厚みを増やしています。




 腕の全体バランスとしては下の画像のようになります。
 手はHGUCグフカスのパーツを流用。形状としては非常に優れています。これがあればザク系の握りこぶしはHDMを購入しなくてもOK!
  



9.ランドセル

 ランドセルはMSVキットをそのまま流用。
 ただし、上部の排気口(?)のスリットがグダグダで、かつ上下パーツの隙間が大きいため、これを削り取って、エバグリのプラ板を重ねて作ったスリットをはめ込んでいます。





10.全体

 大体の工作が終わった時点での全体写真です。
 基本はHGUCのF2ザクをベースにしていますが、多くの部分がプラ板に覆われてF2ザクのパーツはどれ???となっていますね。
 結構なんだかんだと工作量が多かったなぁという感じですが、ベースとしたF2ザクが構造的に非常に作業しやすいため、あまり大変だったという印象はありません。
 HGUC切り詰めでSDザク系を作製されるときは、F2ザクベースがお勧めです。 



 
11.塗装

 塗装は悩みました。どう塗っても納得できず、3回ほど塗り直していますし、乾燥不十分により下地がかなり浮き出してきているので、もとの色とは随分違うと思います。
 結果オーライなのですが、以下のレシピ的には役に立たないかもしれません。

 ・本体色:下地にマホガニー、上からダークイエローを4倍希釈でグラデーション塗装
 ・シールド、胸部、足の上部:下地にジャーマングレー、4倍希釈でチャコールグレーを軽く。
 ・足の下部:下地にジャーマングレー、4倍希釈でファントムグレーを軽く。
 ・前腕、フロントシールド:ダークグリーン下地で、オリーブドラブを4倍希釈でグラーデーション。
 ・頭部動力パイプ、腰部動力パイプ基部:あずき色

 本体はつや消しトップコート、シールドとスパイクアーマーには粗めつや消し材を混ぜてコート。
 動力パイプは光沢コートを複数回塗布し、コンパウンドで磨いています。

 初めてグラデーション塗装なるものにチャレンジしましたが、まぁ下手にもほどがあるー
 ビビッてしまい上手く手が動かない事もあり、キレにグラデーション出来ませんでした。
 次はもう少し上手く出来るようになりたいです。


■あとがき
 最初はオラザクに参戦させるつもりで作製を開始した砂ザク。途中からモデサミ参加品にターゲットを替え、ザクキャノンとの並行作製となりました。
 モデサミと言う華やかな場所には、ザクよりガンダム系の方が合うかな?とも途中で思いましたが、見ていただいた方々から沢山ご感想をいただき、ザクで良かったと思っています。
 少し頭身を上げ過ぎたきらいはありますが、なんとか砂ザクの特徴をSDに写し込めたのではないかと自画自賛(笑)しています。
 
 作製記の画像が多くなり、非常に重い記事になってしまいました。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 次の作製記はザクキャノンになります。お時間あればまたお付き合いください。

コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
Unknown (arag6155)
2011-11-13 15:04:11
製作記を読み返せば読み返すだけ
参考になることばかりで、特に腰・
足廻りの製作方法は「目から鱗」で
ぜひマネさせて頂きたいと思います。

他の方のSDもただ絶句するばかりの
凄い出来で、筋彫りの1本・塗装の一点
でも吸収していけたら…

と思うばかりです。

とにもかくにもお疲れさまでした。

 
 
 
Unknown (KAI-31)
2011-11-13 18:07:53
ご無沙汰しております。
遅ればせながら、SDザク完成おめでとうございます。
モデサミ会場で直に拝見することが出来なかった事が本当に悔やまれます。

想像以上の工作量!
これがあってこその完成度の高さと思うと、SD本当にメチャ奥が深いですね!

お疲れ様でした。
次回作も楽しみにしております^^
 
 
 
ありがとうございます (ti0719)
2011-11-13 20:11:05
>arag6155さん、
こんばんは。コメントありがとうございます。
作製記を書きながら作業を振り返るのが常なのですが、今回のザクはF2ザクの構造に助けられて、思ったより楽に作業が出来たと思います。
作業内容がarag6155さんの参考になるのであれば幸いです。

>KAIさん、
こんばんは。お久しぶりです。
砂ザク&ザクキャノン、KAIさんにも見ていただきたかったです。治療がうまく進んで、復帰されることを願っています。完治され、オフ会等でお会いするチャンスがあれば持って行きますね。
工作量は振り返るとそれなりの量でしたが、一度同系統のグフカスを作製していることもあり、道しるべがあったので、試行錯誤の時間が少なく済んだのはラッキーでした。
引き続きザクキャノンの作製記もUPしていくので、また見てやってください!
 
 
 
Unknown (ガンプラ好きなお父さん)
2011-11-13 20:32:56
お疲れ様です!
工作記って良いですよね。
この記事を読みながら、僕も出来るんじゃないかと錯覚しました・・・。(⌒~⌒)
そして、いつもながら凄い工作量。
ザクキャの方も楽しみにしてます!
 
 
 
ありがとうございます (ti0719)
2011-11-13 21:41:05
>お父さん、
今回の工作記はなんだかんだで書くのに時間がかかりました。工作が適当なもんで、説明しやすい画像が無かったり、行ったり来たりした工作のところは説明し辛かったり...
簡単に出来そうだと思ってもらえれば成功です。
(実際に誰にでも出来る工作なので)
ザクキャノン、たぶんアップは来週になると思います。また時間があればお越しください。
 
 
 
Unknown (xenno)
2011-11-13 23:43:29
製作記お疲れ様でした~
まとめるのって難しいですよね^^;
塗装前の姿を見ると、砂ザクのパーツが思ったより少ないですね。
それでいて砂ザクに見えるというのは部長の技術の高さじゃないかなと思います。
ザクキャノンも楽しみにしております。
 
 
 
ありがとうごさいます (ti0719)
2011-11-14 23:00:15
xennoさん、
こんばんは。コメントありがとうございます。
砂ザクに関しては、前から見た時の砂ザクの本体としての記号が、頭部アンテナ、口、胸、腰の動力パイプ基部、脚部の推進器と言うところなので、実際には記号の数は少ないのかもしれませんね。さらにプラ板作業で済んでしまう部分も多いため、MSVキットの流用が目立たないことになるのだと思います。
砂ザク、お褒めいただきありがとうございます。
ザクキャノンは今週末のUPになると思います。またよろしくお願いします。

 
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