蝸牛のこちょこちょ

みずしろの普段着物と手仕事と好きなものの記録。

「貸出カード」と「レシピブック」の測量野帳。

2016年11月11日 | 手帳・文房具

 測量野帳を2冊、新しくおろしました。


 1冊は、図書館で借りた本の記録用です。昔、貸出手続きが全部アナログだったころの「貸出カード」みたいなのがあったらいいのになあと思ったので、作りました。
 いつも利用するところは、借りるときにレシートみたいなのくれるんですけど、それ以外に手元に記録がないので、なくしちゃうと下手すると返却日を忘れてしまう…。前に借りた本を再度借りたいときも書名をちゃんと覚えているとは限らないし。
 なくさなきゃいーじゃん、というツッコミはこの際無視します。んな芸当出来るならこんな記事書いてないです(ふてくされ)

 …さておき。

 

 記入欄はこんなです。至ってシンプル。
 記録しているのは書名、著者名、ISBN、価格、出版社、貸出日、返却日、購入日(借りてみて欲しいと思った本は結局買うことが多いので・笑)、一言メモ。
 一言メモは、例えば「バッグ作り」に関する手芸本を何冊も借りた時に、どれにどんな系統のものが載っていたか、難易度はどうだったか、といったことを書いておく欄です。タイトルだけだと似たものが多すぎて、後で再検索しにくいので。


 

 表紙裏に、図書館の利用カードと、貸出票(レシートみたいの)を入れるポケットをつけました。
 百均のトレカ用スリーブを切ってマスキングテープで貼っただけです。カードの出入り口は野帳のノド側にして、極力落ちにくいように。スリーブの口を半円形に切り取って、出し入れがしやすいようにしてあります。
 貸出票はスリーブよりかなり大きいので、長辺を片方切り開き、上の角を丸く落として、市販のポケットシールのような形にしました。たくさん本を借りると縦に長くなるので、上へはみ出して利用カードにカブると思います(笑)。
 表はまだなにもデコってないので、早急に何か施さねば他のと区別がつきません。本柄マスキングテープ、大阪かどっかで見かけたときに買っておけばよかったなあ…;;;



 そしてこちらがレシピブックというか単なる食材ネタ帳というか。
 何も考えずにレシピ柄のマスキングテープを貼ったら、箔押しが一部隠れて、奇妙な新種の文字が爆誕しました。読めない。

 

 デザインセンスのなさはもう… 後程なんかシールでも足します。これじゃあんまりだ。


 

 中は例によって例のごとく色気も素っ気もないただの文字です。一部イラストのようなものがありますが自分以外には分からないこと請け合い。
 困ったことにまだあまり埋まっていません。普段、料理するときにレシピなんて見ないんですよね…。残り物と安かったものと家にある調味料で一期一会流。
 じゃあなんでレシピブック作ったんだよと言われそうですがまあそこは… やってみたかったんです。ええ。
 ただ、思いつきで組み合わせた食材がびっくりするくらいおいしかった!ということがたまにあるので、そういうのを書き留めておくつもりです。あとは雑誌やTVで見たのを纏めるのにも。あらおいしそうと思っても書いておかないと忘れちゃうので。
 1ページ1レシピ。余白がたっぷり残っているのは改良のためです。実際作っていくうちに思いつく案とか、これも入れたらおいしかったとか書き加えて行く予定。
 とりあえず梅干しとたくわんのページはもう作ってあります(笑)。



 さて、いよいよ野帳が増殖しすぎて、いくら薄くて軽くて小さくても、普段に持ち歩ける数ではなくなってきました。
 こりゃ本格的に持ち歩くものを絞り込まないと、かばんがいくつあっても足りませんね…。
 出先で見かけたレシピや読んでみたい本は、メモに書いておいて、後で転記すればいいわけですし、図書館の利用カードも普段は財布に入れてますし(じゃあポケット要らなかったんじゃ、とか言ってはいけない)。
 背表紙も分かりやすいように何か貼ろうかなー。
 ふふ。楽しいです。
 
 
 


ちったいメモ帳。

2016年11月09日 | 手帳・文房具

 前回の記事の最後のほうで、メモ帳どうしようとかぶつくさ言ってましたが、結局買っちゃいました。
 またもコクヨさんの(※買ってから気づいた)ツインリングメモ COLOR TAG というやつです。

 

 サイズはA7。
 最初は色で惹かれたんですが(笑)、決め手になったのは表紙の硬さでした(またか)。
 表紙は薄手だけど結構硬い半透明のプラ板のような素材で、支えがなくても立ったままフニャフニャせずに書けます。そう、まさに測量野帳と同じ。
 支えのない場所で色々思いつく癖があるわたしには表紙が硬いのはもう必須条件みたいになりつつありますね…。
 表紙には配色のポケット。最初あまり理由がわからなかったけど、使い始めて気づきました。コレ超実用的だ。
 書いたメモを切り取ってポケットに入れておくと、次にまた表紙を捲ったら新しい紙があるんですね。すぐ書ける。切り取ったメモもなくさない。なるほどそういう仕組みだったのか。
 …これまでの人生をもっぱらチラシの裏に支えられてきたほう、みずしろです。最近チラシの裏が白紙のやつ見ませんね。

 さておき。

 わたしはこれを、服ではなく、かばんの外側の小さいパッチポケットに入れておくことにしました。
 服にポケットがついてないのはいつものことだし(スーツやカッターシャツとは無縁の職種です)、かばんなら、お風呂か家の手洗い以外、大概のところにいつも一緒にあります。
 そして出先で最も一瞬で取り出せる場所が、わたしの場合、かばんの外ポケットなので。
 布が余ったからという理由で割と適当につけた故に、今まであまり活用出来ていなかったかばんの外ポケが、メモ帳の定位置になりました。誂えたみたいにぴったり。数年前のわたしグッジョブ。(もうちょっと計画性を持って作ることを学ぶべきだと思います)

 で。
 メモ帳だけでは、なんぼ一瞬で取り出せても何も書けんわけです。
 いつも使ってるペンはポケットに入るサイズではなかったので、この際だ、とペンも一緒に選びました。
 ゼブラのFortia ef というボールペンです。かつて油性ボールペンを宿敵のように思っていたみずしろでありますが、この子はダマもなく細く書けて且つとても手に馴染みが良かったので。(でもインクの匂いはちゃんと油性ボールペンのアレでした 笑)
 このペンをメモ帳のリング部分に突っ込むと、クリップがかちっとハマって、ちょっとやそっとでは外れません。
 これで、(ほぼ)いつでも一瞬で取り出して立ったまま書ける、が実現したわけであります。


 導入から数日。
 既にめっちゃくちゃ便利ですこれ。なんでもっと早く買わなかった。
 信号待ちでも買い物中でも、これまでかばんから手帳を取り出す間もなくとりとめなく浮かんでは消えていたものが、更に細かくキャッチできるようになりました。
 ここまで細かくメモを取る経験が今までなかったので、まだ少しためらったり戸惑ったりしてしまいますが、じきに慣れるだろうという感覚があります。
 メモを生かせるようになるには、まずメモに慣れないといけないかなと思って、ただいま練習期間。
 切り取ったメモを転記するか、そのままどっかに貼り込むか、そういったことも、もうちょっと使ってみないとわかんないかな。
 買い物メモは用が済んだら捨てればいいから流石に迷わないけど(笑)。
 これからが楽しみです。



おもいつき野帳

2016年11月02日 | 手帳・文房具

 昨日の博物館野帳を使い始めてすぐ、これはいける!と2冊目に手を出しました。
 それが「おもいつき帖」と自分で呼んでいる、無印野帳です。
 ファミマの(最近一部のサークルKサンクスにもあるらしい)無印良品コーナーにあるやつ。


 

 まっくろ。
 左上の糸巻きは手描きのイラストを切り抜いて、しおり紐といっしょに表紙に木工用ボンドで貼り付けました。もう1本、背表紙と中紙の間の隙間にボンドで貼ったのもあるんですが、1本じゃ足りなかったので。
 愛用している、ぺんてるのグラフレット0.3mm(製図用シャープペンシル)を百均のダブルクリップで表紙に挟んでみています。野帳の開き止めとペンホルダーを兼ねてくれ、急ぎの時はペンにクリップくっつけたままでもとりあえず書けなくはない(笑)。ただ、まだちょっとしっくりこないので、引き続き試行錯誤していくと思います。


 

 表紙をめくるとこんな。
 いつものサイズに刻んだ付箋をいっぱい用意してあります。買い物メモとか、ToDoとか、ふっと思いついたアイディアなんかをとりあえず付箋に書いておいて、後でスケジュール帳(兼買い物メモ)に移動したり、おもいつき帖の中で膨らませるために然るべきページへ移動したり。
 右の遊び紙に書いてるのは使用開始日と、端っこ色塗りカテゴリ分けの色一覧です。自分でも何色が何のカテゴリだったか、すぐ忘れちゃうので…。
 因みにこの薄緑の付箋、実はボトルガムについてくる捨て紙。めっちゃ使い勝手いいのですけど、なんで市販の付箋にこのサイズないのかなー…[´・ω・`]


 

 カテゴリ分けはこんな感じで、見開きの右のページの端っこを塗って。
 付箋やインデックスシールみたいに張り出さないので、最初は見にくいかなと思いましたが、慣れるとこれで十分便利に使えています。
 ただ何も考えずにフリクションでやったのは失敗だった。細いボールペンじゃコバが塗りにくくて仕方ない。
 しかしカラーペンってフリクションかサラサの地味色しか持ってないので、サテ…。


 
 

 中身はとにかく「思いついたことなんでも」。
 画像は某所で勝手にヤチョープレゼンしたときのPOPですが、実際に書き込んだページです。
 手作りと名のつくものがとにかく大好きなので、それ関連が多いかな。あと現状使っているモノに対する不満点と改善案。
 仕事で使う什器やレイアウト、物品リスト、反省点なども書き込みます。
 方眼を生かして編み込みや刺繍の図案作りにももってこい。毛糸のラベルとかも貼り込んでます。編物って、少なくとも仕上がるまでは糸のラベルをとっておいたほうがいいし(ロット番号や針の号数など情報が多いため)、試し編みの針の号数や実際のゲージ、編んでいて気付いた糸の特性など、書き留めておくことが意外なほど多いんです。
 しかし、そのうちスワッチ(試し編み地)まで貼りたくなりそうな予感…なので、編物用野帳は分けたほうがよさそうです。果てしなく膨れちゃう(笑)





 現在進行中のひとつがこれ。来年用のウイークリースケジュールの試作です。
 数年マンスリーのみで(不便を感じつつも)やってきたので、ウイークリー欲しいなと思ったはいいけど実際使いこなせるか、どんなレイアウトが使いやすいか、わからない。
 既製品を買って試すのはさすがにもったいないので、1週間分ずつ作ってみて試し書き中。
 だめだったら次行けばいいので(笑)。
 本採用となった暁には、野帳を一冊新しくスケジュール用にカスタマイズする予定です。


 

 このページは単眼鏡が欲しかった時に検討のために書いたノートですな。PC見ながら情報を書き留めるのにも、それを持って実店舗を見て回るにも、邪魔にならないサイズが有難いです。
 しおりを挟むほど緊急性はないけど現在進行形で何度も使うページは、ブックダーツで目印をつけています。その件が一旦終わったら、ブックダーツは抜いて、裏表紙側のストックページに。


 

 こんな感じで、裏表紙側の遊び紙にブックダーツを幾つかストックしています。
 右のクリーム色の大きな紙は、百均のメモ帳を数枚切り取って、貼って剥がせるテープ糊で付箋のようにしたもの。便利かなーと思って作ってあるんですけど…あんま使わないので、そろそろ外そうかなー。
 左の方眼付箋はページを拡張したり、常時必要になる情報を書いておくのに使っています。今見えてるのはノートや封筒、紙類の規格一覧。覚えらんないのよねー…(苦笑)


 

 裏表紙には定規柄のマスキングテープを貼ってあります。地もテープも紙なので、湿度などで当然伸縮するため、きちんとした計測には使えませんが、だいたいの大きさの見当をつけるくらいなら十分使えます。
 これの鯨尺バージョンもあったらいいのに…(笑)



 といった具合で、現在もっとも酷使しているのがこの1冊です。
 これとスケジュール帳だけは、極力荷物を減らしたい日帰り旅であっても必ず持って行きます。いつどこで何を思いつくかわかんないんだもん。
 もっと小さいメモ帳にもココロひかれるのですが(小さいというだけで好きなの…)、わたしの場合、ポケットのある服を着ることが少ないので、なんぼ小さくても結局かばんに入れるしかないんですよね。
 だったら野帳でいいじゃん、となってしまって今ココ。
 しかし「とっておく必要のないメモ」というものも人生には確かに存在するので…そこらへんをどう補うか、は考え中。
 ぺりっと切り取るアレをやってみたいというただのミーハー心も多分にあります。

 …ミシン目カッター何処へやったかな…(何か思いついたらしい)



 

博物館野帳

2016年11月01日 | 手帳・文房具

 測量野帳にハマる最初のきっかけになった、博物館用の一冊。
 現状こんな感じで使ってます。

 

 基本は「通帳開き」。下に支えがなくても書きやすいので。
 気に入った展示品のスケッチやキャプションのメモ、気づいたこと、感想、次に来る時までに調べておきたい事、ツッコミ(笑)、なんでもとにかく書きまくります。
 博物館のチケットも貼り込んで、遠方の場合はその下に簡単な移動記録を書き込んだりもするので、小旅行記録にもなっています。
 図録もわりとぽんぽこ買うほうですが、館蔵品の小さな展示などでは図録が発売されないことも多いので…[ ;∀; ]
 図録が出ても、写真が小さくて細部までは見えなかったり、細かいキャプションは省略されてたりするので、やはりメモは必須です。
 メモがないと、見たものをすぐ忘れてしまうのです。覚えているつもりでもあやふやだったり、違うふうに脳内修正して覚えてたり…。どんだけ容量少ないのか。
 好んで見に行くのは江戸時代以前のものが殆どなので、時間がある時にぱらぱら見返して、デザインの参考にさせてもらうことも多いです。

 
 

 展示解説シートや目録などは縮小コピーをとって野帳に貼り付けています(オリジナルは別にクリアファイルに保管)。
 A4のシートだと、45%縮小で野帳1ページ。字が小さくて見えにくいものは見開き2ページに横に貼り付けるので、60%くらい。
 前期と後期など複数回見に行く展示の資料は、すぐには糊付けせず、展示が終わるまでは付箋紙などを使って仮止めしてあります。書き足りなくなって新しいページへ移ったり、書きながら資料も見たいときなどにすぐ外して移動できるように。
 マスキングテープは野帳の紙質には若干がっちりくっつきすぎるらしく、うまく剥がれなかったり紙が破れてしまったりしたので、現状ペントネが一番活躍してます(笑)。

 

 この野帳と、鉛筆など必要最低限の物をポーチに入れて、他の荷物はロッカーに預けて、じっくりゆっくり………したいんですが、時間がなかなか取れません…。
 可能なら毎週通いたいん…(涙)


 あとオプションとして、レーヨン紐(スピン)の栞を1本。未記入のページをすぐ開いて書きはじめられて、とても便利です。
 裏表紙の内側には半透明付箋を何枚か貼ってあるのですが、使わないなあ…外しちゃおうかなあ…。マステ代わりの仮止め用付箋のほうが使う気がする…(笑)

 元々が「金属を使っていない、万一うっかりガラスケースに触れても傷がいかない」を必須条件に選んだノートなので、金属製のブックダーツはこの博物館用野帳には使っていません。今のところそこまで不便はないのですけど、そろそろ何かインデックスみたいなのが欲しい気もしてきたので、ページ端を色分けしようかな…。
 ポーチに入れているので、開き止めのゴムバンドや玉紐シールなども使っていません。が、貼り込みが多くなってきてちょっと膨れてきたので、こっちもそろそろ検討しないといけないかも。

 こうやって使い方や改良を考えている時間も、とても好きです。