全英連参加者のブログ

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イスがたりない。

2017-03-22 04:00:00 | 気になる 学校の問題

 勤務校は現在9クラス規模校である。各クラス40人✕9クラスが基準なので、各学年360人、3学年で1100人を少し下回る生徒がいる。

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 過日卒業式が行われた。
 卒業式には全学年生徒、卒業生保護者、来賓、職員、旧職員が参加する。不安視されたのは、イスが足りるか足りないかだった。
 ここ10年~15年、それ以前と比べると、出席者が父母両方や、祖父母も含む場合が増えている。もちろん卒業生保護者に卒業式の出欠の確認はする。でも、当日やっぱり出席予定者よりも、実数は増える傾向がある。めでたいことだが、悩ましいことだ。

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 勤務校を含め埼玉県の県立高校は、現在から30数年前の大増設期、1学年8クラス規模(45人✕8クラス)で開校した例が多いと思う。
 平成になるころ、生徒数が最も多い時期には、一つの学年は48人✕11クラスという年度もあった。これまでの勤務校でも、生徒が最も多い年度、11クラス、10クラス、10クラスの合計31クラスという経験もある。この場合、生徒の在籍数は限りなく1500人に近づく。そうすると、卒業式に全学年生徒が参加することができなくなる。卒業生の保護者席を作る場所がなくなるのだ。仕方なしに、1年生はHR委員等代表出席でこれを回避した。でも、辛うじてイスはあった。その後生徒はどんどん減少した。入学定員も、現在では1クラス40人が基準である。

 体育館のイスには、学校名の刻印がある。
 これらは体育館建設時に納入されたもの。刻印のないものは、そのあとで補充されたものである。でも、ほとんど最初から使われているものである。
 勤務校は開校から30年を経過している。30年近く前のイスなのだ。そして、ものはこわれるのである。

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 体育館にシートを引き、イスを並べる行事。
 入学式、学年ごとの保護者会、文化祭、予餞会、卒業式、新入生の準備登校。

 どんな学校でも、これらはまずある。加えて、進路説明会や各種の行事。どんなに丁寧に使っても、破損ゼロはありえない。仮に毎年一定数のイスがこわれるとする。1年で5脚としたら、破損分だけでも、30年で150脚にもなる。5脚壊れたら補充の予算は付くか?
 ・・・付かないのだ。

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 イスは備品台帳に載らないもの。
 ・・・消耗品なのである。

 備品と消耗品は、そのものの値段で決まる。備品廃棄処分と消耗品廃棄処分。圧倒的に後者は手間がかからない。壊れたものは処分される。カバーが破損したり、いろいろフレームにガタがきたものは、グラウンドに置くこともある。授業、体育祭、クラスマッチ、部活動で使われる。使わない時は体育倉庫に保管。グラウンドの隅に忘れられるものもある。これらは雨ざらしになる。
 体育館のイスは、教室などの備品として使われることもある。こうして、イスたちは、ホームである体育館から、いつの間にか数が減っていくのだ。

 教室、特別教室で50脚、グラウンドは何脚くらいだろう。見当も付かない。

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イス イメージ 月日が流れ、生徒は3年でいなくなり、スタッフも最近では10年選手はまずいない。いつの間にかイスの数が減り、ある年の卒業式近くになり「あ~ら、たいへん」ということになる。去年がそうだった。
 体育館のイス、あまり補充した経験はない。勤務校では平成28年度の予算で、80脚追加した。刻印のない普通のパイプイスである。

 こうしてどうにか無事卒業式が終わった。そして、またこの問題は忘れられていくことになる。

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