全英連参加者のブログ

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公立大学法人化

2016-01-20 04:00:00 | 気になる 地方自治・行政

 このことについては、過去何度かブログで取り上げている。

 福知山公立大が来春開学へ 京都府認可、学長は井口氏
 京都府は24日、福知山市が申請した公立大学法人設立を認可した。来年4に福知山公立大として開学する。経営危機に陥った私立成美大の土地・建物を市が譲り受け、公立化した。
 ・・・昨年の11月24日の産経の記事。
 平成28年度から福知山公立大学である。

 山口東京理科大 県が公立化を認可
 山陽小野田市の私立山口東京理科大の公立化を巡り、村岡知事は25日、市が申請していた「市立山口東京理科大」の設立を認可した。来年4月1日に開校する。
 …昨年の12月25日の読売の記事。
 平成28年度から「市立山口東京理科大学」である。正式名称は「公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学」である。

 山口東京理科大学が公立化されれば、こうなるかなと思っていた。やっぱりでした。

 諏訪東理大公立化の是非検討始動 協議会が初会合
 以下は、昨年12月19日長野日報ウェブサイトに掲出された記事の要約である。
 諏訪東京理科大学公立化等検討協議会は18日夕、諏訪市役所で初会合。慢性的な定員割れに陥っている諏訪東京理科大(茅野市)の「存続」を目的に、同大の公立化や大学改革について検討とのこと。

 三つめは昨年9月以降ニュース検索をかけると、ヒットするようになっていた。

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 僕はこれまでに、「国」「地方公共団体」が(実質的)設置者で、運営が学校法人の大学、いわゆる「公設民営」の私大や、設置(開設)時に「公」の直接的関与のない、学校法人を設置者とする私大の公立大学法人化について、何度か自分の考えをブログに書いている。そろそろ後者のあつかいをきちんとしなくてはならない時期だと考える。
 大義名分はともかく、「経営危機」とか「慢性的な」と新聞に書かれる状況の私立大学。それを公立大学法人の運営する大学(公立大学)にする。公立化で学納金の面では、学生への訴求力は高まるだろう。学生募集の面で移行当初はなにがしかの改善はみられるかもしれない。だが、大学は期限付きのイベントではない。存在すれば、それだけ運営にお金がかかるのである。10年20年のスパンで考えなければいけないこともある。果たして永続性はどうなのか。もちろんよそ者がどうこう言えないそれぞれの地域の事情もある。

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 なお、昨年こんなことが話題になっている。
 文部科学省は(平成27年)11月13日、11月10日開催の央教育審議会大学分科会の配布資料、「公立大学法人制度の改正の方向性について(案)」を公表した。 詳細は省略するが、公立大学法人が設置する大学に付属高校を設置できるように制度を見直すことになりそうだ。
 また、長野大学の公立化については、当初計画の今年4月の公立化は見送られた。平成29年度からを目指す模様。

 「公立大学法人化」については、きちんと見ておかなければならない。

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