東海林直人のゴロテマ日本史

語呂合わせでテーマ史を記憶するので「ゴロテマ」です。YOUTUBEのゴロテマ、三省堂刊「ゴロネコ日本史」もヨロシク。

朱子学京学派(林家)の覚え方◇B近世357

2016年10月19日 09時54分11秒 | 入試対策講座

□近世357.朱子学1(朱子学の正統(京学)林家の系統5人)◇B

[ゴロ]青果で/(はら)ガボッの/ぼうこしば(くり)し


(藤原惺窩(ふじわらせいか))・(林羅山(らざん)・林鵞峰(がほう)・林鳳岡(ほうこう))(山(しばのりつざん))


[句意]青果を食べ過ぎでお腹(なか)ガボッの膀胱(ぼうこう)がしばらく苦しかった、という句。「しばし苦し」の「苦し」を(くりし)と読んでください。


[ポイント]

1.朱子学京学派は、藤原惺窩→林羅山→林鵞峰→林鳳岡→柴野栗山とつづく。

[解説]

1.江戸時代初期の文化は、桃山文化を受け継いだが、幕藩体制が安定するにつれて、寛永期(1624~1643年)前後に新しい傾向を示し始めた。学問では、室町時代に五山の禅僧が学んでいた朱子学を中心に、儒学がさかんになった。朱子学は君臣・父子の別をわきまえ、上下の秩序を重んじる学問であったため、幕府や藩に受け入れられた。

2.藤原惺窩(1561~1619)は、京都相国寺(しょうこくじ)の禅僧であったが、慶長の役の際に連行された朝鮮の学者姜沆(きようこう)に学び、還俗して近世朱子学の祖となる。この系統は京都に興ったので京学と呼ばれ、家康に招かれて進講した。


3.その門人の林羅山(道春(どうしゅん))(1583~1657)は京都の生まれで浪人の子。家康に用いられ、羅山の子孫(林家)は代々儒者として幕府に仕えて、学問と教育を担った。家康~家綱4代の侍講で、上野忍ヶ岡に家塾をを開く。


4.その子林鵞峰(1618~80)は、林家を継ぎ、幕政に参与した。日本史に通じ、父羅山と『本朝通鑑(ほんちょうつがん)』を共著。


5.林信篤(鳳岡)(1644~1732)は、家綱~吉宗5代の侍講で、綱吉の時、聖堂学問所の初代大学頭(だいがくのかみ)となる。


6.柴野栗山(1736~18079は、讃岐国の農家に生まれ、18歳で江戸に出て林家4代目林榴岡(りゆうこう)(信充(のぶみつ))に入門、松平定信に招かれ、寛政異学の禁を建議し、実行した。

 

〈2016慶大・法:「        
 17世紀への転換期、冷泉家の出身で、京都相国寺の禅僧となり朱子学を学んだ儒学者は、慶長の役の際に連行された朝鮮王朝の文臣である[ 30 ]と交流を結び、その学問を体系化して京学派を形成した。その門人には、徳川家康に仕えた林羅山や、私塾・春秋館などを建てた[ 31 ]がいる。さらに、[ 31 ]に学び、加賀の前田氏に仕えた後、[ 32 ]の侍講をつとめ、『武徳大成記』の編纂にも携わった儒学者のもとからは、多くの優れた門人が輩出された。」

(答:30姜沆、31松永尺五、32徳川綱吉 ※原問には83項の選択肢あり。なおこの儒学者は藤原惺窩)〉


〈2016早大・文化構想:「

 江戸時代になると、将車綱吉の時、上野忍ヶ岡にあった林家の孔子廟と私塾が神田湯島に移され、いわゆる湯島聖堂と学問所が発足した。そして、[ F ]が大学[ B ]に任命され、以後、この職は林家の世襲となる。

問2 空欄Bに該当する語句はどれか。1つ選べ。


 ア卿 イ頭 ウ正 エ帥 オ督


問11 空欄Fに該当する人物は誰か。1つ選べ。


 ア林羅山 イ林鳶峰 ウ林鳳岡
 エ林子平 オ林述斎」


(答:問2イ、問11ウ)〉


〈2016明大・政経〉

 11代将軍家斉のときに老中首座となった松平定信は、エ儒学のうち朱子学を正学とし、それ以外の学派を異学として聖堂学問所で教授することを禁止した

問4 下線部エについて、この施策を建言した儒学者は誰か。A~Eから一つ選べ。


 A荻生徂徠 B青木昆陽 C太宰春台

 D林信篤  E柴野栗山」

(答:E)〉


〈2012首都大学・前期:「

 17世紀前半期の朱子学は幕府や藩に受け入れられた。この時期の朱子学者の一人に,京学派の祖であり、近世朱子学の祖とも呼ばれる[ ウ ]が挙がる。その門人である林羅山(道春)は徳川家康に用いられ,この子孫は代々儒者として幕府に仕えている。

問1 文中の[ ウ ]に入る語句を答えなさい。」


(答:ウ.藤原惺窩)〉

 

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