東海林直人のゴロテマ日本史

語呂合わせでテーマ史を記憶するので「ゴロテマ」です。YOUTUBEのゴロテマ、三省堂刊「ゴロネコ日本史」もヨロシク。

佐藤信淵の覚え方◇C近世356

2016年10月13日 13時19分08秒 | 入試対策講座

□近世356.農学(佐藤信淵と主著2)◇C

[ゴロ]よろよろ経済
佐藤の農政

経済要録)(佐藤信淵(のぶひろ)・農政本論)


[句意]よろよろの経済論だ、佐藤の農政は、という幕府守旧派による批判の句。主な著作で「農政」が入る書名は中国(明)の徐光啓『農政全書』があるが、日本史で「農政」が付く書名はまず『農政本論』なので「本論」を割愛しました。また江戸時代で「経済」が入る書名で著名なものに太宰春台『経済録』もある。これとの区別をするため「録」と「要録」の区別は欠かせません。

[ポイント]
1.佐藤信淵は、『農政本論』・『経済要録』を著した。

[解説]

1.佐藤信淵(1769~1850)は、出羽の人。3大農学者の一人とされる。江戸に出て蘭学を宇田川玄随に、国学を平田篤胤に学ぶ。

2.『農政本論』で救民、富国の策など農政の心得を説いた。また強大な中央集権政府主導の絶対主義的な産業国営化・貿易振興を主張し、『経済要録』を著す。「大東亜共栄圏」の先駆ともされる、皇国日本による世界征服論を主張した『宇内混同秘策(うだいこんどうひさく)』(1823年)といった奇書も書いている。自ら述べる経歴には不明な点も多く、主張には虚偽があるという批判もある。


〈2014立大・現心コミュ福観光営:「

問9.この人物(佐藤信淵)の著作でないのはどれか。次のa~dから1つ選べ。

 a.宇内混同秘策 b.経済要録

 c.西域物語 d.農政本論」

(答:c×『西域物語』は本多利明)〉


〈2013法大・法国際文化キャリアデザイン:「

問 下線部a~cのなかから正しくないものをそれぞれ一つ選べ。なお、下線部a~cがすべて正しい場合には、dを選べ。

5 日本沿岸の防備の必要性については、aロシアの使節が来航するようになる以前から、すでに林子平が『海国兵談』において説いていた。そうした対外警戒論の一方で、b本多利明は『西城物語』『経世秘策』を著して貿易振興の必要を説き、c佐藤信淵も『経済録』において貿易の拡大を主張した。」


(答:a〇、b〇、c×『経済録』は太宰春台)〉

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