就職支援 チーム還暦にできること

還暦を過ぎた人間だからこそ伝えられること。
40年前社会人になる時、世の中がこんなに変わるとは思わなかった。

就活REスタート講座-自己PR野再構築

2011-06-30 22:54:16 | 日記
こけてしまいました。

今週から始まった就活REスタート講座ですが、どうも今年は学生の入りが悪い。

昨日の自己分析であまり来なかったので、テーマが被る今日は「ちょっとヤバいなあ」と思っていたのですが案の定…

まあうっぷん晴らしにブログで披露します。

まず今日のポイント-自己PRは進化するのです。

面接が始まり2~3分で面接官のイメージ・感覚をつかみ相手に合わせアドリブを効かせるハイパー就活生は別として普通の就活生は自己PRを進化させることができます。

3年生の夏休み。せいぜいインターンシップに行ったぐらいであまりエポックメイキングなこともしないで、10月に入りナビの企業情報がオープンになりボチボチ動き出し、まず最初にするのは自己分析。

そして自己PRを組み立て始めます。

ここでの自己PRは自分の自慢を探すこと。なかなか見つからない自分の長所を必死に探します。

そして2・3月のシーズンインで何とか形ができてきます。

まあこの頃に出すのは、どこに提出するのも同じではないでしょうか。この時期はそれでよいのです。

そして6月を迎え一通り一巡して結果が出ないと自己PRがこれで良いのかという悩みが出ます。

ここまでで内定が出て就活を終えた学生は当然関係ありませんが、まだ6割の学生は就活が続きます。

ここでエントリーシートをどう修正していくかが次のステップへの分かれ道になります。

何度も言っていますが、エントリーシートで一番大切なのは「志望動機です。」

自己PRやガクチカは志望動機をひきたてるためにあります。

だから自己PRは志望動機をどう書くかによって変わってくるのです。志望動機に合わせた自己PRを書くこと。

いつも言っていますが、志望動機の主語は「私」です。

私はこの会社に入って、こういった自分の能力で貢献したい。今の力のここを伸ばしたい。というような具合です。

だからその会社の求める人物像をつかむ。もしつかめなければ「コンピテンシー」決め打ち作戦です。

例えばその会社がサッカーのストライカーを探しているのに、「私は高校・大学と野球一筋で頑張ってきました。」なんて自己PRをしても意味がありません。

もし野球しかしていなくても、企業がストライカーを求めているのなら、野球で鍛えた脚力があり瞬発力に自信がありますとか、持久力がありますとか、キャッチャーをやっていたので状況に応じた判断力に自信がありますとか、当たらずとも遠からずの自己PRをしなければ通りません。

7月から出すエントリーシートには志望企業の求めるコンピテンシーを掴みそれに合った自己PRを書くこと、それが大事です。

この時期学生には、まず自分の長所を10コ挙げてみてと言います。

人間なら長所の10個くらい必ずあります。その長所を企業の要求に合わせて自己PRを組み立てよう!

近頃の大人は!

2011-06-29 22:28:12 | 日記
とうとう昨日サボってしまいました。
毎日、1000文字以上書くという心意気で始めたブログですが、最初の頃はすこしサボっていましたが、100日以上連続で書いていたのに…。

送別会の席で飲んでしまって家に帰ったらついウトウト。気がつくと11時でお風呂に入るともう立ち直る気力はありませんでした。

まああの鉄人金本も連続試合出場が途絶えてしまったことだし、これをバネにさらに連続記録更新を狙います。

さて、うちの大学ではホスピタリティに力を入れています。

私のホスピタリティについての解釈は、「周囲の人に快適に過ごしていただくための心配り。」です。

学生はホスピタリティが何であるか勉強しています。身につけようと頑張っています。

でも最近、電車やバスに乗っていてイラッとすることがあります。

少し前に見た映画「阪急電車」で中年のおばさん軍団が電車の中で大声でお話ししたり、仲間の座る場所を採るためにバッグを投げたりと傍若無人な行為をしている場面がありました。

実は昨日これと同じような場面に出くわしました。ああ嫌だ!

それと気になるのが社内での携帯電話。

以前ほど社内に携帯禁止のポスターを見なくなりました。

でも若い人はそれなりにマナーを守って社内で携帯での通話はしていません。

車内で通話をしているのは大抵オジサン・オバサンです。

周囲のことは全くお構いなし。マナーを守っていないのは最近の大人。

若い人って結構デリカシーを持っているのです。

教えてあげればちゃんと理解して守ります。今まで教えてもらってなかっただけ。

それを頭ごなしに「最近の若い者は!」って

日本人は本来ホスピタリティを自然に身につけていました。

それが何故か、西洋の文化を間違って受け入れてしまって、「自己主張とはわがままを通すこと」と錯覚しています。

就活の面接でも、自我の強い学生が自己主張をはっきりできる学生と評価されているのではないでしょうか。

私も最近は「面接では少々厚かましくなければだめ。」とアドバイスしていた有様です。

原点に帰って、ホスピタリティ・日本人の謙虚さの正しい発揮の仕方を考えてみます。

テクニックではなく体の内面から人柄が現れる学生を育てていきます。

もうパフォーマンスはいい加減嫌になりました。

謙虚さが大切にされる世の中にしたいものですね。

時間がない

2011-06-27 23:06:52 | 日記
人間55歳にもなると「残された時間」という意識になるものです。

とにかく時間を有効に使いたい。

と言っても寝る時間を惜しんでは昼間に眠くなり意味がないので睡眠時間は6時間をキープしてますが、残りの16時間を最大限に使いたい。

そうなるとスケジュールの立て方が重要になります。予定は予定にして決定にあらずというように全てがスケジュール通りに行くわけではありませんが、やり残したこと、忘れたことのないようしっかり計画を実行します。

今日は特に1年生2年生に見てもらいたい。

まだ二十歳(ハタチと読んでください。)なので時間は沢山あります。

無駄に過ごした時間があとになって役に立つこともあるでしょう。でもダラダラは絶対だめ。

大学の入学式で何を考えていたのか、大学で何をしたかったのか。もう一度思い出して下さい。

特に夏休み・春休みの長期休暇の使い方が大事です。

正直言って私の大学時代の長期休暇の使い方は自慢できるものではありません。精々将棋部の合宿(8泊9日)に皆勤だった事でしょうか。

今指導しているようにこの休みに何としようかと考えませんでした。その後悔からみんなに言えると思う。

ああそれから大学3年の夏休みの40日、4年生卒業間際の3週間のヨーロッパバックパッカーは今でも印象に残っています。

わざと旅行にはカメラを持っていきませんでした。写真に残すと自分の記憶が薄れると思っていました。だからこそ35年後の今でも心に残っています。

当時は円が強くなって海外旅行が身近になった時期ですが、まだまだバックパッカーは安全が確保されていませんでした。

言葉もわからない国で(今のようにTOEICなんてもの知りませんでした。)今日泊まる宿をその日に決める。ユースホステルに泊まり人種差別を受けたこともありました。

でも掛け買いのない経験ができました。2回目は3週間ヨーロッパ一人旅でしたので今考えても勇気と度胸があったなあ。

乱暴・無謀なことを勧める気はありません。海外旅行に行くにはお金もかかります。(但しアルバイトの稼ぎの使い方の一つとしては意義がある。)

大学生活だからこそできること、大学生しかできないこと、それも自分にとってできる範囲で(すぐ手が届くのか、思いっきり手を伸ばせばならないのかは自分で考える!)実行しましょう。

お金を掛けず、図書館利用で夏休みにドラッカー、サンデル、ジャックウェルチ、スティーブジョブス、村上春樹を読むまくるというのもきっと自分の達成感を満足するものです。

別に1年生から就活を考える必要はありません。

悔いのない大学生活を送るために何をするかを夏休むを1カ月に控えた今考えましょう。



「あなたが世界一になる方法を考えてください。」

2011-06-26 21:13:12 | 日記

これは私が採用をしていた時の小論文のテーマです。

それまでの10年間、「あなたが会社に期待すること。会社があなたに期待できること。」をテーマにしており今のようにネットがありませんでしたのでテーマが外に漏れるというようなことはありませんでしたが、あまりにも平板なテーマだったので同僚(後輩)と検討してテーマを変えました。

何故このテーマにしたのか?

一番の大きな目的は学生の発想力を引き出したいということでした。

それともう一つは、学生に自分の良さを自慢してほしかったのです。

「自分が世界一」というテーマで90分、A4レポート用紙2枚というのは結構厳しかったと思いますが、必死に脳細胞を働かせて欲しいと考えていました。

自分が何ができるのか、それをもう一度考えてほしいと思っていました。

大学では以前から「一芸入試」というのがあります。

企業でも最近ガクチカの評価ウェイトを高めている企業があります。

今からの就活は自分の素晴らしいところを見つけ磨くことだと思います。

昔の企業は、欠点の少ない、平均点の高い学生を採用して会社でその人間の適性を見つけ伸ばしていったものです。

しかし、最近は即戦力やエキスパート採用といって個性を重視するようになっています。

漢字が書けなくても難しいプログラムを組める学生が高評価となるのです。
暗算ができなくてもエクセルで表が作れ、企画する力のある学生が採用されるのです。

私は学生相談で自己PRをする際、自分の長所を10個あげてくださいと言います。
なかなか10個はあげられませんが、よく考えさせます。そしてあげたものは決して批判はしません。(一種のブレーンストーミングですね。)

それぞれがどのように誇れるのか、自信があるのかを見極めます。

人間必ず人に誇れるものがあります。それを見つけること。

ヒントは自分の中にしかありません。キャリサポの職員でも何もなしに見抜くことはできません。

本やマニュアルの頼らず自分の誇りを探すこと。それが今からの就活を成功させる秘訣です。

高いモチベーションを持つこと、自信を持つこと、私が世界一だと信じる何かを見つけることで就活を乗り切りましょう。

世界一なんてできっこないと言わないでください。

発想があればいくらでも可能です。

例えば私の場合、体重が100キロ以上で、円周率を30ケタまで暗記していて、洋画とプロレスの知識が豊富で、船舶免許と教員免許を持っている人間限定の世界将棋大会があれば絶対優勝するぞ!

余談:実はこのテーマは第2候補で、第1候補は「宇宙人が攻めてきたらどうしますか?」というのですが、流石に採用試験にはできませんでした。今でもこのほうが発想力は問えると思っているのですが…。

誉めること 人間は誉めれば伸びる

2011-06-25 22:56:45 | 日記
私は学生相談において大前提として学生の長所を見つけ、誉めることで伸びると確信しています。

昔の話ですが、人事にいた時外部の研究会で自社の教育について発表する機会がありました。

その時の発表の資料を同僚(基本的に私は部下という言葉は使いません。責任の回避と言われるかもしれませんが、一緒に頑張る仲間という意識です。)がかなり上出来な資料を作ってくれました。

発表後ライバル会社の会長からお誉めの言葉をいただき、そのことを同僚に報告するとともに資料の出来栄えを絶賛しました。

そのことを後日同僚から本当にうれしかったと言われたことがあります。

また、私が海外出張のホテル代を都市別にエクセルでまとめておいてものが役員を含めた海外出張費の見直しに役に立ったと当時の人事担当委常務から誉めてもらったことがあります。

何気なくしかし努力を惜しまずやっておいた仕事を誉められると人間とは嬉しいものです。

学生の自己PRを手伝う時、学生はみんなと同じ方向に救いを求めることが多いのですが、私はその学生の良さを一つ一つ引き出し長所を見つけます。

そしてその長所がどれだけ素晴らしいかを誉めたたえます。

そうすることで学生のモチベーションが上がるのだと信じています。

しかし幇間(タイコモチと読んでください。)ではありませんのでやたら誉めるというのは良くありません。

誉めるポイントを見つけることが重要なのはお分かりだと思います。

それも他人と比べてというのではなくその学生の個性を見つけること。

人間気分が良くなれば調子が上がります。

面接で上がらないための秘訣は、不安を解消すること-つまり自信を持つことです。

誉めることで自信を付けさせ面接に臨ませます。

短所を補うことは特にしません。

短時間の面接では、長所で勝負するしかないでしょう。

「そもそも面接であなたの短所は何ですか?」という質問は愚問です。

採用する側からみればどれだけとんがったところがある学生を採れるかが勝負なのです。

短所は入社してからいくらでも直せばよいのです。

そもそも学生時代にオールラウンドプレーなんて高が知れています。

キャリアサポートセンターで頼りになる先生は、徹底的に良いところを見つけて伸ばしてくれる人です。

「あなたはこういうところが弱いから直そうね。」というのも悪くはありませんが、インパクトがありません。

自分を伸ばしてくれる先生が誰かを見極めましょう!


すみません。今日はランチで沢庵と間違えて舌を噛んでしまいゼッ不調です。

そういえば朝の星占いも悪かったなあ。(結構信心深いのです。)

今日返ってきたTOEICのスコアも悪かったしなあ(これはテストの往路で右足を捻挫して集中力が続かなかったという言い訳があるけど…)

明日はきっといいことがあるって、誰か私を誉めてください。