就職支援 チーム還暦にできること

還暦を過ぎた人間だからこそ伝えられること。
40年前社会人になる時、世の中がこんなに変わるとは思わなかった。

就活:バイキング料理説

2017-06-23 23:25:56 | 日記
巨匠石渡嶺司さんが名著「就活のバカヤロー」の中で提唱した「就活:焼肉の生焼け理論」に対抗して
「就活:バイキング料理説」であちこちを惑わせています。

ご存じない方に念のため、焼肉の生焼け論とは、ひとりが生焼けの肉を食べると、他の人も次々に箸を
のばす。しまいにみんな生焼けの肉を食べるが、みんな心の中では「おいしくない」と思っている。
「結局、誰も満足しないが、ただ流されて、そうせざるを得なくなっている。
学生も、企業も、誰も主体的でないことが就活の大きな問題。」

さて、「就活:バイキング料理説」とは、
宴会開始直後みんなが一番人気のローストビーフやお寿司に群がる。
結局自分の10人前で料理が無くなる。仕方なく次に人気のエビチリやてんぷらに並ぶが5人前でなくなる。
まず最初にアジアンテイストのから揚げとか海鮮焼きそばでおなかを少し満たしておいて横目でロースト
ビーフの追加を狙い、新しいお皿が出てきたら、さっとさらえばいい。というのものです。

これ4年生の3月スタートの状況を見て感じたことなのですが、最近3年生にも当てはまることがわかりました。
6月にナビがオープンして情報が一度に現れる。
そこで学生が呟く、「情報が多すぎてどの企業にエントリーしていいかわからない。」

つまりバイキング料理のおいしそうな皿を前にして「何を食べていいかわからない。」
と他人に相談しているようなもの。
もちろんナビにはちゃんと食材やレシピが書かれている。それを見もせずに「分からない。」
インターンシップって要するに試食会なんです。
料理の量は少ないですが、お皿はたくさんある。少しずついろいろな料理を試すことができる。
もちろん競争はあります。食べたい料理を食べられないかもしれない。
でも試食会なのです。
試食できなくても本番の宴会でチャンスはあります。(試食できた学生は優先権をもらえるかも
しれませんが)

料理を目の前にして何を食べればいいか自分で判断できない学生が多すぎます。
今はまだおなかが空いていないかもしれませんが、今だからこそ料理はたくさんあるわけです。
見た目は良くないけどおいしい料理もあります。
逆に色鮮やかだけど食べたらおいしくなかった料理もあります。
でも時間がたってお腹が空いてきてその時になって初めて真剣に口に入れようとするとまずお皿が少なく
なっています。
また、変な料理にあたって食中毒を起こすかもしれません。

インターンでは、おいしそうな料理が本当においしいか、あるいはあまり食指が動かない料理が食べて
みたらおいしかったかを確かめるチャンスなのです。
この時期の失敗は後で取り返せます。

与えられるのを待っていると変なもの食わせられるぞ!






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