私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

軍事研究しないとの声明を堅持する日本学術会議の平和ボケ

2017年03月11日 20時07分29秒 | 社会問題

軍事研究しない原則、4割が支持

全国95大学アンケート

2017/03/04

 日本学術会議が1950年と67年、過去の戦争協力への反省を踏まえ「軍事研究はしない」と誓った軍学分離の声明について、4割の大学が「堅持するべきだ」と考えていることが4日、全国の国公私立大95校を対象とした共同通信のアンケートで分かった。6割は明確な態度を示さなかったが、従来方針を変更してもよいとの声はなかった。防衛省は2015年度から、大学の研究者らを対象に軍事応用も可能な基礎研究の公募制度を始めたが、大学側は防衛・軍事研究に慎重な姿勢が浮き彫りになった。

 アンケートは2月、理、工学部を持つほぼ全ての国立大と主な公立、私立大を対象に実施した。
(時事通信)
 
(引用終了)


 昭和39年10月1日と言えば、東京と新大阪間を結ぶ東海道新幹線が営業運転を開始した日であり、新幹線は、当時として世界最高の高速鉄道であったし、既に引退しているが0系呼ばれている独特な形状をした初代新幹線を記憶している方も多いのではあるまいか。
 
 戦後わずか19年で、新幹線の営業運転を実現させたのは、旧日本軍関係者の中でで特に戦闘機などの設計に携わっていた技術者を国鉄は大量に採用したからであり、鉄道の高速運転を可能とするために、戦闘機などの設計と同様に流体力学、振動工学、電気技術などを研究させることにより、昭和33年の建設計画の承認から6年後に営業運転に漕ぎつけた訳であり、まさに驚くべき偉業だと言えるだろう。
 
 新幹線の技術には当初は軍事技術であったものが応用されたことであり、他にも、軍事技術から民生用として応用されたものは沢山あるし、あらゆる技術が軍事技術からの産物と言っても過言ではなく、だから技術を軍事用と民生用とに分けることは出来ないのではなかろか。

 時事通信によれば、共同通信が、全国の国公私立大95校を対象とした日本学術会議の「軍事研究はしない」と誓った軍学分離の声明について、アンケートを実施したところ、4割の大学が「堅持するべきだ」と回答し、6割は明確な態度を示さなかったそうである。軍事研究に関して、明確な態度を示さない大学が6割あるとなれば、軍事研究するかしないは研究者の自由に任すべきだとする大学の方が多いことになるが、ならば、見出しは「軍事研究しない原則、4割が支持」ではなく「軍事研究。4割がせず、6割は明確な態度を示さず」にすべきであろう。
 
 日本学術会議には頭の良い方が沢山おられるであろうが、日本の周辺国は平和を愛する諸国民ではないし、北朝鮮のように弾道ミサイルを日本の排他的経済水域に撃ち込む国もあるのに、このような「軍事研究はしない」と誓った軍学分離の声明を未だに堅持しているようでは平和ボケと言っても良いであろうし、また、なぜ学者バカと言われているか分かっていないようである。
  
 軍事研究とは国家国民を守るための研究であって、その研究から民生用品が生まれることもあり、例えばインターネットやGPSだが、日本学術会議の連中は「軍事研究はしない」と誓っているのだから、それを利用しての研究もしないと誓うべきあり、にも関わらず利用するだけでは卑怯ではないか。軍事研究とは最先端の技術を研究することであり、それをしない大学はレベルの低さを自認したようなもので、そうであれば「軍事研究はしない」ではなく、軍事研究は難しくて研究出来ないと正直に言った方が良いであろう。
(2017/03/11)


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4 コメント

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先端技術は 両用技術 (HAKASE(jnkt32))
2017-03-11 20:48:44
今晩は。先日の拙記事でも取り上げましたが、日本学術会議の軍事技術研究への
及び腰姿勢は、我国科学技術の未来にとり、暗雲ともなりかねません。

軍学分離とは言いましても、その境界は近年ますます曖昧になり、
むしろ双方の交流が、医療などの民生面にも助けになる事が多い様です。

日本学術会議の検討委声明は、自勢力だけは汚れ役をしたくない、
との後ろ向きの願望から出たものでしょう。

貴見解通り「難しくてできない」所もありですが、同時に、同会議の中枢が左傾している可能性も否定できないと思います。

つまり、若い時分に左翼学生運動に関わった勢力が、上層部に多くて軍事研究に否定的とかですね。

世界的には、両用技術を前向きに育てる方向の様ですから、
我国も同様で良いはず。何よりも、学術研究は、日本国憲法の「学問の自由」が尊ばれるべきです。

東海道・山陽新幹線の0系列車は、世界が認めた功労者です。
その勇姿は、今も貴地元の鉄道博物館や、拙地元の
リニア鉄道館、京都鉄道博物館などで見る事ができます。

まさに「お花畑」 (成田あいる)
2017-03-12 19:38:24
戦後三菱重工や富士重工など、いわゆる「重工業」が自動車やバス・鉄道の分野で拡大したのも、航空機製造で培った技術とノウハウが生かされたからだと言われています。
その培われた技術とノウハウの根底には、まさに戦闘機で生かされ、培われて来た物が根底にあると思います。
インターネットやGPSも、元はと言えば軍事目的から来ているのです。

日本学術会議の言っていることは、これらのような軍備からの応用さえも認めないようなものです。
今の日本は、「『軍』に関わる事は一切イカン、有害」だという考えに支配されていると思います。
吉永小百合氏など「武器を持たないことが、積極的平和主義」「世界が9条を持てば、戦争は無くなる」と主張してますが、まさに「お花畑」です。
また日本は政治家や芸能人・学術者までもそのような「お花畑」思想に染まっているのではないでしょうか。
さらに言えば誰も彼も、「何であれ『軍』に関わるものすべてが有害」「『軍』に関わることをしないことが、積極的平和主義」と思い込んでいるのかもしれません。

このブログでも取り上げられていましたが、沖縄の基地反対派は「中国の脅威など難しくて分からない」と「嘆いて」いました。
この「学術会議」も、管理人さんのおっしゃる通り、「軍事研究など難しくて分からない」のでは無いでしょうか。
>HAKASE(jnkt32)さん (forest(管理人))
2017-03-14 20:28:28
コメントありがとうございます。学者のように頭が良いと、左傾化した思想を持っている方が多いようで、だから、自身の研究が軍事に関わることを拒否する訳で、国を守るために、研究が役に立つようなことはあってはならないと思っているのでしょうい。多くの技術は軍事用にも民生用にもなることが多いようで、戦場で、包帯の代わりになるとして開発されたのはテッシュペーパーだそうであり、今ではどの家もあるものが元は軍事用として開発されたものだとなれば、日本学術会議の声明は、どれほどおかしいか分かると言うものです。

東海道新幹線は私が高校生の時に開通したもので、0系の車体が東海道本線で運ばれてくるのを見た記憶があります。新幹線発祥の地は小田原の一つ手前の鴨宮駅の近くにあり、今は保線を担当する基地になっていると思います。
>成田あいるさん (forest(管理人))
2017-03-14 20:29:04
コメントありがとうございます。日本のかって戦争のより生まれた技術は沢山あるようで、戦闘機開発に携わった企業となれば、戦後になっても、その技術を生かして、多くの民生品を生み出してきたことは間違いありません。

今でも、最初は民生品として開発されたものが、軍事用と使われることもあり、その反対もある訳で、だから、その境はないと言って良いでしょう。軍事技術は最先端の技術と言われており、日本学術会議が、軍事研究はしないとの声明を出すとなれば、自分らの研究は軍事には役に立てそうもない低い技術だと自認しているようなもので、私ならば軍事研究をしている学者の方が高度な技術を持っているとして信用できますね。

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