私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

小池氏が代表を辞任するならば選挙の前にすべきであった

2017年07月04日 22時26分39秒 | 政治

小池氏、都民ファ代表退く=「二元代表制」に配慮-都議選躍進から一夜明け

2017/07/03

 東京都の小池百合子知事は3日、地域政党「都民ファーストの会」の代表を同日付で退く意向を明らかにした。後任には、小池氏の特別秘書で同会幹事長の野田数氏が就く。都民ファーストが第1党に躍進した都議選から一夜明けた3日午前、都内で記者団に「二元代表制などで懸念があることを想定すると、私は知事に専念する形で、代表は野田氏に戻していきたい」と語った。

 2日投開票の都議選(定数127)で、都民ファーストは追加公認を含め55議席を獲得、第1党に躍進した。これに対し、地方自治体の議会で首長が代表を務める政党が多数を占めると、両者が緊張関係を保つ「二元代表制」の観点から問題だとの指摘があるため、小池氏が配慮した格好だ。
 都議選での圧勝を受け、小池氏はこの日、「古い議会を新しくするという期待を受け、第1党に上り詰めることができた」と強調。その上で都民ファーストの今後の組織運営に関し、「議論は重ねるが最後、集約したら、そのワンボイスに組織として従っていく。意思決定の場を高めていく」とした。
 安倍政権との関係については、「都知事として国、政府と必要な連携を保つ」と指摘。自らに近い国会議員を国政選挙で支援する可能性を問われると、「今そういう状況にない。都民ファーストならぬ、国民ファーストをベースに考える方が増えれば、それは国民にとってもいいことではないか」と述べるにとどめた。
 小池氏は、都民ファーストが6月1日に開いた都議選の決起大会で、同会の特別顧問から代表に就任していた。
 自治体議会で首長が代表の政党が多数を占める例としては、地域政党「大阪維新の会」(代表・松井一郎大阪府知事)が第1党の大阪府議会がある。大阪市議会も、吉村洋文市長が政調会長を務める大阪維新が第1党となっている。 
(時事通信)

(引用終了)


 7月2日投開票の都議選は、小池百合子知事が代表となっている地域政党「都民ファーストの会」が55議席を獲得し、都議会第1党となった。公正な選挙なので、この結果に付いて、あれこれ言いたくないし、自民党などより都民ファーストの方がしっかりやってくれるのではないかとの都民の選択であった訳である。
 
 もし私が都民であれば都民ファーストには投票しなかったし、なぜならば都民ファースト公認で立候補した者の多くが、今まで政治に無縁であり、政治家としての資質があるかどうか未知数である新人達で、そうなると、まともな都政が出来るとは思えず、小池旋風とか言われて話題になっている都民ファーストだからと安易に投票してしまった方が多かったのは残念と言う他はない。
 
 かって民主党が政権交代を成し遂げた時のことを思い出すと、偏向マスコミが「今時代は民主党だ」とする世論誘導を行っていたからで、それに騙されて民主党に投票した方が多かったことから、約4年にも及ぶ悪夢の民主党政権が続くこととなり、その負の遺産は、未だに日本を蝕んでいる。
 
 都議選では都民ファーストの各候補者の人柄や主張に感銘して投票した方は少なく、遥に多いのは小池氏が代表であるから投票した方があろう。しかし、それを騙すと言うか、裏切るかのように、時事通信によれば、小池氏は3日、都民ファースト代表を辞任し、後任には、小池氏の特別秘書で同会幹事長の野田数氏が就くことになったそうで、記者団に「二元代表制などで懸念があることを想定すると、私は知事に専念する形で、代表は野田氏に戻していきたい」と語ったとのこと。
 
 小池氏が政治家ではなく、小沢一郎のような政治屋と言われているのは、今回の都議選のように選挙に勝てば良いのであり、「知事職に戻るので後はよろしく」と代表を辞任するのは寄せ集めで、元民進からの鞍替えして連中もいるし、また政治に疎い新人達が多い都民ファーストでは長く持たないし、すぐに問題を起こすとして小池氏は逃げだしたようなもので、何か問題はあっても「私はもう代表ではないので関係ない」と言い訳が出来るからである。
 
 代表を辞任する理由は、首長と議員が別々に選ばれ緊張関係を保つ「二元代表制」への懸念が指摘されているからそうだが、ならば都民ファーストの会など作る必要はなかったであろう。また辞任するならば選挙の前にすべきであったし、選挙中にあれだけ立候補者の応援のために露出しておきながら、当選すれば後は用ないごとく逃げだようなもので、都民は都民ファーストの会と言うより、小池ファーストの会だとして小池百合子に投票したようなものであったにも関わらず、これではバスに例えれば、当選した者を乗車させて、発車しようとしたが運転手である小池氏がいなくなったようなものではないか。
 
 今から予想しておくが、都議会はほぼ機能しなくなり、3年後の東京五輪も大混乱となり、築地市場の豊洲への移転も決まっているが、その日がいつになるのか中々決まらず、再び代表に就任した小池氏の特別秘書で同会幹事長の野田数氏は色々問題ある方のようなので、会の舵取りが出来るか大いに疑問である。公明党・創価学会は小池氏が代表ではなくなった素人ばかりの都民ファーストと連携していくのであろうか。また民進党から鞍替えして都民ファーストに逃げ込んで、からくも当選した連中も困惑しているかも知れずで、野田代表では話は違うとなれば再び民進党に戻れば良し、どうせ政治理念もないようだから好きにすれば良いであろう。
(2017/07/04)


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2 コメント

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早くも「泥船」「空中分解」の予感 (成田あいる)
2017-07-05 20:53:47
私は都民ではないので、所詮「高みの見物」でしかないのですが。。。

小池百合子氏の突然の「電撃辞任」で、小池氏や「都民ファーストの会」の正体見たりですね。
「『二元代表制』の観点から問題」だから辞任なんて、国政の政権時代の民主党の各党首ですらあり得なかったことです。
これでもう、「都民ファーストの会」など「日本新党」や政権奪取当時の民主党と同類で同レベルの「政党」と見ました。
いち早く代表辞任では、小池氏を信じてついてきた人達や投票した人達は梯子を外されたと思います。
あるいは、ゆくゆく「泥船」になることを早々と感知し、「一抜けた」と逃げたのでしょうか。。。

そもそも「都民ファースト」と言う党名や党の性質からしても、小沢一郎の「国民の生活が第一」のようです。
「都民ファーストの会」も早晩、「日本新党」や民主党の如く、「泥船」化し「空中分解」するように思えます。
>成田あいるさん (forest(管理人))
2017-07-07 21:05:05
コメントありがとうございます。今まで期待されて誕生した新党のほとんどは空中分館しており、既に影も形もありません。小沢一郎がからんで出来た党が多いようですが、歴史も実績もない党では長く続く訳はなく、「都民ファーストの会」も小池氏が前面の出ているから注目されているに過ぎず、新人議員が多く政治のイロハも知らない者ばかりとなれば、都政は混乱するでしょうし、小池氏の突然の代表辞任で「何も分からない私たちはどうすれば良いのか」と途方に暮れているでしょうね。都民は都政が混乱することになる選択をした訳で、東京五輪を控えているのに、誤った選択をしたものだと思っています。

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