Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

私は御身を信じ、礼拝し、希望し、御身を愛します!御身を信じぬ人々、希望せず愛さぬ人々のために、赦しを求めます(天使の祈)

聖なるロザリオの黙想【苦しみの玄義】-2016年5月4日秋田巡礼にて シュテーリン神父様

2016年10月29日 | お説教・霊的講話
苦しみの玄義黙想(2016年5月4日 秋田巡礼にて シュテーリン神父様)
同時通訳:小野田圭志神父


『苦しみの玄義 第1玄義:
この一連を捧げて、主がゲッセマニの園にて死するばかり憂い給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて、罪を痛悔する恵みを乞い願わん。』


マリア様はイエズス様のゲッセマの園にての苦しみを、その時に御額からその御顔から汗の涙が出るのを見ているからです。マリア様の御言葉によれば、マリア様の心をそう悲しませているのは、この世の罪であり、人々の罪です。ですから、私たちが犯した罪の深い痛悔の念を乞い求めましょう。


『苦しみの玄義 第2玄義:
この一連を捧げて、 主が鞭打たれ給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて、罪を償う恵みを乞い願わん。』


聖伝によると、この鞭打ちは私たちの不潔の貞潔に背く罪を償う為に、イエズス様が受けられました。まず肉の貞潔に背く罪です。この罪がイエズス様の肉体を粉々に砕きました。

同時に、この最も汚い汚物がマリア様の顔にも投げつけられました。これが霊的な貞潔に反する罪です。この霊的な貞潔に反する罪というのは、真理を拒む事です。御身の最も汚れのない、最も清い御心を受けるのを拒む罪です。

マリア様の汚れなき御心インマクラータは私たちに、最も澄んだきれいな生ける水を私たちに下さるのです。マリア様は泣いておられます。何故かというと、その最もきれいな命の水に私たちが関心をも示さないからです。それよりもこの世が与える不潔な、汚らしい汚れた水を好むからです。

このような不潔な汚いものが世界に溢れかえっている時、マリア様はどのような反応を示すでしょうか。

「どうぞマリア様、お母様、あなたのきれいな御顔を私たちから背けないで下さい。」私たちは確かに不潔な者ですけれども、私たちの前にこう立って両手を開いて私たちを招いておられます。

「私たちの不潔なこの汚物にもかかわらず、御身は私たちを拒み給いません。」従って私たちはどのように大きな罪を犯したといえども、決して落胆してはいけません。この両の手を開いて私たちを招いて下さる事によって、御身の無限の憐れみを私たちに示して下さいます。

「お母様、私は私の汚物を持ってきました。罪に対する最も大きな憎悪の憎しみの心を下さい。」


『苦しみの玄義 第3玄義:
この一連を捧げて、主が茨の冠を被せられ給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて、侮辱を恐れざる恵みを乞い願わん。』


イエズス様は王であります。従って王冠を受けるに相応しい者です。イエズス様は王の王でありますから、全ての王冠を受ける権利があります。

イエズス様はその王国を、その御母マリア様と共に分かち合っています。ですから秋田のマリア様は地球の上に立っています。これは、「マリア様がこの地上で起こっている全ての事を支配している」という意味です。秋田のマリア様は女王であり元后です。

イエズス様はしかし今、別の王冠を被っています。これは第二の時には被っておられない王冠です。実に今被せられている王冠は、悪魔的な、嘲りの、偽の王冠です。本当の王であるイエズスを馬鹿にする王冠でした。

私はイエズス様を馬鹿にする事になります。どうして馬鹿にするかというと、もしも口先ではイエズス様を「王だ!」と叫びつつ、イエズス様に従わない時、私はイエズス様に偽の王冠を被せる事になるからです。口先だけでは、「我は天地の創造主を信じる」と言いつつも、しかし実際の生活ではあたかも天主様がいらっしゃらないかのように行動するならば、私がまた口先だけでは「御旨が地にも行われん事を」と言ったとしても、たとえ口先で言っても、実はその御旨を果たす事に何の関心もなかったとしたならば、偽の王冠を被せる事になります。もしもその御旨が自分の意図に適わないならば、私はそれに逆らって文句を言います。「おおイエズス様、御身は王たり給え」と言いながら、「我が、私の自分の意思がなされますように」と祈るならば、それを実行するならば、茨の冠を押し付ける事になります。

イエズス様をこうやって拒否すると、その事はすなわち、その女王である元后であるマリア様をも拒否する事になります。今マリア様は、イエズス様に逆らう反逆の子供たちの前に立っています。マリア様は今目の前に、御子に茨の冠を押し付けた人々の前に立っています。その茨の冠がマリア様の心をますます悲しませています。

「もしも私が今まで茨の冠をイエズス様に押し付けてばかりいたとしても、どうぞマリア様、どうぞ御顔を背けないで下さい。私から遠ざからないで下さい。」

今マリア様は元后として女王して、全ての力を持って権能を持って、私たちの前に立っています。

「我が子よ、我が娘よ。たとえあなたが我が子に何千何万もの茨の冠を押し被せたとしても、私は決してあなたを見捨てませんよ。あなたが我が子の頭に茨の冠を押し付けた時、それと同時にあなたは私の心に茨の冠を押し付けました。我が子よ、我が娘よ、あなたは私の心をどれほど悲しませた事でしょうか。でもあなたを愛しています。私のもとにいらっしゃい。あなたの茨を私に下さい。もしもそれができないなら、私の足もとにいらっしゃい、身を投げかけなさい、癒してあげます。」


『苦しみの玄義 第4玄義:
この一連を捧げて、 主が十字架を担い給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて、苦難を甘んじ受くる恵みを乞い願わん。』


イエズス様は十字架を担ぐ事によって私たちにその無限の御憐れみを示し、私たちの負債を全て払って下さいました。

秋田ではマリア様もこの同じ十字架の前で立っておられます。イエズス様の十字架こそがマリア様が汚れのない御者である事の原因です、その源泉です。イエズス様が十字架で亡くなったのが、マリア様が罪の汚れのない美しさを持っている原因です。イエズス様が十字架の上で亡くなって功徳を、無限の功徳を積んだ事が、マリア様が無限の能力、全能の力を持っているその原因です。

マリア様は十字架と私との間に立っておられます。マリア様は私に十字架の贖いの実りを下さいます。イエズス様が十字架の上で亡くなった時の全ての無限の功徳を、全て私たちに下さいます。

それと同時に、マリア様は私たちを十字架へと連れて行きます。マリア様は私たちに、十字架に付けられたイエズス・キリストがどなたか、という事を教えて下さいます。マリア様は私たちをして、十字架に付けられたイエズス・キリストを信じ、希望し、愛する事をさせて下さいます。マリア様は私と一緒に、十字架の道行きを歩いて下さいます。そして遂にカルワリオに於いて、イエズス様と出会う事ができます。

マリア様に特別この一連を捧げて、勇気を持つ事ができますように、そして救われる為には私たちが十字架の道を歩まなければならない、という事を理解させて下さるようにお祈り致しましょう。


『苦しみの玄義 第5玄義:
この一連を捧げて、 主が十字架に釘付けにせられて死し給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて、救霊の恵みを乞い願わん。』


この秋田の聖母の御像は私たちに、いつ、そしてどこで、マリア様が天主の御母であるマリア様が、私たちの母となられたか、という事を教えています。

それは十字架の上で、今死なんとする我らの救世主イエズス・キリストが弟子に向かって、「見よ、汝の母ここにあり」と。そしてその死なんとする御子はマリア様の方を向いて、弟子の方を指しながら、「見よ、汝の子ここにあり」と。

十字架の道行きの黙想の後に、マリア様は私たちの方をご覧になって、「さあ、これからは私があなたの母ですよ」と言っておられます。

死なんとする人の意思は非常に聖なるものです。

「これが私の子の遺言でした。私があなたの母となる事です。」「ご覧なさい、私をご覧なさい。私の内に母でないという所がどこにあるでしょうか。母は苦しみます。私の心は霊的に七つの剣で刺し貫かされました。私の目からは洪水のように涙が湧き出ています。これら全てはあなたの為ですよ。この涙はあなたの心を動かして、回心に導く為です。御子の七つの最後の言葉の内の一つを取って悪と闘いなさい。十字架のもとで御子から、この世の全ての異端を打ち砕く力を得ました。」

「疑いがあるのですか?私のもとにいらっしゃい。」
「あなたの家族の誰かが信仰を失ったのですか?私のもとに連れて来なさい。」
「あなたは信仰のない人々に囲まれているのですか?私のもとに連れて来なさい、私の御心に奉献しなさい。」
「あなたは悪魔から誘惑を受けているのですか?私は十字架のもとで悪魔のサタンの頭を踏み砕く力を得ました。あなたは悪魔の誘惑に迫害を受けているのですか?私が彼らの頭を踏み砕いてあげましょう。」
「重い鎖があなたを縛りつけているのですか?いらっしゃい、さあ鎖を解きほどいてあげましょう。」

「この大きな愛と大きな力を、十字架に付けられた御子から私は頂きました。いつも私のもとにいらっしゃい。この十字架のもとにいらっしゃい。私のもとにいつも留まっていなさい。あなたが必要な全てのお恵みを与えましょう。そしてあなたがお祈りをしている全ての人々の為にお恵みを与えましょう。」
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