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聖ヨゼフの階段(アメリカのニューメキシコ、サンタ・フェにあるロレット・チャペル)についてご紹介します

2011年03月04日 | カトリック・ニュースなど
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 こんにちは!3月は聖ヨゼフの月なので、聖ヨゼフの階段(アメリカのニューメキシコ、サンタ・フェにあるロレット・チャペル)についてご紹介します。

 1852年の秋、ロレットのシスターたちはケンタッキーを出発し、ミシシッピ河を遡ってセント・ルイスまで行き、さらには、ニュー・メキシコの小さな町サンタ・フェに到着します。その後、サンタ・フェのラミー司教の命令の下で一つの修道院を設立することになります。

 シスターたちがサンタ・フェに到着した数ヶ月後に、メキシコ人の大工たちが光の聖母のロレット・アカデミーを建設しました。

 ラミー司教の求めでパリにあるサント・シャペルを手本にして一つのゴチックのチャペルの建設が始まったのはそれからおよそ二十年後のことでした。


 建築家 P.ムーリーによって設計されたそのチャペルは後部に聖歌隊用のギャラリーを持った、幅25フィート、長さ75フィート、高さ85フィートになるはずでした。(シスター・バルブールは建設は1873年7月25日に始められ、そして3萬ドルの費用でおよそ五年後に完成したと述べています。)

 構築物がほとんど完成されてから一つの恐るべき誤りが発見されました。

 チャペルも[聖歌隊用の]ギャラリーも両方とも美しいのですが、しかし一方から他方への行くためのいかなる通路もなかったのです!

 上長は多くの大工を呼び入れましたが、それぞれの大工はかわるがわる、ふさわしい階段を建設することは不可能であると言うのです。それは一つのはしごを用いるか、それともバルコニーを作り直すかのどちらか、と言われます。


 シスターたちはまったく失望してしましましたが、しかし大きな信仰を持つ女性たちであったので、ノヴェナ[九日間の祈り]をすることに決めたのです。ロレットのシスターたちは聖ヨゼフに大いに信心を持っていたからです。

 ノヴェナの最後の日に一人の灰色の髪の毛の男が一匹の驢馬を連れ、一つの道具箱を持ってアカデミーの所で止まり、シスターたちのために一つの階段を建設することができるかどうかを尋ねたのです。上長のマザーは喜んで同意しました。

 当時いたシスターたちによると、その老人が用いた道具は一本の鋸、T定規それに金槌だけでした。彼らはまたたらいに浸けられた木片をも目撃しています。その男の人は支払いを受ける前に不思議にも姿を消してしまいました。

 そして地方の材木工場はその事業のために購入されたいかなる木材の記録も持っていなかったのです。

 この大工が、明らかにシスターたちに一つの贈り物として残したその階段は、33段と各々360度の二つの旋回から成っている円形の螺旋階段です。

 大抵の木製の円形階段とは違って、それは中央の支えがありません。

 それは上のギャラリーによりかかり、全重量を支えていると思われる底の床の上に載っているだけです。釘よりはむしろ木製のくさびがすみからすみまで用いられています。


 何年にもわたって建築家たちが美と建造物のこの傑作を詳しく調べるために全世界から来たのですが、彼らはそれがどのようにして造られたのか、そしてそれがどのようにして今なお立っていることができるのか分からず、驚嘆しないわけにはいきませんでした。

 ある人々はそれが用いられた最初の時に崩壊していたはずだと思うのですが、にもかかわらずそれは多年にわたる日常の使用に持ち堪えているのです。

 その階段が建設されたときアカデミーに参加した学生たちのうちに、後にロレットのシスターとなった十三歳の少女がいました。彼女によれば、手すりは、最初の構築物の部分ではなくて、およそ二年後に付け加えられたのものだったとのことです。


 何人かの専門家は、曲がった化粧側板の非常な精密さによって特に驚いています。何故なら、木材は内側で七つの場所において、そして外側で九つの場所において張り合わせられているのですが、各部分品は一つの完全な曲線の部分を形成しているからです。最も原始的な道具だけで一人の人間によって1870年代にどのようにしてこのことが為されたのかは誰も説明できません。

 その木材はある硬い種類のものであると思われますが、何人かの専門家によればニューメキシコ産のものではないのです。その男がそれを何処で手に入れたかはいまなお一つの神秘のままです。


 余談ですが、ロレットのシスターたちは、第二バチカン公会議後の召命の危機で、この修道院を手放さなければならなくなり、今は或る個人が所有しているそうです。


 詳しくは、ファチマ・クルーセイダー「螺旋階段の奇蹟」 誰がこのチャペルの不思議な階段を造ったのか、そしてそれはどのようにして支えなしに立っているのか? をご覧下さい。

 参考リンク
サンタフェ~奇跡の階段 コラレス通り1丁目 この記事に昔の階段の様子の写真があります。

聖ヨゼフの階段(アメリカのニューメキシコ、サンタ・フェにあるロレット・チャペル)



サンタフェ市公認の観光情報サイト
ロレット チャペル(Loretto Chapel)
プラザから見て、ラフォンダホテルの裏にあるこの小さなチャペルは「奇跡の階段」で有名な教会だ。聖歌の人たちが上るために必要なこの階段は360度を2回転している美しい螺旋階段で、驚くことに支柱が1本もない。伝説では、修道女達が聖ヨゼフ(聖母マリアの夫で大工の腕を持つ)に祈りを捧げると、9日目に白髪の男が現れこの階段を造ったといわれる。しかし、完成するとすぐにその男は身分を明かさず姿を消してしまった。階段の美しさ、巧みな技術に加え、不可解な大工であったことから、その男は聖ヨゼフその人ではなかったのか、という話。現在この教会は私有になり挙式用に一般利用することができる。

アメリカではまれなゴシック建築の影響を受けたこの美しいロレットチャペルは、1837年に着工され5年後に完成しました。ここでの見ものは「奇跡の階段」と呼ばれる360度の螺旋階段で、驚くことに支柱が1本もなく、まるで「宙に浮かぶ」階段です。


ロレット・チャペル Loretto Chapel
アメリカではまれなゴシック建築の影響を受けたこの美しいロレットチャペルは、1837年に着工され5年後に完成しました。ここでの見ものは「奇跡の階段」と呼ばれる360度の螺旋階段で、驚くことに支柱が1本もなく、まるで「宙に浮かぶ」階段です。修道女達ははしごを使って2階にある聖歌隊席に上らなければなりませんでした。しかし伝説によると、修道女達は聖ヨセフ(聖母マリアの夫。大工の腕を持つ)に9日間の祈りを捧げ、その9日目に白髪の男が現れこの階段が作られたと言われています。しかし、完成するとすぐにその男の姿は見えなくなり、実際のところ、いかなる技術をもって誰がこの螺旋階段を作ったのかは今でも謎に包まれています。
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4 コメント

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聖ヨゼフの階段 (mum)
2011-03-10 22:13:09
小野田神父様、聖務に御忙しいのに日々のブログをありがとうございます!
聖ヨゼフ様の階段をご紹介くださりありがとうございます。
この階段は見るだけで胸が打たれます。
なぜならこの階段は、聖ヨゼフ様はどれほど不可能なことでも願いをおききくださるという証明をしているように思えるからです。
聖ヨゼフ様は「どんなに不可能なことでも私に願いなさい。」と仰っておられるようです。
この日本に聖伝の聖堂を願うということは、この階段ぐらい不可能なことかもしれませんが、
必ず聖ヨゼフ様が願いをおききくださると信じます。
天主イエズス様の栄光のため、
聖母の汚れ無き御心の凱旋のため、
いとも貞潔なる御身の栄光のために、
われらの祈りをききいれたまえ。
いとも尊き聖ヨゼフ、われらのために祈りたまえ。
追加情報 (Fr Thomas Onoda)
2012-08-03 14:10:13
アヴェ・マリア!

 この階段は、33段あり、高さ22フィートで完璧に360度の2回転をしています。釘は使われていません。この木材はニュー・メキシコのものではありません。

http://www.nmia.com/~paulos/loretto.html

天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)
Unknown (通りすがり)
2014-06-02 05:11:14
う~ん、、、鳥取県にも支柱のない螺旋階段があります。

強いバネの上に、人間が立つことができるでしょ? もっと言うと、車の足回りにも使われています。瞬間的には数トンの力が加わります。かなりの強度でしょう。

バネはもちろんらせん構造で、支柱がない。

物理的に不可能な構造という事はない。

木材で、1800年代末の技術で、それを成し遂げられたかどうかという点には大いに興味がある。ただ、木材ってしなやかで強度があるので、可能なような気もするけれど(それについては専門外なので分からない)。
Unknown (Fr Thomas Onoda)
2014-07-18 18:56:32
アヴェ・マリア・インマクラータ!

こんにちは!

 鳥取県の仁風閣には、支柱がない螺旋階段があると伺い、Googleで探してみました。

 アメリカの聖ヨゼフの階段との違いは、次にあると思います。
仁風閣の螺旋階段の場合は、横の壁についているので、そこに力が加わることが出来るけれども、アメリカの聖ヨゼフの階段には、力を分散させる壁が横についてなく、そのまま天井と結びついているだけ、ということ。

 鉄のような堅いものであれば、重量を支えきることが出来るのでしょうが、木材でバネのように強く作ることは技術的に難しいと思われます。

天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)



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