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第二バチカン公会議についての疑問および問題点: 人間人格の尊厳?

2007年06月20日 | カトリックとは
アヴェ・マリア!

ルフェーブル大司教様の『DUBIA 信教の自由に関する私の疑い』のつづきを紹介します。

第3章 第二バチカン公会議についての疑念

 一般的な意味での自由、次いで信教の自由について考察した後、同章では先に解説した諸々の概念を信教の自由の問題をとり扱った第二バチカン公会議の文書自体、すなわち公会議宣言『信教の自由に関する宣言』(1965年12月7日発布)に適用してみることにしましょう。その際、当文書の各部分について疑問および問題点を逐次指摘していくこととします。

 本稿の著者は、これらの疑問を別々の項目に分け、それぞれに同公会議文書が提起する主要な問題に対応した題目を付しました。各項目においては、まず公会議宣言『信教の自由に関する宣言』からの抜粋を引用し、必要に応じて当該問題のはらむ困難点を正確に示すために「問題提起」を定めた後に、一つあるいは複数の疑問を提示します。各項目は、同一の主題に関連する中の複数のくだりを考慮に入れ得ます。その場合、各引用文に序列と引用先を示す番号を付すこととします。

 著者は三十九の固有の意味での「疑問点」と、それに付随するまたはそれほどの重要性を帯びないことがらに関する「問題点」とを区別します。「疑問点」については、疑問文として提示し、ハイかイイエかの明確な答えを出すことが、そしてそれができない場合には必要な意味の区別を導入することができるようにします。

 「疑問点 26」から「疑問点 29」に関する部分は、第二バチカン公会議の文書そのものに言及するのではなく、草案起草委員会の報告者の宣言に関わるものです。何故ならこれらの宣言は、公会議宣言『信教の自由に関する宣言』の前提となっている哲学的概念に光を当てるものだからです。



* *


■ 人間人格の尊厳?

1-『信教の自由に関する宣言』1
「現代において人々は人格の尊厳を日増しに意識するようになっている。」

【問題点1】 公会議は、「現代において人格の尊厳は、ますます深い忘却、否むしろ軽蔑の対象となっている」というべきではなかったか。

2-『信教の自由に関する宣言』1
「強制されることなく、義務感に導かれて、自分の判断と責任ある自由とによって行動することを要求する者の数がふえてきた。・・・ 人間社会におけるこのような自由の要求は、主として、・・・ 社会における信教の自由な実践に関する事がらに向けられている。このバチカン教会会議は、人間のこのような熱望を注意深く考慮し、それが、どれだけ真理と正義とに合致するかを明らかにするため、・・・」

【問題点2】 これらの「要求」、ならびに信教の自由に対する「熱望」は、旧西洋キリスト教社会で急増するセクトの放縦かつ活発な攻勢にあえぐカトリック国家および諸々のキリスト教社会の崩壊、瓦解、分断の印ではないか。あるいはまた、第二バチカン公会議はこれらの表現によって、キリスト教ならびにその他全ての宗教を絶滅する「神聖な」義務の意識に基づくイスラムの征服的拡張に言及しているのか。それとも第二バチカン公会議は共産主義政権の圧制にあえぐ諸国、すなわちポーランド、ハンガリー、そしてとりわけルーマニアとチェコスロバキアにおけるカトリック信徒ならびに教会の、いわば窒息させられた希求、踏みにじられた要求のことを言おうとしているのか 。
 以上三つの問題点に対する解答は、第二バチカン公会議が、全ての宗教のために見境なくあらゆる状況において要求する信教の自由に光を投げかけるだろう。

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