ちょっと見に行くのは迷ったのだが、とある事情があって鑑賞に至った。
ミラ・ジョボビッチの主演。
近未来、ウィルスに感染してファージ(超人)となった少数人と
普通の人間との戦い。
ファージは人間を感染させるべく汚染した血液をばら撒こうとし、
人間は兵器でもある少年をファージとの戦いに利用しようとする。
兵器でもある人間といえば「最終兵器彼女」を思う人もいるかもしれないが、
まったく違います。
人間から奪取した兵器が、「少年」(要は子供)だったことを知り、
バイオレットは少年をかばう。
このため、人間からもファージからも追われる身となって、
壮絶な戦いの中に飛び込んでいく。
**
はっきり言って、アクションだけの映画。
重力コントローラー(名前は忘れた)で
ビルの壁面をBMWのバイクで走るところとか、
すごくかっこいいのだが、筋はよく理解できん。
というのも、ファージが実はヴァンパイアで、
せりふでは「vampire」が何度も出てくるのだが、
字幕ではファージにされているから。
このウィルスは感染力が強く、血液感染して「吸血鬼病」を起こし、
定期的に輸血をしないと死ぬこと。
「吸血鬼病」は光に弱くなり、牙(犬歯)が伸びるが、
身体能力が増し、回復力も増すということなどが、
「ファージ」という言葉でごまかされているため、
もやっとしてしまっている。
ヴァイオレットも感染したが、どういうわけか、犬歯は普通、
光には強いタイプで逆に暗闇には弱い。
と、ここまで位はチラシにでも書いといてくれれば筋が理解できたのに。
バンパイアを伏せたのは配給会社の戦略でしょうが、
背景のわかりにくい映画になってしまいました。
このままではミラ・ジョボビッチが好きでなければ見ないだろう映画です。
ただ、トータルでは赤字だと思いますが、海外成績は日本がダントツです。
その意味では、バンパイアを隠して正解だったのかもしれません。
**
顔の部分だけ画像処理がされていて、透明な膜を張ったように見える。
そのせいかどうか判らんが、ミラ・ジョボビッチがやけにきれいに見えた。
ストレートのロングヘアーもなかなか良いしね。
もう30なんですね。
設定はまるでシャーリーズ・セロンの「イーオン・フラックス」で
ガン・アクションも酷似。
クリスタナ・ローケン(T3のT-X)の「ブラッド・レイン」も同じ路線。
ケイト・ベッキンセールの「アンダーワールド」もその範疇だと思います。
なお、「ウルトラバイオレット」と題した映画は何本かあって、
いずれもバンパイア・ムービーのようだが、関連はなさそう。
***追記(07/2/6)***
・この映画、原作のコミックは存在しない。あるように見せているだけ。
ジーナ・ローランズ主演の「グロリア」(1980)を
SFチックに仕立てた とのこと(SPEの公式サイトより)だが、
「少年を守って、組織に追われる」ところしか合ってない。
・この少年、キャメロン・ブライトは、キーを握る少年の役が多い。
「無表情で突然切れる」役の「アダム/神の子悪魔の使い」が良かったから、
いろいろとキャスティングされているんだろうけど、なじめません。
ミラ・ジョボビッチの主演。
近未来、ウィルスに感染してファージ(超人)となった少数人と
普通の人間との戦い。
ファージは人間を感染させるべく汚染した血液をばら撒こうとし、
人間は兵器でもある少年をファージとの戦いに利用しようとする。
兵器でもある人間といえば「最終兵器彼女」を思う人もいるかもしれないが、
まったく違います。
人間から奪取した兵器が、「少年」(要は子供)だったことを知り、
バイオレットは少年をかばう。
このため、人間からもファージからも追われる身となって、
壮絶な戦いの中に飛び込んでいく。
**
はっきり言って、アクションだけの映画。
重力コントローラー(名前は忘れた)で
ビルの壁面をBMWのバイクで走るところとか、
すごくかっこいいのだが、筋はよく理解できん。
というのも、ファージが実はヴァンパイアで、
せりふでは「vampire」が何度も出てくるのだが、
字幕ではファージにされているから。
このウィルスは感染力が強く、血液感染して「吸血鬼病」を起こし、
定期的に輸血をしないと死ぬこと。
「吸血鬼病」は光に弱くなり、牙(犬歯)が伸びるが、
身体能力が増し、回復力も増すということなどが、
「ファージ」という言葉でごまかされているため、
もやっとしてしまっている。
ヴァイオレットも感染したが、どういうわけか、犬歯は普通、
光には強いタイプで逆に暗闇には弱い。
と、ここまで位はチラシにでも書いといてくれれば筋が理解できたのに。
バンパイアを伏せたのは配給会社の戦略でしょうが、
背景のわかりにくい映画になってしまいました。
このままではミラ・ジョボビッチが好きでなければ見ないだろう映画です。
ただ、トータルでは赤字だと思いますが、海外成績は日本がダントツです。
その意味では、バンパイアを隠して正解だったのかもしれません。
**
顔の部分だけ画像処理がされていて、透明な膜を張ったように見える。
そのせいかどうか判らんが、ミラ・ジョボビッチがやけにきれいに見えた。
ストレートのロングヘアーもなかなか良いしね。
もう30なんですね。
設定はまるでシャーリーズ・セロンの「イーオン・フラックス」で
ガン・アクションも酷似。
クリスタナ・ローケン(T3のT-X)の「ブラッド・レイン」も同じ路線。
ケイト・ベッキンセールの「アンダーワールド」もその範疇だと思います。
なお、「ウルトラバイオレット」と題した映画は何本かあって、
いずれもバンパイア・ムービーのようだが、関連はなさそう。
***追記(07/2/6)***
・この映画、原作のコミックは存在しない。あるように見せているだけ。
ジーナ・ローランズ主演の「グロリア」(1980)を
SFチックに仕立てた とのこと(SPEの公式サイトより)だが、
「少年を守って、組織に追われる」ところしか合ってない。
・この少年、キャメロン・ブライトは、キーを握る少年の役が多い。
「無表情で突然切れる」役の「アダム/神の子悪魔の使い」が良かったから、
いろいろとキャスティングされているんだろうけど、なじめません。
確かに分かりにくかったですね。
ファージって一体何なのか、感染したら身体能力高まる他に何がおこるのか。正直感染して何が悪いのかよく分かりませんでした。公式HPみたら輸血しなければ12年で命を落とすと確かに書いてありましたけれど。。
あまりにアクションよりになりすぎて、彼女が過去にうけた苦しみがあっさりと流されてしまった気がしました。
もちろん ミラ・ジョヴォビッチ好きにはたまらないですけどね。
二人の次回作に期待したいです。
あたしは、愛で見ました、、、
>そのせいかどうか判らんが
そのせいじゃないです。実際に美しいのです。
例えそばかすだらけでも、お化粧すれば良いんです。
しかしこの映画中の彼女のお肌は、めっちゃくちゃきれいでしたねぇ、、、所々、UPの時には、そばかすが目立っていましたが、、、
あたしは ミラ>ケイト>セロン>>>ローケンの順です。
またよろしくお願いしますね。
アレも見せたいコレも見せたいと色々詰め込んだはいいが、全く消化できないので説明セリフで全てを誤魔化す本編が副音声みたいな映画になっちゃってましたねぇ。。。^^;
チラシで説明しないと分からない映画ってのも
どうかと思いますが・・・。
予告編が見栄えよくなればいいって感じの
映像重視で、オリジナリティを感じない映画でしたね。
>どうかと思いますが・・・。
いやぁ、確かにその通りなんですけど、
それくらいストーリー展開が理解できないと言うか、
字幕のせいもあると思います。
むしろ、それ(バンパイアを徹底的に無視)が
配給会社の作戦かもしれませんけど。