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映画「アマルフィ 女神の報酬」@109シネマズ木場

2009-08-27 00:02:28 | 映画感想
やっと見ました。109シネマズ木場。
「フジテレビ開局50周年記念映画」らしい。
確か「ホッタラケの島」もそうだったような。

製作はフジテレビ生え抜きのスタッフによるものだそうだが、
プロダクションのシネバザールとはどういう関係なのか。

「シネバザール」といえば「20世紀少年第2章」の試写会で
甘利さんとお会いしたことがありますが、
日本の映画産業の構造は良くわかりません。

**

織田裕二、天海祐希、佐藤浩市、戸田恵梨香、佐野史郎、福山雅治。

**

クリスマス直前のローマ。
1台の車がホテルのフロントに着く。
降りてきた男女(織田裕二と天海裕希)はチェックインするもなぜか余所余所しい。
部屋でも会話を交わさず、
男はTVの日本の外務大臣がG8でローマ入りするニュースに聞き入る。



話は3日ほどさかのぼる。
ローマの日本大使館は菊原大使(小野寺昭)、西野参事官(佐野史郎)を筆頭に
川越外務大臣(平田満)の受け入れ準備に余念がない。

新人(研修生)の安達(戸田恵梨香)は新任の事務官黒田(織田裕二)を
空港に迎えに行くのを忘れていた。
迎えに遅れたことを散々黒田に嫌味を言われる安達。

黒田は翌日の会議でも川越大臣の警護に苦言を呈し、
参事官以下、大使館の職員に嫌がられる。

黒田はテロ対策スペシャリスト。

本国から指示を出す外務官僚の片岡(中井貴一、声だけ)がいたが、
それは大使館のみんなには秘密だった。

黒田と同じころ、1組の母娘(天海裕希と大森綾音)がローマに着いていた。
翌日、その母の矢上紗江子(天海裕希)から娘のまどか(大森綾音)が
美術館で行方不明になったとの連絡が入る。

西野参事官は、安達と黒田に美術館に行くよう命じる。
美術館で狼狽する矢上にきつい言葉を浴びせながら、
監視カメラの映像を確認する黒田。

そこにはトイレに入ったまま忽然と姿を消したまどかの姿。
そこへ、まどかの携帯から母への電話。

イタリア語のわからない矢上に代わって電話に出た黒田。
相手の問いかけに「娘の父だ」と答える。

「娘は預かった、10万ユーロ用意しろ。警察には届けるな。」電話は切れた。
「お嬢さんは誘拐されました。」冷たく言い放つ黒田。

イタリアでは、誘拐犯との交渉は法律で禁止されている、
金品の提供も禁止行為だ。

すぐさま警察に連絡した黒田だったが、黒田への警察の指示は
「夫婦の振りをして」矢上と行動を共にすることだった。

ここで冒頭のシーンに戻る。

娘の身を案じ、警察に連絡した黒田を罵る矢上は、
黒田を信用せずロンドン在住の知人、藤井昌樹(佐藤浩市)に連絡する。

翌日、警察はダミーの身代金とGPS通信機を仕込んだブローチを用意していた。
犯人からの電話に振り回され、矢上に罵倒されながら、
黒田は徐々に謎を紐解いていく。

果たして黒田は当初の目的のテロ対策と誘拐事件の両方を解決することが出来るのか。

**

警備システムへのハッキングがあんなに簡単かとか、
信号システムまで同時に混乱させられるなんて本当か、などは
比較的テンポがいいため、見ている時は気にならない。

多少展開でもたつく場面はあるが、総じてテンポ良く、
間合いも適度でだらだら感は少ない。

乱闘シーンもなく、銃撃戦にもならないし、死亡者が出るような場面もないが、
結構緊迫感はあった。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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何気に… (KLY)
2009-08-27 00:18:55
もっとサスペンス感溢れる作品だと思っていたのですが、冷静に考えたら公開前から犯人は解ってるわけで、そこに期待すべきじゃなかったなと。とはいいつつも、犯人グループの背景をもうちょっと丁寧に描いてくれないと、佐藤さんはともかく他の外国人の方がなんだかとってつけたようで…。
織田裕二大好きな私としては、それでもカッコイイ彼を観れたんでいいといえばいいのですが。(苦笑)
KLYさんへ (KGR)
2009-08-27 03:43:57
毎々TB/コメントありがとうございます。
ド派手な場面のない最近では珍しい映画でした。

最後のほうの大使館で説得に負けるシーンは
ちょっとどうかなって感じでした。

TVカメラに映るのはまずいんじゃないか、と思ってましたら、
新聞には載ってなかったようですね。

>犯人グループの背景をもうちょっと丁寧に
うーん、確かに写真1枚と台詞だけじゃ物足りません。
ハッキングも簡単でしたね。
ちょっぴり「サマーウォーズ」がちらつきました。
そうですね (miyu)
2009-09-01 22:06:43
テンポが良かったのですが、
それだけにいまいち盛り上がりどころに
かけてしまっているような印象は受けました。
テンポが落ちても、盛り上がるところはあっても
良かったのかなぁ~って思ってしまいましたね。
miyuさんへ (KGR)
2009-09-02 09:50:25
毎々、TB/コメントありがとうございます。

派手派手アクション満載映画全盛の昨今、
確かに盛り上がりに欠ける感はありました。

アマルフィの街中にしても、結局なんもなしでした。

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