(C)Film Partner International Inc.
内幸町のワーナー映画試写室での開催。
シネトレ公認ブロガー試写会
この会場は初めて。(会場の感想は別途)
ワーナー映画「王妃の紋章」4月12日(土)、東劇ほか全国ロードショー。
監督:チャン・イーモウ(張藝謀)、
出演 : チョウ・ユンファ(周潤發) 、 コン・リー(鞏俐)、
リウ・イエ(劉) 、 ジェイ・チョウ(周杰倫) 、 リー・マン(李曼)
「王妃の紋章」日本語オフィシャルサイト
原題は「満城盡帯黄金甲」英語のタイトルは「Curse of the Golden Flower 」
昨年の第79回アカデミー賞、衣裳デザイン賞ノミネート作品。
香港公開は2006/12。
***
時は、10世紀初頭、重陽の節句(菊の節句、9月9日)の前日。
宮廷での朝早くからの日常的な行いが紹介される。
色々あって、城には、遠征に出ていた王(チョウ・ユンファ、)、
城にいた王妃(コン・リー)、長男の皇太子の祥(リウ・イェ)、
三男の成(秦俊杰)、
3年間追放されていた傑(ジェイ・チョウ)の一家が揃った。
しかし、一家はそれぞれ複雑な人間関係を抱えていた。
ここで、人間関係の相関をおさらいしておこう。
王(チョウ・ユンファ)には先妻がいた。
長男の祥は先妻の子、現在の王妃との不倫経験があるが、
今は嬋と恋仲で、王位には興味がない。
嬋と一緒になるため、地方への赴任を希望している。
王は妻の不倫を知っており、遂に漢方医の蒋と結託して
微量のトリカブトを王妃に飲ませ続けている。
王妃(コン・リー)は、毒と知りつつ、薬を飲み続け、
金糸で菊花の刺繍を折り続けているが、
王を憎んでおり、重陽の節を機に王に反旗を翻す気でいる。
二男の傑は、父に迎合しながらも母を助けたいと思い、板挟みになる。
三男のは一番安穏としているようで、父に大役を願い出ながら果たせず、
鬱積したものを持っている。
これに漢方医の蒋(ニー・ダーホン)とその娘嬋(リー・マン)、
さらにはその妻(チェン・ジン)が絡む。
蒋の妻にも旦那の知らない秘密があり、王妃との関係がある。
王子、祥は嬋との密会から、王妃の計画を知ってしまう。
しかし、それぞれの思惑をそれぞれに知られながらも
その計画を進めざるを得ない、抜き差しならぬ状況にあり、
ついに、重陽の節のセレモニーが始まる。
***
あれだけお付きの者に四六時中、補助され、監視されていれば、
ちょっとそれは無理だろう面もないことはないが、
「ほっといてくれ」も含めて、部下を自由自在に操れるとすれば、
さもありなん、ということも。
映画全体は、事前に思っていたより、ずっとすごかった。
途中までは淡々と進行するが(それでも豪華さ、荘重さは伝わる)
途中から急展開、
クライマックスに向かって一気にたたみかける。
とにかく、圧倒的物量。
どこまで本物か(CGか)分からないが、すごいの一語に尽きる。
冒頭に宮廷の女官たちが大勢出てくるが、
あの程度で驚いていては始まらない。
クライマックスの物量はまさに圧巻。
今まで見たどの映画よりもすごいかもしれない。
実数としてはもっとすごい映画があるかもしれないが、
見る限り「蒼き狼・・・」「HERO」を完全に圧倒していた。
舞台となった広場は故宮博物館、紫禁城の中庭に敷き詰められた
菊花、絨毯、そして人また人、
まさに中国でなければできない、と思えた。
衣装、セット、内装は豪華絢爛、百花繚乱。
ほかに適当な四字熟語が思いつかない。
色づかいについては批判もあるようだが、とにもかくにも、鮮やかの一語。
また、金(きん)の使い方もまさにどんだけー。
衣装は相当重かったろうと余計な心配をしてしまった。
エンディングの歌もなかなか良かったな、と思っていると、
実は二男、傑役の周杰倫(ジェイ・チョウ)が歌っているようだ。
ついでに言うと、彼は劇場版「イニシャルD」で主人公の藤原拓海を演じている。
この映画自体は史実ものではなく、「曹禺」という人の書いた「雷雨」を
時代劇に置き換えたものらしい。
最後に今回掲載している劇中の写真は、正式に許可を受けて、
シネトレから提供されたものである。
内幸町のワーナー映画試写室での開催。
シネトレ公認ブロガー試写会
この会場は初めて。(会場の感想は別途)
ワーナー映画「王妃の紋章」4月12日(土)、東劇ほか全国ロードショー。
監督:チャン・イーモウ(張藝謀)、
出演 : チョウ・ユンファ(周潤發) 、 コン・リー(鞏俐)、
リウ・イエ(劉) 、 ジェイ・チョウ(周杰倫) 、 リー・マン(李曼)
「王妃の紋章」日本語オフィシャルサイト
原題は「満城盡帯黄金甲」英語のタイトルは「Curse of the Golden Flower 」
昨年の第79回アカデミー賞、衣裳デザイン賞ノミネート作品。
香港公開は2006/12。
***
時は、10世紀初頭、重陽の節句(菊の節句、9月9日)の前日。
宮廷での朝早くからの日常的な行いが紹介される。
色々あって、城には、遠征に出ていた王(チョウ・ユンファ、)、
城にいた王妃(コン・リー)、長男の皇太子の祥(リウ・イェ)、
三男の成(秦俊杰)、
3年間追放されていた傑(ジェイ・チョウ)の一家が揃った。
しかし、一家はそれぞれ複雑な人間関係を抱えていた。
ここで、人間関係の相関をおさらいしておこう。
王(チョウ・ユンファ)には先妻がいた。
(C)Film Partner International Inc.
長男の祥は先妻の子、現在の王妃との不倫経験があるが、
今は嬋と恋仲で、王位には興味がない。
嬋と一緒になるため、地方への赴任を希望している。
王は妻の不倫を知っており、遂に漢方医の蒋と結託して
微量のトリカブトを王妃に飲ませ続けている。
王妃(コン・リー)は、毒と知りつつ、薬を飲み続け、
金糸で菊花の刺繍を折り続けているが、
王を憎んでおり、重陽の節を機に王に反旗を翻す気でいる。
(C)Film Partner International Inc.
二男の傑は、父に迎合しながらも母を助けたいと思い、板挟みになる。
三男のは一番安穏としているようで、父に大役を願い出ながら果たせず、
鬱積したものを持っている。
これに漢方医の蒋(ニー・ダーホン)とその娘嬋(リー・マン)、
さらにはその妻(チェン・ジン)が絡む。
蒋の妻にも旦那の知らない秘密があり、王妃との関係がある。
王子、祥は嬋との密会から、王妃の計画を知ってしまう。
しかし、それぞれの思惑をそれぞれに知られながらも
その計画を進めざるを得ない、抜き差しならぬ状況にあり、
ついに、重陽の節のセレモニーが始まる。
***
あれだけお付きの者に四六時中、補助され、監視されていれば、
ちょっとそれは無理だろう面もないことはないが、
「ほっといてくれ」も含めて、部下を自由自在に操れるとすれば、
さもありなん、ということも。
映画全体は、事前に思っていたより、ずっとすごかった。
途中までは淡々と進行するが(それでも豪華さ、荘重さは伝わる)
途中から急展開、
クライマックスに向かって一気にたたみかける。
とにかく、圧倒的物量。
どこまで本物か(CGか)分からないが、すごいの一語に尽きる。
冒頭に宮廷の女官たちが大勢出てくるが、
あの程度で驚いていては始まらない。
クライマックスの物量はまさに圧巻。
今まで見たどの映画よりもすごいかもしれない。
実数としてはもっとすごい映画があるかもしれないが、
見る限り「蒼き狼・・・」「HERO」を完全に圧倒していた。
舞台となった広場は故宮博物館、紫禁城の中庭に敷き詰められた
菊花、絨毯、そして人また人、
まさに中国でなければできない、と思えた。
衣装、セット、内装は豪華絢爛、百花繚乱。
ほかに適当な四字熟語が思いつかない。
色づかいについては批判もあるようだが、とにもかくにも、鮮やかの一語。
また、金(きん)の使い方もまさにどんだけー。
衣装は相当重かったろうと余計な心配をしてしまった。
エンディングの歌もなかなか良かったな、と思っていると、
実は二男、傑役の周杰倫(ジェイ・チョウ)が歌っているようだ。
ついでに言うと、彼は劇場版「イニシャルD」で主人公の藤原拓海を演じている。
この映画自体は史実ものではなく、「曹禺」という人の書いた「雷雨」を
時代劇に置き換えたものらしい。
最後に今回掲載している劇中の写真は、正式に許可を受けて、
シネトレから提供されたものである。
KGRさんもシネトレ公認ブロガーだったのですね。
しかもワーナーでは一緒だったとは。
とにかく豪華絢爛な作品でした。
やはり大きなスクリーンで観ないともったいない映画でした。
こちらも存じませんで、、、
時々同じ日付、同じ会場だった方の記事を見ます。
オンラインでは既知でオフラインでは知らない同士。
これもまたネット時代の1シーンでしょうか。
圧倒的な物量。
いったいこれだけの人、物、
どこにいたんだ、どこから集めたんだ、
と思いました。
戦闘シーンも圧巻でした。
『金(きん)の使い方もまさにどんだけー』でしたね~
『クライマックスの物量はまさに圧巻』でした。
でも・・・私はどう~もダメでした。
どうやら好みとは違った映画だったようで・・・
『LOVERS』は首をかしげるところはありましたが好きな作品です。
『HERO』はイマイチ受け入れ難い作品でした。
こちらは・・・いかんせん物語に魅力を感じられなかったところが痛かったです。
ちょっと損した気分でしょうか。
(ちょっと? かなり?)
ある監督が「映画の出来の80%は脚本で決まる」
と言っておられましたが、脚本=ストーリー展開に
(自分にとっての)魅力がなければ、
いくら名優を使おうが、金を掛けようが、
面白くないってことで。
凄かったです。
いやいや、圧巻の一言でした!
とっても素晴らしかったですね~♪
本物かCGか、と書いたのは別に大した意味はなく、
あのものすごい物量はとても日本じゃ集められない、
ということでした。
終盤の物量がハンパなかったですね。
それから、中国人は誰でも、そこそこ強い
ところが面白い映画でした(笑)
>終盤の物量がハンパなかったですね
同感です。
ワーナーの試写室は大きい方ではありませんが、
圧倒されました。