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映画「ボーン・レガシー」@109シネマズ木場

2012-10-19 23:42:46 | 映画感想
2012/10/19、109シネマズ木場

ジェレミー・レナー、レイチェル・ワイズ、エドワード・ノートン。



時は「ボーン・スプレマシー」から「ボーン・アルティメイタム」に至る辺り。
ジェイソン・ボーンがモスクワにから姿を消して6週間ほど経った頃。

アラスカの山中、CIAの訓練区域。
一人の男(ジェレミー・レナー)が雪山を越えて地図に書かれた地点を目指す。
男の名前はまだ明かされないが、記述の都合上アーロン・クロスだと明かしておく。

アーロンは定期的に青と緑の2種類の錠剤を服用し、採血しながら先へ進む。
そして連絡員(オスカー・アイザック)のいる山小屋に到着する。



トレッド・ストーンを追っていたサイモン・ロス(パディ・コンシダイン)が
暴露記事を書くことをキャッチしたCIAは、ロンドン駅でロスを射殺する。

そしてパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)がジェイソン・ボーンに情報を提供し、
ブラック・プライアー作戦をつぶそうとしていることに危機感を覚え、
作戦責任者のエリック・バイヤー(エドワード・ノートン)は同時進行していた
いくつかの作戦の一時中止を決断する。

その中の一つに「アウトカム」があった。
各国に潜伏しているアウトカムのメンバーが、新しい錠剤で次々と死んでいく。



新しい錠剤が届かないメンバーの中にアーロンと連絡員がいた。

翌日は吹雪、確認に外に出たアーロンはかすかな飛行音に気づく。
飛行音は徐々に近づき、無人機がミサイルを発射して山小屋を爆破する。

アーロンは小高い丘に登り、ミサイルを発射した無人機を撃墜する。
バージニアにある無人機の操作室では、電波を捉え第2攻撃を準備する。

電波はアーロンの足の付け根に埋め込まれたRFIDから出ていた。
アーロンは自ら足を切ってRFIDを摘出、おびき寄せたオオカミを利用して
RFIDを飲ませたオオカミを誤爆させてアーロンを始末したと判断させる。

しかし、山小屋でもらえるはずの薬は最初の攻撃で無くなってしまう。



ある製薬会社の生化学研究所。
マルタ・シェアリング博士(レイチェル・ワイズ)が、
いつものように研究室で作業を進めていると、
研究員の一人が、シェアリングの同僚を次々と射殺して自殺する。

シェアリングは難を逃れたものの怖くなって、妹のいる外国に逃げようと考える。

人里離れた一軒家で荷物を整理していると、CIAエージェントがやってきて、
自殺に見せかけてシェアリングを殺そうとする。

その寸前、アーロンが飛び込んできてシェアリングを助け、
エージェントを次々と射殺、シェアリングをつれて逃亡する。

アーロンはシェアリングから薬を調達するためにやってきて、
偶然この場面に遭遇していた。

その後二人は利害が一致、逃避行が始まる。
果たして二人の運命は。



バイク、車を使ってのカーチェイスのシーンはなかなか。
無関係の車やバスを相手を倒すために利用するアイデアは冷血であり、斬新でした。



ジェイソン・ボーンを作ったのは「トレッドストーン」作戦。
その後の新しい作戦が「ブラックブライアー」作戦。

ここまでは、パメラ・ランディとジェイソン・ボーンが暴いた範囲だが、
そのほかにも彼らの知らない複数の作戦が存在しており
「アウトカム」作戦もその一つという設定。

「アウトカム」は単なる「高スキルな暗殺者の製造」ではなく、
遺伝子操作を含む肉体改造もプログラムに入っており、
瞬発力や判断力の改善も目指している。

これ以外に、「ラークス(LARX)」と呼ばれる未認可のプログラムも進行中で、
作戦遂行に矛盾を感じず、非情に遂行する殺人マシンの製造プログラムとなっている。

ジェイソン・ボーンは暗殺命令を躊躇して失敗、海に落ちて記憶喪失となり、
自分の正体を探るうちに自分を殺人兵器に仕立て上げたチームに復讐するのだが、
その過程で、別の作戦を含めた作戦内容の露呈とメンバーの暴露を恐れたCIAが、
作戦を一時凍結し、証拠隠滅を図ろうとしたため、そのあおりを食らって
「アウトカム」メンバーの一人であるアーロンも抹殺されそうになる。

「アウトカム」では、改造された肉体維持のための錠剤摂取が必須で
アーロンは薬を求めて危険に飛び込んでいく設定だ。

終わり方はやや「ボーン・アイデンティティ」をイメージさせる。
続編があるとすれば、どういうモチベーションをアーロンに与えるのだろう。

ジェイソン・ボーンは自我を取り戻してから贖罪の旅を行うなど、
おセンチな一面もあってそれがまた作戦失敗の要因ともなっているが、
アーロン・クロスはどうするのだろうか。



射撃の腕前だけでなく、多言語、偽造、サバイバル術などにも長けている人物を
作り上げる作戦なり部隊なり組織が存在するのは、スパイ映画の常道で
その中で被験者の人格破壊を伴い、敵味方が判然としなくなるのもよくある。

また、何らかの理由で排除されそうになった工作員が組織に反旗を翻すのも見たパターン。

とはいえ、場所や人物の背景や相関や理由等で、全体を盛り上げていけばいいので、
見たパターンでも十分面白い。

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2 コメント

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すっかり~ (cyaz)
2012-10-20 09:00:59
KGRさん、こんにちは^^

すっかり予告編や下馬評に騙された感の否めない作品でした。
盛り上がるアクションも後半30分くらいで、
あの『アベンジャーズ』の二の舞って感じで(汗)
でもジェレミー・レナー、これからが楽しみな役者さんですね!
レイチェルも可愛かったし~♪
そうそうレイチェルのだんながダニエル・クレイグだと
最近になって知りました(大汗)
ジェレミーとダニエルって似てますよね(笑)?!
cyazさんへ (KGR)
2012-10-20 19:34:48
結構評価が分かれているというか、やっぱり「ボーンと言えばマット・デーモンでしょ」みたいな雰囲気に負けちゃってますね。
私は高評価なんですけど。

次どうすんのかなって余計な心配をしてます。
マット・デーモン版の続編も見たいし。

今の旦那はダニエル・クレイグですが、元の旦那(事実婚、子どもがいる)はアメリカ人の監督でした。

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