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映画「ルーパー」

2013-01-17 00:10:46 | 映画感想
2013/1/16、109シネマズ木場。

エクゼクティブシートは満杯だった。
(サイズ倍、値段2500円、ポイントカード会員は通常料金)


  
ブルース・ウィリス、ジョセフ・ゴードン・レビット、
エミリー・ブラント、ポール・ダノ



2044年、30年後から送られてくるターゲットを始末する
「ルーパー」という職業があった。
ジョー(ジョセフ・ゴードン・レビット)もその一人。

指定時刻ピッタリに表れるターゲットをラッパ銃で射殺、
報酬はターゲットが背負っている銀の延べ棒。
ルーパーは、将来自分がタイムマシンで30年前に送られて、
過去の自分に始末される羽目になる。
これをループが閉じると言い、始末された未来の自分が
背負っている報酬の金塊がその目印なのだ。

そんなある日、ルーパー仲間のセス(ポール・ダノ)がループを閉じ損ねたと、
ジョーに助けを求めてくる。
ターゲットの覆われた顔が気になり見てしまったら未来の自分で、
躊躇しているすきに逃がしてしまったという。

未来はレインメーカーという謎の支配者がルーパーを
根絶させようとしているのだと言う。
ルーパーの元締めエイブ(ジェフ・ダニエルス)はセスを捕まえる。

未来のセスは逃亡を図るが次々と体に異変が起こる。
腕にすぐに指定の場所に来いとの傷がつき、指が無くなって行き、足が無くなり、
それらはすべて今のセスに起こっていることだった。
指定の場所に着いた時、未来のセスは始末された。

ジョーは自己嫌悪に陥りながらも仕事を続ける。

ある日、指示時刻より1分ほど遅れて到着したターゲットは
顔を覆っていない未来の自分(ブルース・ウィリス)だった。

一瞬の躊躇、未来のジョーは身をひるがえして背負った金塊で弾を受けて凌ぎ、
ジョーを殴り倒して逃げた。

ジョーは未来の自分を始末しないとエイブに始末される。

一方未来のジョーは、レインメーカーを子供のうちに始末する目的を持っていた。

果たして、ジョーの自分対自分の戦いの行く末は。
レインメーカーとは何者でどこにおり、なぜ始末されないといけないのか。

**

ジョーが主人公だが、未来のジョーが激しく強く、
存在感も半端じゃないのでなかなか面白い。
過去の経験の変化が未来の自分の過去に反映されるのはなかなかアイデアでもあった。

名前は忘れたが、Beatrixじゃなくてもっと短い名前のウェイトレスもいる、
にはちょっとくすっと来た。

未来のジョーが現れたときは何ともなかった右耳が、ジョーがアパートで撃たれて
怪我した後は未来のジョーの右耳が欠けているなど細かい点にもこだわっていた。



タイムトラベルものだとどうしても避けられないのがタイム・パラドックス。

この映画でもそれは当然存在するが、当然のように2通りの流れを見せ、
複雑な話は抜きだ、として、その部分のつじつま合わせは回避している。

それでも若干の疑問はある。

未来のジョーは、30年後の自分の運命を知っているのに、
どうしてそれまでの間にレインメーカーを殺そうとしなかったのか。

愛妻の敵討ちはいいとして、自分が生き延びようとする行動は見られなかった。

また、殺人が難しい未来だからこそ過去に送り込んで
始末しようとしている設定なのに、妻があっさり殺されるようでは
まずいんじゃないか。

ラストも疑問。

あの場面でジョーがシドを救えたとしても未来のシドが魔物にならない保証はない。
レインメーカーの正体を知ろうとする者は未来のジョーだけではないのだから、
サラが先々危険な目に遭う可能性は高く、シドが曲がる確率は高い。

私的には、ジョーが事態を終結させるためにシドを撃ち、
レインメーカーは存在せず、従って未来のジョーが
30年前に送り込まれることはなく、未来のジョーは消え去る、

しかし、本当に未来のジョーが未来に戻ったのか
(過去に来なかったのか)は不明で、未来は誰にもわからないのだ、
みたいな結末がよかったかな。
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6 コメント

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Unknown (miyu)
2013-01-18 06:50:39
週末だけのウェイトレスは「ジュン」でした。
みなさんの感想を読むと、なるほどなぁーと思うのですが、
矛盾点とかあまり気にならずに見ていましたw

ラストですが、あの距離ではシドを撃つことも、
未来の自分を撃つことも、ラッパ銃(射程距離が短い)では
ムリだったのもあって、あのラストだったのかな?
と思うのですが。
miyuさんへ (KGR)
2013-01-18 14:36:29
「ジュン」でしたか。
Jen と書いてる人もいましたがどちらにしてもBeatrixより短いです。

>ラッパ銃(射程距離が短い)ではムリ
確かに。
15mでしたっけ。
でもあの直前にキッド・ブルーが、ガットガンだっけかな、
射程の長い威力のある銃を持ってきてたから、
それを使わせる方法もありました。

興行的には映画の通りでいいのでしょうが、
ジョーがシドを撃つ方が意外で且つカオス的で、
タイムトラベル物としては良いと思います。

撮ってなきゃしょうがないですが、別エンディングがあって
そうなっていたらおもしろいのに。
ラストの問題 (クマネズミ)
2013-02-06 21:10:14
今晩は。
さすがに細かい点までよくご覧になっておられるのですね。「未来のジョーが現れたときは何ともなかった右耳が、ジョーがアパートで撃たれて怪我した後は未来のジョーの右耳が欠けている」ことは気が付きませんでした。
なお、拙ブログのコメントでも申し上げたのですが、おっしゃるように、「ジョーが事態を終結させるためにシドを撃ち、レインメーカーは存在せず、従って未来のジョーが30年前に送り込まれることはなく、未来のジョーは消え去る」ことになれば、ジョーのルーパーとしての仕事は存在しなくなり、従って金・銀の延べ棒を蓄えることもできず、中国に渡ることもできず、妻に出会うこともなくなってしまうのではないか、とも思われるのですが?
クマネズミさんへ (KGR)
2013-02-07 00:10:08
ループが頻繁に閉じられるようになり、ルーパー仲間のセスがオールド・セスを殺し損ねたとき、
レインメーカーがルーパー組織をつぶすため、全部のループを閉じようとしていると言っていたと記憶します。
つまり、レインメーカーは元々のルーパーの仕組みを作った人物ではなく、敵対する勢力か実権を握った新しいボスで、ルーパーの仕組みをつぶそうとしていると理解しました。
レインメーカー(シド)の記憶では、母を殺したルーパーが判然とせず、全部のルーパーを抹殺することで復讐しようとしているのではないでしょうか。
そのことで母が殺されなかったことになるのかどうかはよくわかりません。
タイムパラドックスはうまく処理しきれておらず、台詞でも「とにかくややこしいんだ」みたいなことで片づけてました。
Unknown (クマネズミ)
2013-02-07 05:55:07
お早うございます。
おっしゃるように、映画では、「レインメーカーがルーパー組織をつぶすため、全部のループを閉じようとしていると言ってい」ました。
ただ、一方で「全部のループを閉じ」るためにはタイムマシンを破壊すればよく、他方で「全部のルーパーを抹殺する」ためにはタイムマシンが必要というパラドックスが生じてしまうのではと思えてきて、「とにかくややこし」くてお手上げです。
クマネズミさんへ (KGR)
2013-02-07 11:42:03
どうしてもタイムパラドックスからは逃れられませんね。

ジョーにしても、オールド・ジョーを逃した世界とオールド・ジョーを殺した世界の両方がありましたし、
ブルース・ウィリス自身が「とにかくややこしいんだ」と言ってました。

確かに、タイムマシンを壊しちゃえば組織の悪行は阻止できますが、
レインマンの意図がはっきりしないところも見る側を混乱させる要因です。

どこまでの矛盾を許容するか、製作側にとっても見る側にとっても難しいところです。

「ループを閉じる」は隠語で「ルーパーが未来の自分を殺す」ことで、ループさせないことではなかったと記憶します。

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