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裁判員制度始まる

2009-05-21 14:07:29 | 政治経済
裁判員制度については、憲法論議から現行法上の問題点、
そして何となく嫌だといった感情論まで多くが議論されている。

議論されること自体はいいことではないか、と思っているが、
マスコミの論調(特に情報バラエティ番組)が、
どういう場合に辞退できるかに終始しているのはいかがなものか。

模擬裁判などでもいろいろい問題が出たようだから、
そう言った本来裁判とはどうあるべきなのか、
今までの裁判はどうであったのか、
裁判ではどういう観点から見るべきなのか、
と言ったことを述べた方がいいのではないかと思う。

それから、担当する事件は死刑適用もある重大事件と言うか、
凶悪事件だから、担当した裁判員のメンタルケアとか、
取り調べの可視化とか言うべきことはいっぱいあると思うけど、、、。

取り調べだけでなく、裁判の公開も議論した方がいいように思うがどうか。
これは、現在の傍聴制度では不十分と考えているからですが。

議論はいいことだとは書いたが、ひとつだけ触れておくと、

早わかり!「裁判員制度」ってどんな制度?

の中で書かれている
>「食わず嫌い」は禁物。
はいいとして、
>「トライ・アンド・エラー」の精神が必要!と、言えそう。
は表現として不適切。
記事の中では
>(制度の)使い勝手の悪い部分は手直ししていく、
と言う意味で書かれてはいるのだが、
裁判そのものが「トライ・アンド・エラー」の印象を与える。

それに本来トライ・アンド・エラー(正しくはトライアル・アンド・エラー)とは
試行錯誤のことで裁判と言う重要な制度が試行錯誤では困る。

また、かかわった裁判については守秘義務があって語ることができない。

とすると、ほとんどの人が初めてで予備知識もないままに経験するわけで、
また過去の積み重ねも裁判所には情報が残るだろうけど、
裁判員側には何の情報も蓄積されないし、議論もできない。

制度の使い勝手がいいのも悪いのも、どういう問題があったかなども
一切表に出ることなく制度が進められていくわけで、それが果して
トライ・アンド・エラーになりえるのかは大いに疑問だ。

なお、逸れついでに逸れると、試行錯誤は英語では「trial and error」で、
トライ・アンド・エラーはいわば和製英語で、
「trial」は「try」の名詞形であることに異論はないけれども、
「try」を名詞として使う用法もあるようだ。

さて、話を下世話な方にもっていくと、繰り返しになるが、
マスコミ、特にTV番組では、どういう場合に辞退できるかに議論が終始しているが、
どういう人が裁判員にふさわしいかどうかはあまり触れられていない。

反対論にある素人は裁判から外すべきだという意見は乱暴だが、
あまりにも偏った意見を持った人は裁判から外されるのも然るべきことで、
例えば、
被告がどのような犯罪を犯したにせよ、死刑に反対なので絶対に死刑は選択しません、
と宣言するような人や、
検察が十分調べたんだろうから、証拠調べなんか必要ない、サッサと結審しましょう、
というような人は忌避されるべきでしょうし、実際に忌避されるでしょう。

そのほかにも裁判員に不適格な人はいるでしょうけど、
事前にはわかりようもないから、呼び出されて(たぶん裁判官の面接を経て)
初めて分かるんでしょうから、意気揚々と出かけて見れば、
何問か聞かれて、はいご苦労さんでした、となる人も出ることでしょう。

現行法ではそう言うケースも含めて守秘義務があるんでしょうから、
どういう質問が出るのか、どういう答えをすると外されるのかは
分かりようがないでしょうけどね。

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