朧雲/横山和俊
聴いて頂いてますでしょうか^^/
聴きたいと思ってますでしょうか?
たくさんの「感激」と評判だった舞台『朧雲』
(
無事昨日で終演しましたね♪お疲れ様でした〜〜^^b
さっそく朧雲ロスがちらほら・・・
そんな時はこのサントラはいかがでしょうか\^皿^/
ということで横山視点で楽曲解説を始めます♪のんびり加筆方式で^^
※舞台で使用された全曲は収録されてはおりません。
でも流れは解ると思います♪
タイトル:朧雲
アーティスト:横山和俊
作曲・編曲・演奏:横山和俊
品番:YKCP-0008
発売元・販売元:横山企画室
定価:2,500円(税込)
発売日:17.5.11
購入方法
・横山和俊が主に出演するライブ会場にて
・Entertainment Live Bar☆Starsにて(〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-15-6 ヒーロービル1F)
・LOVE&ROCK STORE ※通信販売予定
収録曲
01:プロローグ
(プロローグ使用、M1)
当初の台本はバトルシーンから始まる予定でしたが、ギリギリに冒頭の魔女エピソードが追加されました。
なので『果てしない海』から「魔女#1」を解体して作り始めました。
そして書き下ろした勢いのある曲へと続きますが、無骨で荒々しさを出したかったのでパーカッシブな感じになりました^^
飛鳥真が「やってやろうじゃねえか!」の決めセリフでこの曲という流れは、観た僕はサブイボ出ました〜^^bオープニングダイジ
そして更に展開するラスト部分(胡蝶が出て来て舞うシーン)。
ナレーションで前回の解説がされるんです。
なのでこの部分は前作の『雨音』もメインテーマを一度解体し(鍵盤の左手パートを変奏し、それを聴きながら別のメロを決め)似ているようで違う曲が出来ました♪
このメロは今回のメイン「朧」のフレーズにしようと決めました^^b
02:宴
(第7場使用、M5)
今回の『朧雲』ではこの曲から作り始めました♪僕にとってのM1というわけです^^
壊れたピアノ系の音(プリペアド・ピアノ)をパーカッションにしてから想像を膨らませました♪
そして鬼といえば舞台『虹の彼方へ』が先の作品としてあるわけなので、その中に出てくる宴のシーンとリンクさせなければと思いました^^
「鬼の先祖が踊っていた宴曲が後世ではこうなっている」と勝手に決めて、リンクさせた曲を創りました♪伊藤愛さんに感謝
勝手に作ってしまったわけですが、胡蝶役の華湖さんは実際にその作品に出演されていたので、「ピン♪」ときたと勝手に思ってます^^
(お話したら意外や意外、近い方とライブして舞っていたようで・・・なんかありましたらヨロシクお願いします^^/)
そして実はカーテンコールにも使用予定でした♪使われませんでしたが^^
03:飛鳥の願い
(第9場使用、M8)
実際には第8場にも使用されたので、2回流れましたね^^v
この曲での原口さんからの指示は「虹の彼方へテーマソング」とありました。
そこで何回か聴いてなんとなく鍵盤で探って自分好みで弾いたらこんな曲になりました^皿^伊藤愛さんに感謝
自分メモとしては「果て海の星空風」「楽器はピアノ以外で何か?」とありました。
笛でメロをやってみたんですが、なんか時代劇だったので諦めてピアノになりました^^;
でも笛の片鱗はうっすら残ってます♪
既存の楽器じゃなく和風の♪とか創作前は思っていましたが・・・シーンが曲を呼ぶので自分のこだわりは融通が利くようになりました^皿^v
04:戦い(飛鳥人質)
(第9場使用、M9)
仮タイトルは「戦い2」でした。
バトル系の曲としてまずどうしようか?と思い、果てしない海の「和国vsオルメカ」から最初の曲の音を使おうと決めました。
なのでテンポは同じです。
でも更に疾走感を出したかったので、イントロから始まるシンセのフレーズを乗せました♪
あとは台本を読みながら物語の展開に合わせて曲も展開するという手法で曲にしました^^b
05:名無し刺される
(第10場使用、M10)
仮タイトルは「戦い3」でした。
なんとなく鬼目線のバトル系曲はプロローグでも使ったこの曲かなと思い使用しました。
でも地味に変えてあります^^b
例えば曲の最後あたりのアレンジとか♪
例の鍵盤で言う左手パートはなくして、「雨音」から「名無し」さんに重きをおいております^皿^
06:空
(第11場使用、M11)
原口さんからのリクエストは「遥かなる空のテーマソングのフレーズを混ぜる」。
そしてその後「果てしない海のテーマソングのフレーズを混ぜる」とのこと・・・
これは作品として時系列で言う『朧雲』の次の舞台『遥かなる空』とリンクをしなければならないのです。
そして果て海からはやはり「星空」でしょう♪
そこで「星空」のテンポで「遥かなる空」風の曲も作って(←作り方は上記を参照♪)メドレーにしました^^伊藤愛さんに感謝
始まり方は「ふぁ〜〜〜」ってシンセから始まりますが、マイナーコード展開・・・そしてユウト君ギターの「星空」へと・・・
因にこの「星空」パートではピアノメロを新たに弾いて、アコギと絡んでおります^^b
(やっぱ鍵盤楽器だけだと個人的に飽きるので、弦楽器の音って大事だなぁって思います。)
07:意味ある犠牲
(第12場使用、M12)
当初は作る予定はありませんでしたf^^ギリマデジカンガアッタノデ
妹の飛鳥の事を想う飛鳥蘭のシーンなんですが、もし原口さんならこのシーンに「鎮圧」を選ぶんじゃないだろうかと勝手に想像しました^^
なのでその曲を解体してセリフ展開でアレンジを変えて作りました♪
この曲もですが・・・一発OKでした^^b
08:決戦1
(第14場使用、M13)
このシーンにまた04を使いました。
作りながら気が付いたんですが、「目線」と思ってましたが「勢い重視」の戦いにはこの曲かなと^^
ここで2/18に出演してくれた関口君演じる飛鳥蘭が死ぬのですが・・・
最終ゲネ前に関口君に聞きました。「こういう曲になりましたが、どんな死に様になりましたか?」って^^
「かっこいいです!」と自信持って言ってくれました^^人^^
僕も観て、泣きました^^b
09:決戦2
(第15場使用、M14)
このモチーフは当CDでは3回目ですねd^^v
ある意味『朧雲』のテーマ曲なのかもしれません。
そして創作後半に気が付きましたが、「がっぷり四つ」な戦い用の曲なんだなぁって思いました^^
そして曲の後半ですが、鬼の末裔達がどんどん死んで行くので終わり方を変えています・・・悲しい
10:決戦3−1
(第16場使用、M15−1)
そろそろ戦いも佳境のシーン。
曲のテンポはどんどん遅くなります^^ソノホウガオモイ・・・
書き下ろさず『果てしない海』から「死」を編曲しようと決めました。
人が死ぬとき・・・このピアノフレーズが個人的にグッと来ちゃうんです^^
大友〜ここで死ぬのか〜〜
11:決戦3−2
(第16場使用、M15−2)
「怒り沸点」なスタートを意識しました^^
この曲も元は「死」です。
怒りと悲しみと優しさと・・・意外と愛がある曲だと勝手に思ってますf^^
妻の鏡花が死ぬシーンなので、印象的になればと思いました♪
ラストのノイズ残しはセリフ時間によってどうなるかわからなかったので、独自に伸ばしておきました。
実際はフェイドアウトしてました♪
12:決戦3−3
(第16場使用、M15−3)
二部構成の曲です♪♪
前半は東都のリーダー原口さん演じる和雲が飛鳥を斬ってしまうシーン。
このシーンは『果てしない海』の「戦い(王の間)」とリンクするのでそこからアレンジしました。
個人的には元々大好きな曲ですし^皿^
シチュエーション、時代が変わろうと、変わらない感をリンクさせてます。
大詰めほどテンポは遅くなるバトル曲^^
そして後半のピアノ曲は、M6「空」の前半部分です。(キーやテンポを変えると印象も違う♪)
そして飛鳥が死ぬ前に名無しに言うセリフ「生まれ変わったら・・・」という事で「希望」も弾きました・・・切ない
13:飛鳥真の死
(第16場使用、M16)
西都のボス森田さん演じる飛鳥真の絶命シーン。
個人的には創作前半に創りました。大事なシーンなのでこれが見えたら全体が見えると思いましたので^^b
クライマックスで約1分のシーンということで・・・
魔女に裏切られた?そして「俺が死んでもまた次々に現れる・・・生き地獄だ!・・・」のくだりで「リチャード王の死」をモチーフにするべきだと思いました^^
これは「オルメカ国」の曲だと思いましたが、今回創作していて気が付いたのですが・・・
原口さんの伝えたいことを、僕の音楽、メロディー、音響でもリンクさせなければと思いました^^
(こっそりオルメカで使用した鐘系の音色は、今回創った曲では使いませんでした♪)
なので「テーマに応じた曲」なのだとしました^^/
裏話・・・
原口さんOKが早々に出ましたが、M12を今回の最後に創った後に続けてこの曲を聴いて・・・
「少し地味すぎる・・・森田さんの熱演で問題ないとは思うが・・・」
そして横山はマスタリングという作業で、本来やらないダビングをしました^^
「派手に死なせないけど、地味過ぎない散り方」を音で表現しました♪
そんな話しを初日の楽屋でお話したら、原口さんも森田さんも「そのこだわりが素敵です♪」をおっしゃってくれました^人^
音楽無くても素晴らしい死にっぷりでしたがね^^b
14:王になる
(第16場使用、M16.5)
元々指定がなかったのですが、魔女絡みのシーンなので「魔女#1」を解体して作り直しました。
結構ポイントになる曲です^^
15:新しい世界
(第17場使用、M17)
東都の勝利に沸くシェルターでのシーン。
ということで、『果てしない海』から「未来」を元に全体的に和風に変えました♪
これもテーマがリンクしているわけです^^
そして今回気が付いたことですが・・・
「東都」目線で最初は台本を読んでいたのですが、実際に音を創り始めたら「西都」目線だったんです^^
「全体的に荒々しく」というサウンドも結局鬼目線と言いましょうか。
なのでこの曲は素直に「希望的」とメモで書いたように東都目線で創りました・・・このあとに来るモノの為に^皿^
16:クレアの死と黒田伸介の誕生
(第18場使用、M18)
ビックリシリーズ第一弾^^
名無しがねぇ!!!!って感じの超大切なシーンです。
『果てしない海』でも黒田伸介シーンはありましたが、今回のシーンではどうしようか・・・と悩み、Rec後半に創りました。
横メモでは「まわれまわれ〜」のノイズ、歪んだ音色で朧メロ
そこで「決戦」を解体して作り直しました♪
個人的な重要ポイントは、「黒田伸介。代わりに・・・」というくだりで、例のユウト君が作ったギターノイズが出るという算段でした^^b
ここで人格が変わるというような音を表現しようとしてます♪
「守れなかった・・・」という部分でテーマメロも絡ませ、最終的には雨宮さん演じる伸介の高笑いに呼応するようにノイズもピッチを変形させて作り変えてます♪
そしてさりげなく魔女のニュアンスも・・・
短くも重要な曲です^^
17:新政府
(第19場使用、M19)
沸いている東都の初代大統領就任式。
そこでファンファーレ的な導入部からの「あやしい」雰囲気へ・・・
このシーンには以前本編未使用だった『果てしない海』から「新体制」をリアレンジしました^^b
今回のサントラでは東都の印象が西都より薄かった音楽・・・だったように個人的には思うのです。
が、それもこれも全てこのシーンの為と思えてなりません♪
ビックリシリーズ第二弾^^
18:大友の死
(第20場未使用、M20)
創作初期に創りました。
ここまで生きていたのか〜
個人的創作ポイントは「和太鼓の音がする」とト書きにありました。
処刑するクライマックスで盛り上がる和太鼓&音楽も想像したのですが・・・
これを読んで「盛り上げなく淡々と処刑される」惨さな音がいいなと思いました。
なので曲ではありません。
まずは「和国vsオルメカ」をベーシックに上モノをかなりカットして和太鼓系を残し・・・
音響的にはやはり「魔女」が絡んでいるので「魔女#3」を解体して混ぜました^^b
でも残念ながらシーンごとカットされました。
大友〜あそこで死んだのか〜〜^皿^ジカイコソ原田サントシャベッテミタイ
19:エピローグ
(エピローグ使用、M21)
今回はいわゆる『朧雲』メインテーマのように、オープニングとエンディングが一緒の曲というようなイメージが出来なかったんです。
例えばこのラストシーンのセリフは時系列でいう次回作『遥かなる空』とリンクしているわけです^^
なのでこの曲は「フォーマットは『果てしない海』or『蒼の海』のテーマだけど、中身は『遥かなる空』風!!!オリジナル曲(サンクス伊藤愛さん)」
なのでビート感は舞台の雰囲気を意識してます。(『遥かなる空』の導入部ね^^b)
(あとこっそりですが・・・焚き火の音をリズムに変えて地味エレクトロ二カしてます♪)
細かくいうと3部構成の曲で、最初がその革命軍発足の部分。
そして曲としては1分4秒くらいから徐々に盛り上がりを創りましたが、ステージ上でも絶妙な動きがあり・・・
そしてラストに胡蝶が舞う^^b・・・そのメロディーは『遥かなる空』風!!!!!の曲で終わる^^b
(この部分もDVD『遥かなる空』をご参照下さい♪)
音楽とセリフと演出の一体感で終わるのでした・・・
最初は5曲くらいの参加予定だったのに、あれよあれよと創りたい(べき)曲が増えまして♪
もうちょっと時間があったら全曲やってたと思いますf^^
何度もご一緒している役者さん、初めての役者さん・・・
それぞれの役柄の出生、人生、生き様・・・
そんなことを想い巡らせて楽しく音楽を創らせてもらいました♪
僕の自由な発想の曲を、全て一発OK下さった・・・
製作総指揮の原口勝さんに改めて感謝です\^^/
引き続き・・・このサントラを売ろう!広めよう!となります。
既にご購入済みの方は、いかに良いかの宣伝を^^b
これからご購入予定の方は、イメトレ答え合わせを楽しみにd^^
追々通販も始まると思いますが、でもその前に個人的に・・・
(こっそりaki君の20日の高田馬場CLUB PHASEの2回公演で売れせてもらいたい♪
昼の部と夜の部の2回公演・・・来て観てあったら是非)
皆様今後ともヨロシクお願い致します\^^/
長く聴かれる作品になりますように♪
あなたのお耳に届きますように^^/
^^人^^人^^人^^人^^人^^人^^人^^人^^人×∞
追記:配信版も出ました♪
加筆お待ちしております^ ^
『TAGout_#2』聴いてましたが、一旦『朧雲』に切り替えます♪
OPから、ドキドキゾクゾクしまた〜!
常連さんもヤバい、ヤバイよ!の連続で…
横山さんも、アレ習得してステージで披露してほいしいです!
舞台は残念ながら観に行けてませんが、曲たちはもちろん聴きたいと思ってますよー!!
購入したら、横山さんの解説読みながら観に行った気になれれば!と思います(`・ω・´)
楽しみにしてますね♪
楽しんで解説読んでいます^^
そりゃあ、横山さんも、わかんなかったです→えー!ってなりますねwwホントすぐわかりそうなのに!ww
てか、読んでて、加筆されてないかなぁ?と更新ボタンを押すと更新されていたので、うきうき読んでます♡ありがとうございます♡
舞台は、1回しか見ていないけど、ホントに今回1番ツボで、横山さんの文字を見ていると、思い出して、とても嬉しくなりました♡
いろいろ前作との繋がりもわかったので、聞きながら読んで、更に高まってます♪ww←
良きお誕生日でした♡ありがとうございました♡
今回もまた渾身作ですね。解説を読んでて かける思いの強さが伺えます♪
個人的に今回サントラのみの入手予定なので
今まで創った楽曲たちがどういうふうに(音として)繋がるのか?
というのをとても楽しみにしていたんですが…
まさか曲解説でここまで詳しく書いてくれるとは♪
気になるワード、こだわりのワードがたくさんありますね〜^人^嬉
「盛り上げなく淡々と処刑される惨さな音がいい なと思った」と
「焚き火の音をリズムに変えて地味エレクトロニカ」という一言には
読みながら おおぉぉぉ@@さっすが〜!! と思わず感嘆(笑)
入手待ちなので聴ける時を楽しみにしてます♪
その時は、ぜひまたこの解説を読みながら楽しませていただきたいと思いまーす^^/
(こっそりと、20日にあったら是非買いたいです〜^人^)
合ってるかは分からないけどヤバイ!カッコいい!とか、うぁ、、、すごい(ジーーン)とか勝手に感動してしまいました。前回観れたことも想像出来る要因だと思いますが、説明が上手すぎます。
実際聴いたらもっとイメージの枠を越えてるんだろうなぁ♪
それにしても舞台音楽を創る方ってみんなこんな感じなんでしょうか
そんな細部まで入り込めるなんて。「元々
役者を目指してたんですけどね、音楽の道を選びました」てゆう人みたいです。単純な例えですみません(笑)
演技への神経の使い方が凄すぎて。
早く答えあわせがしたいです!
あと、新潟のお写真がかっこよすぎてズルい(笑)なんで若返ってゆくんですか。もっと老けて下さい(嘘)^ ^
この舞台は観られませんでしたが、サントラ聴くだけでも世界が広がりました。
そして『果てしない海』を観劇した私としては、果て海との繋がりに感動!!でしたよ〜!
同じようで全く違う感じを受けた曲が多く、一粒で二度…いや、何度も楽しめてます♪
改めて思いましたが、「魔女」シリーズは伸びしろがありますね。
そして「星空」や「希望」などの曲が今回の『朧雲』でも使われてますが、この使われ方も本当に絶妙でした。
特に「空」の中での「星空」への繋ぎが最高です!
果て海での超大作「死」も、今回の「決戦」シリーズで大活躍でしたね。
あのピアノフレーズは本当にグッときます。
メインの「朧」フレーズも耳にずっと残ってますが、今回はオープニングとエンディングが別テイストということで、エピローグもグッときました。
曲の流れが素晴らしく、とても良い締まり方で。
舞台を観ていなくてもこんなに感情が溢れてしまったので、観ていたらもっと凄いことになっていたはず…
舞台のサントラでこんなに感動したの、横山さんの作品群が初めてです。
10月の舞台も期待してますね!
長くなってしまいましたが、こっそりと失礼いたしました〜(^^)/